この記事を読んで分かること☝
- 各ハウスメーカー二世帯住宅の坪単価
- 各ハウスメーカー二世帯住宅の間取りの特徴
- 大手ハウスメーカーの二世帯住宅事情
- ローコストハウスメーカーの二世帯住宅事情
- 二世帯住宅のオススメハウスメーカー
- ハウスメーカー選びのポイント
「二世帯住宅のおすすめハウスメーカーといえば?」と聞かれた際、一般的に上がる名前としては、へーベルハウスやセキスイハイムですよね。
でも、ハウスメーカーは、他にもたくさんありますし、何より二世帯住宅は高額です。
すべての方が、へーベルハウスやセキスイハイムで建てることのできる予算を用意しているわけではないですし、もっと色々な角度から二世帯住宅を検討した方が、あなたの希望にあった二世帯住宅を建てることができます。
そこでこの記事では、下記について解説させていただきました。
- 二世帯住宅を検討するためのポイント
- 大手ハウスメーカーの二世帯住宅
- ローコストハウスメーカーの二世帯住宅
- 二世帯住宅オススメのハウスメーカー
大手ハウスメーカーとローコストハウスメーカーの金額的な境目は、3,500~4,000万円ですね。
- 4,000万円以上の予算⇒大手ハウスメーカーの二世帯住宅
- 3,500万円以下の予算⇒ローコストハウスメーカーの二世帯住宅
この大手ハウスメーカーとローコストハウスメーカーの価格差の要因となっているのは、坪単価の違いもありますが、大手ハウスメーカーの二世帯住宅は施工面積が大きすぎます。
つまり、大手ハウスメーカーは
- 坪単価が高額
- 施工面積が大きいため総費用も高額(施工坪数×坪単価)
- 広い土地が必要なため、土地取得費用も高額
これら3つの要素により、大手ハウスメーカーの二世帯住宅は圧倒的に高額です。(それだけ高額ですから満足度も比例して高くなりますが)
ですから大手ハウスメーカーで二世帯住宅を検討するなら
- 家の価格として5,000万円以上の予算がある
- 土地の広さは80坪以上ある
ということが条件になります。
一方、ローコストハウスメーカーについて昨今に値上げの影響もあり、2,000万円台で二世帯住宅を建てるなら
- アイダ設計
- タマホーム
の2社は外せない状況です。予算を抑えたい方は、この2社+αで検討されることをおすすめします。特にアイダ設計は、木造の賃貸建築も手掛けており、プライバシー対策のノウハウを持った二世帯住宅に強いハウスメーカーです。
実際に建てる二世帯住宅は、大手とローコストでどちらが良いとか悪いとかありません。ちなみに私はローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てて、10年暮らしています。ローコストだからと言って、家の仕上がりは特に問題ありませんよ。大変満足しています。
私も経験しましたが、二世帯住宅の検討は、すごく難しいです。なぜなら、世の中に出回っている「二世帯住宅の情報が、普通の戸建と比較して明らかに少ない」からです。
漠然と完全分離や部分共有というイメージは持っていても、実際に建てるとなった場合
- 「予算はどうなのか」
- 「どういう間取りが良いか」
など情報が少ないです。
当然ながら予算内に収まらなければ、どんなに良い二世帯住宅であっても建てることはできません。
かといって、予算を抑えた完全同居だと二世帯生活に問題が生じることは、火を見るよりも明らかという状況の中、悩まれていることと思います。
この記事では、各ハウスメーカーが二世帯住宅に対して、どの程度、力を入れているのか、という部分をまとめています。
この記事を読んでいただき、あなたにとって理想の二世帯住宅が建つことをねがっています。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
- 大手ハウスメーカーの二世帯住宅【価格帯:4,000~6,000万円】
- 大手ハウスメーカーの二世帯住宅 まとめ
- ローコストハウスメーカーの二世帯住宅【価格帯:2,000~4,000万円】
- ローコストハウスメーカーの二世帯住宅 まとめ
- 二世帯住宅が求められる理由
- 二世帯住宅に必要な土地の広さは?
- 二世帯住宅の土地選びのポイントは?
- 二世帯住宅に強いハウスメーカー選びの重要ポイント4選
- 二世帯住宅に必要な延床面積は?
- 二世帯住宅のネガティブな情報は少数派
- 二世帯住宅のメリット・デメリットを理解する
- 住宅展示場に二世帯住宅のモデルハウスはある?
- 戸建てをリフォームして二世帯住宅にするのはあり?
- 二世帯住宅の情報収集は、「カタログ」と「このブログ」がおすすめ
- 二世帯住宅の検討 まとめ
- 二世帯住宅の検討で失敗したくない方は「一括資料請求」もしくは「相談窓口」の利用がオススメ
- ハウスメーカー選びに困ったら「住まいの窓口」がオススメ
大手ハウスメーカーの二世帯住宅【価格帯:4,000~6,000万円】
大手ハウスメーカーの価格と二世帯住宅の完成度の一覧です。
詳細を知りたい方は、各ハウスメーカーの詳細欄をご覧ください。
ハウスメーカー | 価格帯 | 間取り | 参考坪単価 |
---|---|---|---|
ダイワハウス | ☆☆ | ☆☆☆☆☆ | 70~200万円 |
へーベルハウス | ☆☆ | ☆☆☆☆☆ | 70~150万円 |
積水ハウス | ☆☆ | ☆☆☆ | 70~140万円 |
セキスイハイム | ☆☆ | ☆☆☆☆☆ | 60~100万円 |
住友林業 | ☆☆☆ | ☆☆ | 60~100万円 |
三井ホーム | ☆☆☆ | ☆☆ | 60~100万円 |
一条工務店 | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | 50~90万円 |
パナソニックホームズ | ☆☆☆ | ☆☆ | 70~150万円 |
トヨタホームズ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | 50~100万円 |
ミサワホーム | ☆☆ | ☆☆ | 60~150万円 |
スウェーデンハウス | ☆☆ | ☆ | 75~100万円 |
二世帯住宅の完成度ならダイワハウス、へーベルハウス、セキスイハイムがオススメです。大手ハウスメーカーで目指すべき二世帯住宅は、ずばり「資産価値の高い(将来、賃貸として利用できる)」二世帯住宅です。
具体的にいうと縦割りの完全分離型 二世帯住宅です。
それぞれ公式ホームページのURLを載せておきますので、カタログ請求される方は、こちらからどうぞ。
【ダイワハウスの二世帯住宅 カタログ】
【ヘーベルハウスの二世帯住宅 カタログ】
※ページの2,3,4行目に二世帯住宅のカタログがあります。
【セキスイハイムの二世帯住宅 カタログ】
<こんな状況の人が、実際にカタログ請求を利用しています☝>
二世帯住宅の検討で「何から始めればいいのか分からない」という方は、ハウスメーカーの調査も兼ねてカタログ請求してみてはいかがでしょうか。得はあっても損はないです。
情報量=成功する二世帯住宅
大和ハウス工業の二世帯住宅
坪単価:70~200万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:◎
ポイント
ダイワハウスの家づくりでは、「ライフミーティング」と呼ばれる専門スタッフによる施主からの聞き取りをもとにプランニングをしています。
二世帯住宅では、親世帯、子世帯から聞き取りを行い最適の提案をしてもらえます。
また、ダイワハウスは、1960年から二世帯住宅を販売しており、そのノウハウを最大限に発揮しています。
- プライバシー対策
- 子育て・介護の適した間取り
- 二世帯住宅で不足しがちな収納
- 将来に向けた賃貸対策
など、理想の二世帯住宅の新築に必要な情報をすべて持っています。
ただ、難点は価格が高額ということで、予算に余裕のある方は、ダイワハウスの二世帯住宅を検討してみてはいかがでしょうか。
ダイワハウスの間取り
延床面積:157㎡
玄関と浴室が、共有型の二世帯住宅です。
キッチンやトイレは、別々にあり普段の生活でプライバシーの問題はないですね。玄関は良いとして、浴室を共有にすることは、意見が分かれそうです。
確かに光熱費のことを考えれば、水やガスを使用する浴室は、共有にした方が、コストメリットはあります。
「銭湯に行く感覚」を持つことができれば、問題なさそうですが、潔癖の方は難しいでしょう。
ダイワハウスでは、様々な二世帯住宅のパターンを取り揃えていますので、相談してみてください。
二世帯住宅の暮らし|間取りと暮らし方|注文住宅|ダイワハウス
旭化成ホームズ(へーベルハウス)の二世帯住宅
坪単価:70~150万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:◎
ポイント
へーベルハウスは、1975年から二世帯住宅を販売しており、47年分のノウハウを蓄積しています。また、1980年には、二世帯住宅研究所を設立しており、これまでにへーベルハウスで二世帯住宅を建てた方から聞き取り調査を行い、その内容を家造りに反映させています。
長年蓄積した統計データをもとに造る二世帯住宅ですから顧客の満足度も高くなっています。
へーベルハウス調べでは
- 親との同居満足度:91%
- 孫の同居満足度:90%
- 介護時の安心度:98%
となっています。検討時のカタログ内容が充実していますので、カタログ請求はオススメです。
ヘーベルハウスの間取り
延床面積:157㎡
上下横割りの完全分離型です。1階スペースは若干狭さを感じますが、夫婦二人であれば、問題ないです。
2階の間取りは、すごく工夫されていると感じます。特にLDK24.7畳を確保できているのは大きいです。私の暮らす二世帯住宅のLDKは約12畳でかなり狭く感じます。家族4人が集まると窮屈です。
4人家族のLDKは、20畳以上あった方が良いと実感しているため、24.7畳は非常に良いです。二世帯住宅の場合、スペースが限られてしまうので、こういった間取りのアイデアはありがたいですね。
積水ハウスの二世帯住宅
坪単価:70~140万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅専用のカタログ:なし
二世帯住宅の経験値:〇
ポイント
「カゾクトカゾク」と銘打って多世帯の住宅を展開しています。
- 暮らしのシーン×家族の距離感(家族の重なりを考える)
- GOOD IDEA!30(多世帯暮らしをスムーズにするアイデア)
- カゾク・ト・カゾク TECH(多世帯住まいの技術)
の3つを基本の考え方としています。
ただ、正直な感想としては、ダイワハウスやへーベルハウスと比較して、積水ハウスは二世帯住宅にそれほど力を入れていないように感じます。
積水ハウスの間取り
この間取りプランは、二世帯住宅というよりは、シェアハウスというイメージがぴったりです。寝室以外は、すべて共有という完全同居に近い形ですが、それぞれの生活サイクルが異なっても困らないような造りです。
親世帯と子世帯でオープンな雰囲気のご家族に合いそうな二世帯住宅です。
まさにシェアハウスですね。
ただ、シェアハウス(別荘)としては良さそうですが、そこでずっと暮らすとなった場合、難しい側面もあります。
二世帯住宅で暮らしていると家族の関係性も変わってきますので、その時、どう対応できるのか、プライベートスペースをどう確保するのか、将来的なことも考える必要があります。
上下完全分離の二世帯住宅家族の将来も見据えた家 | 建築実例 | 戸建住宅 | 積水ハウス
積水化学工業(セキスイハイム)の二世帯住宅
坪単価:60~100万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:◎
ポイント
セキスイハイムでは、自社の調査研究機関「住環境研究所」のデータをもとに二世帯住宅のプランニングをしています。セキスイハイムのオリジナル二世帯住宅「隣居スタイル」がまさにそれです。
調査質問データ
- 「同居家族との交流」において工夫したことは?
- 各世帯で持った方が良い空間・設備は?
などの結果により二世帯住宅を考えています。
ホームページにも二世帯住宅のことが詳しく説明されていますので、セキスイハイムをご検討の方は、とりあえずホームページだけでも見られてはいかがでしょうか。
セキスイハイムの間取り
延床面積:193㎡
完全分離型の二世帯住宅です。延床面積が193㎡となっており、ゆったりとした間取りです。1階には客間もあって、二世帯住宅としての完成度は高いです。
坪数にすると60坪ほどですから、坪単価を100万円と考えると6,000万円です。
確かに良い間取りですし、セキスイハイムの二世帯住宅の完成度は高いですが、問題はイニシャルコストをどう考えるかですね。
住友林業の二世帯住宅
坪単価:60~100万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:なし
二世帯住宅の経験値:◎
ポイント
居心地を考えた「コアLD」+一緒に助け合う「シェア空間」を基本の考え方として、二世帯住宅を展開しています。
ラインナップとしては
- 独立タイプ2階建て(横割り二世帯住宅)
- 独立タイプ3階建て(横割り二世帯住宅 1階:親 2・3階:子)
- 隣居タイプ(縦割り二世帯住宅)
- 独立タイプ平屋(横割り二世帯住宅 平屋)
があり、ホームページ上で間取りも確認することができます。
ただ、二世帯住宅のノウハウについては、それほど多くないと感じます。
住友林業の間取り
延床面積:148㎡
平屋タイプの完全分離型 二世帯住宅です。
土地の広さがあれば、平屋タイプの二世帯住宅はオススメです。2階⇒1階への騒音を心配する必要もないですし、通常、2階には子世帯が暮らしますが、常に2階へ物を運ぶというのは、結構な負担です。
駐車場を考えれば、土地の広さは、100坪近く必要なことと収納スペースをどう考えるかですね。
今ドキの二世帯住宅 成功への5つのデータ|ikiki(イキキ)|住友林業の二世帯住宅
三井ホームの二世帯住宅
坪単価:60~100万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:〇
ポイント
Twin Family「iiiトワイ」をシリーズ化して、二世帯住宅を販売しています。
間取りは、親世帯と子世帯で玄関の場所を離すなど、プライバシー対策を十分に考えた設計です。
三井ホーム特有の強みは感じませんが、家自体の技術力や提案力は十分にあります。
三井ホームの間取り
延床面積:225㎡
完全分離型の二世帯住宅です。延床面積が225㎡ということで、かなり大きな二世帯住宅ですね。
三井ホームは、防音対策として、2階の床に高い衝撃吸収性を持つ振動パッドを用いています。木造住宅は音が響きやすい傾向にあるため、しっかり音対策をされていると感じます。
ただ、225㎡は、さすがに大きすぎます。坪数でいうと68坪ですから、坪単価が80万円としても5,000万円を超えます。また、80~100坪の広い土地も必要です。家が大きく土地も広いとイニシャルコストも高く、また固定資産税などのランニングコストも高額になりやすいです。
間取りが広くて、防音対策もしっかりされている二世帯住宅は理想的ですが、予算の問題をどう解消するかですね。
一条工務店の二世帯住宅
坪単価:50~90万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:〇
ポイント
一条工務店では、「みんなの幸せ、叶える二世帯」ということで、二世帯住宅特集のカタログを希望者に配布しています。
そこには
- 会いたい時に会える、安心で快適な暮らし
- 四世代が住み継ぐ、やさしい平屋
- 将来、住めば住むほど得する二世帯
- 家族の心を、自由につなぐ強い家
- 豊富な設備で、一緒に嬉しい
- 解放感のある家で、ひとつの家族に
という実例が紹介されています。気になる方は、資料請求してみてはいかがでしょうか。
一条工務店の間取り
一条工務店は、二世帯住宅としての商品がないため、決まったプランは提示していません。お客さんの意向に合わせて、二世帯住宅を造り込んでいくスタイルです。
間取りは、3LDKと4LDKの平屋プランですが、二世帯住宅も造れます。また他のハウスメーカーと比較して2階床の構造がしっかりしているので防音の面でも良いですね。
- 他のハウスメーカー2階床:24mmの構造用合板+12.5mmの石膏ボード
- 一条工務店の2階床:32mmの構造用合板+18mmの石膏ボード
我が家の近所でも一条工務店で二世帯住宅を新築している方がいらっしゃるので、一条工務店の高機能の家+二世帯住宅というパターンは良いと思います。
一条工務店の二世帯住宅特集|性能を追求する住宅メーカー 【一条工務店】
パナソニックホームズの二世帯住宅
坪単価:70~150万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:〇
ポイント
パナソニックホームズでは、二世帯同居のポイントとして、「大家族を楽しむ」「お互いを思いやる」「みんなで家事楽」を掲げています。
他のハウスメーカーと異なるのは
- 奥さまのご両親と暮らす場合
- ご主人さまのご両親と暮らす場合
それぞれに合ったタイプの二世帯住宅をラインナップとして持っているところです。
独自の調査や長年培ってきたノウハウにより、「家族みんながストレスなく、幸せに暮らせる二世帯住宅」を提案の柱としています。
パナソニックホームズの間取り
延床面積:192㎡
完全分離型の二世帯住宅で玄関の位置も親世帯と子世帯で離れているため、プライバシーに配慮していることが伺えます。
親世帯の1階も洋室が2部屋あり、余裕をもった間取りにはなっていますが、延床面積が192㎡と少し大きめです。
大きいのは良いですが、それだけコストもかかるため、悩みどころではあります。
パナソニックホームズでは、将来的に賃貸として人に貸したいという相談にも乗ってくれますので、賃貸も視野に二世帯住宅を検討することもできます。
二世帯で暮らす家(つどいえ) - パナソニック ホームズ - Panasonic
トヨタホームズの二世帯住宅
坪単価:50~100万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:〇
ポイント
二世帯住宅に対して、トヨタホーム独自のアイデアはないですが、
- 全部共有タイプ
- 部分共有タイプ
- 独立タイプ
- 建物分離タイプ
と一般的に出回っている二世帯住宅を建てることができます。最後の建物分離タイプの補足をさせていただくと、これは隣接・近接した土地に家を2つ建てるというものです。二世帯住宅の開発にあまり力を入れていないように感じます。
トヨタホームズの間取り
延床面積:201㎡
完全分離型の二世帯住宅で上下横割りの間取りとしては、一般的なものです。玄関の位置が親世帯と子世帯で隣同士ですが、それほど気にする必要はないです。
我が家も同じ間取りですが、プライバシーの問題は特に起きません。
この間取りは、201㎡ですが、150㎡でも十分に二世帯住宅を造ることができます。費用的な問題のある方は、この間取りをスケールダウンした間取りでも良いとは思います。
二世帯・多世帯の住まい | 住宅・ハウスメーカーのトヨタホーム
ミサワホームの二世帯住宅
坪単価:60~150万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:〇
ポイント
ミサワホームの特徴は、大収納の「蔵」です。生活スペースに場所をとられ、収納が少なくなりがちな二世帯住宅において、「蔵」の存在は大きいです。
収納スペースを充実させたい方にはオススメです。
ミサワホームは、木造のアパート建築も手掛けていますので、二世帯住宅の重要ポイントである2階⇒1階への防音対策も十分です。
二世帯住宅を建てるなら【大手HM⇒ミサワホーム】【ローコストHM⇒アイダ設計】 床防音の観点で考えてみた - 大器晩成を信じて
また、「店舗併用」や「賃貸併用」の二世帯住宅も提案できますので、二世帯住宅の資産価値を上げたい方は、提案を聞く価値があります。
ミサワホームの間取り
延床面積:149㎡
ミサワホームと言えば、大収納の「蔵」ですね。二世帯住宅は、生活スペースを確保するため、収納が小さくなってしまう傾向があります。
ミサワホームであれば、収納を造るノウハウを持っていますので、収納スペース重視の二世帯住宅をご検討の方には、オススメです。
この間取りも149㎡とそれほど大きくはないですが、しっかり収納スペースが確保されています。
スウェーデンハウスの二世帯住宅
坪単価:75~100万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:なし
二世帯住宅の経験値:△
ポイント
二世帯住宅を検討される際、候補としてスウェーデンハウスを上げられる方は少ないと思いますが、他の二世帯住宅と差別化したい方にはオススメです。
木のぬくもりを感じることのできる欧風な二世帯住宅を建てることができます。
スウェーデンハウスの間取り
延床面積:142㎡
玄関共有の二世帯住宅です。スウェーデンハウスと言うとあまり二世帯住宅のイメージはありませんが、スウェーデンハウスの特色を残しながら二世帯住宅を建てることができます。
お洒落な二世帯住宅を検討したいという方には、ぴったりです。
この間取りもコンパクトにまとまっていて、費用的には良いですね。
静岡県 S邸|スウェーデンハウス<公式>|住宅メーカー・注文住宅|北欧住宅|高気密高断熱|
大手ハウスメーカーの二世帯住宅 まとめ
大手ハウスメーカーの二世帯住宅を調べた結果、どこのハウスメーカーも二世帯住宅に対して、それなりに力を入れていますが、その中でも特に大和ハウス、へーベルハウス、セキスイハイムは、相当な力の入れようです。
この3社に二世帯住宅をお願いすれば、満足度の高い二世帯住宅が建つと思う一方、予算的にはかなり高額となりそうで、4,000~6,000万円が相場となります。
予算が許すなら大手ハウスメーカーで、資産価値の高い二世帯住宅を建てることが理想です。ここで言う資産価値の高い二世帯住宅というのは、「将来、賃貸として利用できる二世帯住宅」のことです。
【大手ハウスメーカーで二世帯住宅を検討する際のポイント】
- 将来的に賃貸物件としても可能な二世帯住宅
- 音やプライバシーの心配がない縦割り完全分離型の二世帯住宅
- 資産価値を念頭においた二世帯住宅
※上記は大手ハウスメーカーならではの検討内容です。大手ハウスメーカーで理想の二世帯住宅を検討するなら「家づくりのとびら」がオススメです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
<こんな状況の人が、実際にカタログ請求を利用しています☝>
「どのハウスメーカーが良いのか分からない」という状況に陥ってしまった方は、まずはハウスメーカーの調査を兼ねてカタログ請求がおすすめですね
ローコストハウスメーカーの二世帯住宅【価格帯:2,000~4,000万円】
ローコストハウスメーカーの価格と二世帯住宅の完成度の一覧です。ローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てるなら金額は2,000万円台で抑えたいですよね。
詳細を知りたい方は、各ハウスメーカーの詳細欄をご覧ください。
ハウスメーカー | 価格帯 | 間取り | 参考坪単価 |
---|---|---|---|
タマホーム | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆ | 34~75万円 |
アイフルホーム | ☆☆ | ☆☆ | 40~75万円 |
ヤマダホームズ | ☆ | ☆☆ | 49~90万円 |
ユニバーサルホーム | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | 50~72万円 |
クレバリーホーム | ☆☆ | ☆☆☆☆ | 50~78万円 |
秀光ビルド | ☆☆☆ | ☆☆ | 40~70万円 |
アイダ設計 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | 32~65万円 |
アキュラホーム | ☆☆☆ | ☆☆☆ | 42~65万円 |
アイ工務店 | ☆☆☆ | ☆ | 60~69万円 |
アエラホーム | ☆☆☆ | ☆☆☆ | 63~86万円 |
ローコストの二世帯住宅でオススメのハウスメーカーは、タマホーム、アイダ設計、クレバリーホームです。
- オススメは、コストパフォーマンス&完成度の高いアイダ設計
- コストはそこそこに完成度重視ならタマホームとクレバリーホーム
ローコスト系の二世帯住宅ならこの3社は、検討の候補にいれることをオススメします。それぞれ公式ホームページのURLを載せておきますので、カタログ請求される方は、こちらからどうぞ。
個人的には、二世帯住宅の場合、大手ハウスメーカーの高額な二世帯住宅よりローコストハウスメーカーによる完全分離型の二世帯住宅をオススメしています。
【アイダ設計の二世帯住宅 カタログ請求】
【タマホームの二世帯住宅 カタログ請求】
【クレバリーホームの二世帯住宅 カタログ請求】
ローコストで二世帯住宅をご検討の方にオススメ記事です。アイダ設計とタマホームを比較してみました。ぜひ、読んでみてください。
タマホームの二世帯住宅
坪単価:34~75万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:〇
ポイント
二世帯住宅専用の商品がないため、「大安心の家」にオプションで機器を追加して、二世帯住宅を造ります。タマホームの二世帯住宅の場合、専用の商品がなくても年間販売棟数が多いため、二世帯住宅の実績は十分にあります。
過去の事例から二世帯住宅のプランを提案してもらえます。
ただ、注意したいことは、二世帯住宅のノウハウは営業マンの力量次第ですから、対策としては、施主自身が二世帯住宅の知識を持って打合せにのぞむことです。
こちらの記事では、私が実際にタマホームで建てた二世帯住宅を詳しく解説していますので、ぜひ、読んでみてください。
タマホームの間取り
延床面積:168㎡
完全分離型の間取りですが、タマホームでは同居型、部分共有型と3パターンの施工が可能です。
他のローコスト系と比較して、毎年の建築棟数が多いため、二世帯住宅のノウハウも蓄積しています。
間取り的には、親世帯の上に子世帯の寝室を置くなど、プライバシーや音対策もしっかりできた間取りとなっています。
アイフルホームの二世帯住宅
坪単価:40~75万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:なし
二世帯住宅の経験値:〇
ポイント
二世帯住宅の中では、部分共有型を得意としており、ホームページでは二世帯住宅のページで部分共有型を大々的に説明しています。
二世帯住宅専用の商品はありませんが、アイフルホームが運営している「EYEFUL HOME NABI」では、二世帯住宅の建築事例を多数紹介しています。
アイフルホームは、LIXIL住宅研究所が運営しているFC本部で、実際に営業しているのは、FC加盟店である地元の工務店です。だからといって、悪いことはないですが、加盟店によっては、二世帯住宅の得手不得手はあると想定できます。
アイフルホームの間取り
部分共有型の二世帯住宅で、玄関と浴室が共有となっています。
大手ハウスメーカーの一部も同様の間取りとしており、アイフルホームもその影響を受けていると感じます。
浴室の共有は、水道、ガスの光熱費を削減できるため、ランニングコスト面でメリットが大きい一方、プライバシー問題が心配です。
入浴の順番や衛生上の問題で奥さんは嫌がるかもしれませんね。
ヤマダホームズの二世帯住宅
坪単価:49~90万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:なし
二世帯住宅の経験値:△
ポイント
二世帯住宅専用の商品がないため、シリーズ化している商品に機器を追加して二世帯住宅を造る感じです。
「二世帯住宅を建てることはできるけど・・・」という雰囲気です。
ヤマダホームズでのオススメは、「スーパーフル装備住宅」です。
ヤマダ電機グループの強みを活かして、家具や家電を取り付けた家となっています。
ヤマダホームズの間取り
ヤマダホームズで二世帯住宅を建てる方が少ないのか、二世帯住宅の間取りプランがありません。戸建の間取りを参考にしますが、この間取りであれば広さは十分なので、二世帯仕様にすることは可能です。
心配なのは、二世帯住宅はハウスメーカーの経験値が重要ですので、そのあたりの知見をヤマダホームズがしっかり持っているかですね。
ご検討の際は、建築事例をしっかり確認してみてください。
ヤマダホームズ / 公式サイト |ヤマダホールディングスグループ
ユニバーサルホームの二世帯住宅
坪単価:50~72万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:なし
二世帯住宅の経験値:〇
ポイント
ローコスト系では珍しく二世帯住宅専用の商品「ウィズ・ハート」を販売しています。
二世帯住宅のタイプは3パターンです。
- 共有型
- 部分共有型
- 完全分離型
二世帯住宅の商品は持っていますが、満足度は営業マン個人の力量に左右されそうですね。
価格面のことで言えば、ユニバーサルホームは2016年12月に飯田グループホールディングスのグループ会社になっており、グループのスケールメリット(大量仕入れ)により材料の仕入れ価格が安くなっています。
そのため間取りや仕様次第では、価格を抑えて二世帯住宅を建てることができる可能性があります。。
ユニバーサルホームの間取り
延床面積:159㎡
ユニバーサルホームは、ローコスト系では二世帯住宅の間取りプランが多く、検討の候補として入れておきたいハウスメーカーですね。
上記は部分共有型の二世帯住宅ですが、玄関のみ共有でそれ以外の水回りは完全に分かれています。
紹介されている間取りは、すべて部分共有型(玄関共有)のため、完全分離型を希望される方には向かないかもしれません。
2階建て(二世帯)注文住宅|商品ラインナップ|注文住宅のユニバーサルホーム
クレバリーホームの二世帯住宅
坪単価:50~78万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:なし
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:△
ポイント
二世帯住宅専用の商品として「madoi(円居)」を販売しています。
コンセプト
- 心地よい距離感
- お互いを感じあえる
- 自由にあふれる
プライベート空間を大切にしつつ、親世帯と子世帯の交流も考えた二世帯住宅づくりです。ローコスト系としては、二世帯住宅に力を入れています。
クレバリーホームの間取り
ローコスト系の中では、二世帯住宅に力を入れているハウスメーカーです。3パターンの二世帯住宅をあなたの家族構成や希望に合わせて、プランニングしてくれることでしょう。
ただ、上記間取りでは、親世帯の寝室の上に子世帯の子供部屋があり、騒音の問題が起きそうです。
そのあたりもしっかり提案いただけるといいんですが、最終的には担当者次第という部分もあります。
二世帯住宅│住まい作りお役立ち情報│【公式】クレバリーホーム (cleverlyhome) 自由設計の住宅メーカー
秀光ビルドの二世帯住宅
坪単価:40~70万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:なし
二世帯住宅の経験値:△
ポイント
二世帯住宅を建てることはできますが、専用の商品はありません。ただ、自由設計ですから二世帯住宅を建てることは可能です。
価格の優先度が高い方は、相談してみる価値はありそうです。
秀光ビルドの間取り
間取りプランがないため、二世帯住宅の外観と内装を載せておきます。
愛知県にある一宮店のモデルルームとして、二世帯住宅があります。
一宮店以外にも二世帯住宅をモデルルームとしているところがありますので、実物を見ながら検討したい方には、オススメのハウスメーカーです。
アイダ設計の二世帯住宅
坪単価:32~65万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:なし
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:○
ポイント
二世帯住宅専用の商品はありませんが、実績は十分にあるので、予算優先の方は相談する価値はあります。
ホームページ上にはありませんが、YouTubeには、実際にアイダ設計で二世帯住宅を建てられた方のインタビューがあります。
実績は十分にあるので、コストを最優先にしながら、二世帯住宅を建てたい方にはオススメのハウスメーカーですね。
アイダ設計の間取り
延床面積:149㎡
完全分離型 二世帯住宅の間取りです。完全分離型としては、149㎡とコンパクトにまとめられており、コストを抑えつつ、プライバシーにも配慮した間取りと言えます。
また、子供部屋を親世帯の寝室から離れた場所に造るなど、二世帯住宅の経験値があることも感じさせます。
アイダ設計の強みは、木造アパートの建築を手掛けているところです。つまり二世帯住宅で一番重要な2階⇒1階への防音対策の経験が豊富ということです。
私も二世帯住宅で10年蔵していますが、この防音対策は何よりも重要だと感じています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
二世帯住宅を建てるなら【大手HM⇒ミサワホーム】【ローコストHM⇒アイダ設計】 床防音の観点で考えてみた - 大器晩成を信じて
価格を最優先しつつ、家の品質も保つというローコスト系で検討している人にとっては、ありがたいハウスメーカーです。
ローコスト系で二世帯住宅を検討するなら候補に入れておきたいハウスメーカーです。
アキュラホームの二世帯住宅
坪単価:42~65万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:〇
ポイント
ローコスト系にも関わらず、二世帯住宅への取り組みに力を入れています。
- 国の基準を超えた性能で親子三代、安全・安心な暮らし
- 住まいのアフターサポート「永代家守り」システム
が特徴の二世帯住宅です。
二世帯住宅専用のカタログも用意されているので、ローコスト系では検討の対象に入れておきたいハウスメーカーですね。
アキュラホームの間取り
完全分離型の二世帯住宅ですが、他のハウスメーカーにない間取りですね。2階全部と1階の1部分が子世帯のスペースです。
1階に親世帯の寝室と子世帯の両親の寝室があり、子供部屋は2階です。
これ、かなり工夫された間取りと思っていて、仮に2階の子供部屋がうるさい時、1階に寝室のある両親が、そのうるささを感じることができるので、子供を注意できますよね。
通常の二世帯住宅であれば、子世帯は2階ですから1階がどの程度、うるさいのか知るすべがないですが、この間取りであれば、二世帯住宅にまつわる音問題の発生を防ぐことができます。
間取りのプランニングが非常に素晴らしいと感じます。
二世帯の暮らし|注文住宅のアキュラホーム|完全自由設計のハウスメーカー
アイ工務店の二世帯住宅
坪単価:60~69万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:なし
二世帯住宅の経験値:△
ポイント
会社として、2010年7月で歴史が浅いため、二世帯住宅の事例はまだまだ少ないようです。ホームページ上に二世帯住宅の事例はありますが、詳細の説明はなく、二世帯住宅を建てる力量を判断することはできません。
ただ、現在、良くも悪くも評判になっているハウスメーカーですから、知名度は上昇傾向です。
WEBを利用した相談もできるため、近くにアイ工務店の展示場がない方には、便利なシステムも採用しています。
アイ工務店の間取り
ハウスメーカーとしての歴史が浅いこともあり、二世帯住宅の知見はそれほどないと感じます。
二世帯住宅ということにおいては、他のハウスメーカーより一歩遅れている印象ですね。アイ工務店の仕様で気に入っている部分があれば、検討することは良いと思います。
アエラホームの二世帯住宅
坪単価:63~86万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:なし
二世帯住宅の経験値:△
ポイント
完全同居型、部分共有型、完全分離型と二世帯住宅の3パターンすべてに対応できる家づくりをしています。
アイフルホームやクレバリーホームと同様にフランチャイズ展開していますが、直営店の数は、31店舗と多いです。
アエラホームの特徴と言えば、アルミを使用した高断熱の家です。暑い地域や寒い地域の方には、省エネ住宅として評価されています。
二世帯住宅の場合、光熱費も高額になるケースが多いため、省エネ住宅というのは価値があります。
アエラホームの間取り
完全分離型の二世帯住宅です。
親世帯の上に子世帯の寝室という音問題に配慮した基本的な間取りです。
特にこれといった特徴があるわけではないですが、間取りとしては問題ありません。
あとはコスト的に他社と比較してどうかという部分ですね。
商品紹介 | 自由設計・注文住宅のアエラホーム (aerahome.com)
ヤマト住建の二世帯住宅
坪単価:40~80万円/坪
ホームページに二世帯住宅の事例:あり
二世帯住宅用のカタログ:あり
二世帯住宅の経験値:○
ポイント
二世帯住宅のカタログを取り揃えており、建築実例もあることから二世帯住宅の経験値はそれなりにあります。玄関共有型 二世帯住宅の坪単価は、60~70万円ほどになりそうです。大手ハウスメーカーと比較するとかなり安く抑えられており、且つ丈夫で高断熱の家となっています。
ヤマト住建の間取り
玄関共有型でそれ以外は、すべて世帯ごとに分かれています。親世帯の寝室の場所と子世帯の洋室×2室の場所は、少し問題あると思いますが、費用を抑えつつうまくまとめられています。
参考プラン – プライバシー重視の『ほぼ独立同居タイプ』 – | 注文住宅のヤマト住建
ローコストハウスメーカーの二世帯住宅 まとめ
大手ハウスメーカーと違い、ローコストハウスメーカーでは二世帯住宅の得手不得手がはっきり分かれます。
二世帯住宅専用のカタログを用意しているハウスメーカーも少ないですし、ホームページ上に掲載されている二世帯住宅の建築事例もちょっと物足りないですね。
記事を読んでいただいて分かると思いますが、正直、大手ハウスメーカーとは、二世帯住宅に対する、経験値の違いを感じてしまいます。
ローコストハウスメーカーで「理想の二世帯住宅を建てる」ためには、
- ハウスメーカー選び
- 施主の二世帯住宅に対する知識
が必要になります。つまり、施主から「こうしたい」という希望をはっきり伝えるとが重要な要素です。
また、ローコストハウスメーカーの二世帯住宅はコストを抑えるため、間取りが小さくなりがちです。あまりに小さな間取りは、その後の生活に良い影響を与えないため、二世帯住宅のサイズ感にも注意が必要です。
実際に二世帯住宅で10年間暮らしている私の意見は、完全分離型の二世帯住宅であれば、40坪以上の延床面積(1階+2階)が必要と感じています。
⇒30坪の二世帯住宅は狭すぎる⁉完全分離型なら40坪以上がおすすめ
二世帯住宅に関して、ローコストハウスメーカーの中では、アイダ設計、タマホーム、アキュラホームがリードしているように感じます。
<こんな状況の人が、実際にカタログ請求を利用しています☝>
長い記事ですが、ここまで読んでいただきありがとうございます。迷ったらとりあえずたくさんカタログを見て、二世帯住宅の勉強をしてみてください。何か良いことが見つかるかもしれません。
ローコストハウスメーカーでオススメは、横割りの完全分離型 二世帯住宅
どのハウスメーカーが、あなたの希望する二世帯住宅を建てることができるのかは、間取りや価格をもとに検討していただきたいと思いますが、実際に二世帯住宅で10年暮らした私の考えは、「ローコストハウスメーカーの完全分離型がオススメ」です。
なぜなら、二世帯住宅は
- 一般的な戸建と比較して高額になりがち
- 一般的な戸建と比較して資産価値が低い
- 家族形態の変化により家が無駄に大きくなる
- 将来、手放そうと思っても買い手がつきいくい
つまり、イニシャルコストが高い割には、資産価値が下がる傾向にあり、将来、家族が減って、家を手放そうと思っても買い手が付きにくい、もしくは価格が安くなってしまう。
【二世帯住宅の資産価値は低い⁉】選ぶなら「ローコストの完全分離型」か「資産価値の高い完全分離型」の2択 - 大器晩成を信じて
これは、大手ハウスメーカーで最高の二世帯住宅を建てても同じことです。
将来的なことを考えれば、「極力、価格を抑え、且つプライバシーや音対策のできている満足度の高い」二世帯住宅がベストです。
ローコストで理想の二世帯住宅を建てる方法をまとめました。
【ロードマップ】ローコストで最良の二世帯住宅を建てる方法 - 大器晩成を信じて
二世帯住宅が求められる理由
ここ数年、世の中の変化や家族形態の変化により、二世帯住宅の需要が高まっています。
<二世帯住宅の需要が高まっている理由>
- 共働き世帯の増加により、親世帯による子育てのサポートが必要
- 治安悪化による安全な子育て環境の確保が必要(家族・地域で子供を守る)
- 世の中のデジタル化についていけない親世帯のサポートが必要
- 少子高齢化により親世帯(高齢者)のサポートが必要
- 経済的に厳しくなりつつ現役世代を経済面で親世帯がサポート
各家庭によって理由は違いますが、二世帯住宅は現代の厳しい状況を生き抜くための手段として、検討されるケースが増加しています。
私も10年間、二世帯住宅で暮らしていますが、
- 「子育てのサポートを得る」
- 「安全な子育て環境」
- 「経済的なサポートを得る」
の恩恵はすごく感じています。
我が家の子供たちは、二人とも中学生になりましたが、二世帯住宅のおかげで、無事に成長してくれています。我が家は夫婦共働きですが、子供が小学生の頃も二世帯住宅のおかげで、お留守番の心配もなく、安心して仕事に取り組むことができました。
下記は、旭化成ホームズの運営する二世帯住宅研究所が公開している、「親世帯と子世帯の近居(二世帯住宅)の割合」をグラフにしたものです。
年々、増加してきており、二世帯住宅の需要増加を見て取ることができます。
(出典:20170210_レター_二世帯住宅研究所 調査報告 別々な家感覚でも良好な親子関係「独立二世帯住宅」のくらしとは)
二世帯住宅に必要な土地の広さは?
当然ながら建てようとしている二世帯住宅の大きさによって、必要な土地の広さも変わりますが、完全分離型の二世帯住宅をベースに説明させていただきます。
<大手ハウスメーカーの完全分離型 二世帯住宅>
大手ハウスメーカーの二世帯住宅は、家自体が大きくなる傾向があり、延床面積(1階+2階)が50坪(170㎡)~70坪(231㎡)になります。
実際に土地の表面積に関わる部分は、1階部分の建築面積です。細かいこと抜きに書かせていただくと50坪~70坪の約半分が、土地の面積に占める建物の面積です。
つまり大手ハウスメーカーの建築面積は、25坪~35坪となります。
土地の建蔽率により異なりますが、建蔽率を50%と考えると大手ハウスメーカーの完全分離型 二世帯住宅を建てる場合、50坪~70坪の土地が必要になるということです。
⇒大手ハウスメーカーの二世帯住宅:50~70坪の土地の広さが必要
<ローコストハウスメーカーの完全分離型 二世帯住宅>
ローコストハウスメーカーの二世帯住宅は、大手と比較して家自体が小さくなる傾向があり、延床面積(1階+2階)が30坪(99㎡)~45坪(148㎡)になります。
1階部分の建築面積は、30坪~45坪の約半分が、土地の面積に占める建物の面積です。つまりローコストハウスメーカーの建築面積は、15坪~23坪となります。
土地の建蔽率により異なりますが、建蔽率を50%と考えるとローコストハウスメーカーの完全分離型 二世帯住宅を建てる場合、30坪~50坪の土地が必要になるということです。
⇒ローコストハウスメーカーの二世帯住宅:30~50坪の土地の広さが必要
二世帯住宅の土地選びのポイントは?
「どこに二世帯住宅を建てるのか」も重要なポイントです。
例えば将来賃貸可能な左右縦割りの二世帯住宅を建てるなら、借り手のいる利便性の良い土地に二世帯住宅を建てる必要があります。
また、固定資産税を抑えたいなら、土地の評価額が低い郊外の土地を選ぶ必要があります。
ですから簡単にまとめると二世帯住宅の土地選びは
- 家族の通勤経路
- 学校までの通学経路
- 生活の利便性(買い物など)
- 価格
- どういう二世帯住宅を建てたいのか
将来、賃貸として人に貸すための二世帯住宅を建てても、借り手のいないような地域に建ててしまってはうまくいきません。
どういう二世帯住宅を建てたいのか⇒じゃあどの場所に二世帯住宅を建てる必要があるのか
検討の流れは、まず「どういう二世帯住宅を建てたいのか」からですね。
【狭小タイプの二世帯住宅はメリットが大きい⁉】おすすめは延床面積40~50坪の完全分離型 - 大器晩成を信じて
二世帯住宅に強いハウスメーカー選びの重要ポイント4選
二世帯住宅を検討する際、何を重要視するかで、ハウスメーカーの選定は変わります。
- 大手メーカー?ローコストメーカー?
- 二世帯住宅に強いハウスメーカー?
- 間取りの斬新さ
- ハウスメーカーのネームバリュー
- ハウスメーカーの信用度
様々です。
でも二世帯住宅を建てる際のハウスメーカー選びのポイントは、実は、普通の一戸建てと違い明確にすることができます。
二世帯住宅 検討のポイント
- 予算内に建築価格が収まるか
- プライバシー対策はできているか
- 2階床の音対策はできているか
- 光熱費対策(分別)はできているか
この4つのポイントを対策できるかどうかで、その後の二世帯ライフが大きく変わりますよ。中でも2階床の音対策は超重要です。
<価格(予算)>
二世帯住宅は、通常の戸建て住宅と比較して高額になるケースが多いです。だから、当然ながら価格の問題はついて回ります。
どれだけ理想の二世帯住宅であったとしても、予算内に収まらなければ、家を建てることはできません。
価格帯としては、二世帯住宅のタイプにより異なりますが
- 大手ハウスメーカーの二世帯住宅 4,000~6,000万円
- ローコストハウスメーカー 2,000~4,000万円
です。
個人的には、高額な費用を払って、大手ハウスメーカーで二世帯住宅を建てるのなら
- ローコストハウスメーカーで新築を2つ建てる(近居)
- 分譲住宅を2つ購入する(近居)
という選択肢を持っても良いと感じています。
⇒ローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築する際のトータル予算
<プライバシー対策>
二世帯住宅で重要なのが、プライバシー対策ですね。この考え方はハウスメーカーによって異なります。
- 部分共有型で家族みんなで楽しむ
- 助け合いながら日々の生活を送る
言っていることはよく分かりますが、ただ、実際に二世帯住宅で10年間暮らした私の意見としては、二世帯住宅は「完全分離型 一択」だと考えています。
それほどプライバシーの問題は、重要ということですね。
時々、コスト面を理由に浴室を共有にしている二世帯住宅の間取りを見かけますが、節約できるコストメリットに対して、その他のデメリットが大きすぎるように感じます。
二世帯住宅で近くで暮らしているからといって常に一緒にいる必要はないですし、仲良くする必要もありません。
普段は、完全に分かれて生活をして、困った時やイベントの時に顔を合わせる。これが丁度いい距離感ですよ。
理想を追い求めすぎては、二世帯住宅で失敗するもとです。
こちらの記事では、プライバシーに配慮した間取りの解説をしています。
<音対策>
これは超重要です。極端な話、二世帯住宅の検討で最も重要と言っても過言ではありません。
二世帯住宅において、生活音でトラブル、嫁姑問題が発生するケースはかなり多いです。二世帯住宅の検討で、音対策を疎かにするとかなりの確率で失敗します。
プライバシー対策と並び非常に重要な項目です。
生活音対策のポイントは
- 床を防音、もしくは二重床対策する
- 間取りの工夫をする
この2つの対応ができているかどうか、ハウスメーカー選びの際は、選定の基準にしてください。
ハウスメーカー選びのヒントとして、そのハウスメーカーが木造賃貸アパートの建築を手掛けているかどうかは一つの判断材料となります。
木造アパートでは他人同士が暮らしているため、防音対策が欠かせません。そのノウハウを二世帯住宅の建築に活かせているハウスメーカーはおすすめです。
詳しくはこちらの記事にまとめました。
後悔しない二世帯住宅を建てるなら【大手HM⇒ミサワホーム】【ローコストHM⇒アイダ設計】 床防音の観点で考えてみた - 大器晩成を信じて
<光熱費対策>
二世帯住宅の光熱費は、親世帯と子世帯で分けてください。
二世帯住宅の情報で、時々、「光熱費を1つにまとめた方が基本料金が1つで済むので良い」という情報を見かけますが、これは間違っています。
分けるべき理由は2つあって
- 水道、電気、ガス共に契約を分けた方が、費用がやすくなるケースが多い
- 親世帯と子世帯の支払の割合で揉める可能性がある
電気や水道は、使用量の増加とともに単価が上がる料金形態です。仮に1つの契約にした場合、1契約あたりの使用量が増加して、2つに契約を分けた場合よりも金額が高くなるケースがほとんどです。
実際に電気代でシミュレーションしていますので、詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
二世帯住宅に必要な延床面積は?
二世帯住宅のサイズ感は、実際に住んでいないのでイメージを持ちにくいですよね。
実際に二世帯住宅で10年以上暮らして私が感じたことは
- 延床面積30坪台⇒二世帯が暮らすには狭すぎる
- 延床面積40坪台⇒二世帯が暮らすのに十分な広さ。完全分離型が可能
- 延床面積50坪台⇒完全分離型が可能で収納スペースも確保できる
- 延床面積60坪以上⇒余裕を持った間取りだが、建築費用・維持費が高額
仮に大きな土地をお持ちであったとしても、将来的な維持費のことを考えると延べ床面積40~50坪の二世帯住宅が良いですね。
二世帯住宅は、コンパクトに建てた方がメリットが大きいです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【狭小タイプの二世帯住宅はメリットが大きい⁉】おすすめは延床面積40~50坪の完全分離型 - 大器晩成を信じて
二世帯住宅のネガティブな情報は少数派
二世帯住宅を検討しているとネガティブな情報を見かけることが多いです。
確かに嫁姑問題など、難しい部分があるのも事実です。ただ、二世帯住宅を建てられた全体の数からするとネガティブな意見は少数派です。
下記、グラフは日本最大級の住宅情報サイトを運営しているLIFULL HOME´Sさんが収集した二世帯住宅に関する統計データです。
左のグラフは「二世帯同居がうまくいっているか」の統計データです。
- 非常にうまくいっている:22.8%
- ややうまくいっている:42.2%
- どちらともいえない:23.9%
- あまりうまくいっていない:6.5%
- まったくうまくいっていない:4.6%
うまくいっていないという方は、10%ほどに過ぎないです。ネット上でネガティブな情報を見つけると、二世帯住宅を建てられた方のほとんどが後悔しているような感覚になりますが、実際にはそんなことありません。
右のグラフは「二世帯住宅の形態と順調さ」の統計データです。
二世帯住宅の形態は、下記の3パターンです。
- 完全同居型
- 部分共有型
- 完全分離型
上記グラフでも分かる通り、二世帯での生活において、完全分離型の二世帯住宅が、最も問題なく生活できています。
二世帯住宅で育った子供(孫)の満足度は高い
旭化成ホームズの「くらしノベーション研究所」が30年間、二世帯住宅で暮らした子供(孫)について、調査しています。
調査結果では、祖父母同居の満足度が90%となっています。
また、高齢者に優しい子に育ったというデータもあり、二世帯住宅は子供(孫)の育つ環境に良いという結果が出ています。
実際、我が家も二世帯住宅ですが、子供たちは祖父母に優しいのはもちろんのこと、対人関係が得意な子供に育っています。
二世帯住宅のメリット・デメリットを理解する
一般的なメリット・デメリットについては、色々なサイトで紹介されていますので、ここでは私が二世帯住宅で10年間、暮らしてみて感じたメリット・デメリットを解説します。
まずはデメリットから考えましょう
デメリット
- 2階⇒1階への音問題があるため、特に夜は音の発生に気を遣う
- 嫁姑問題が起きないように配慮が必要
デメリットというより、普通に生活していても他人への気遣いは必要ですから「二世帯住宅だから」という話ではないです。
【二世帯住宅のネガティブな口コミは信用すべき⁉】口コミ情報を鵜呑みにしてはいけない理由を解説 - 大器晩成を信じて
完全分離型の二世帯住宅ですからプライバシーの問題は、ほとんど起きないです。ただ、近くに住むということはそれだけ気を遣う機会は必然的に多くなります。
実際に10年間でデメリットと感じるのは、この2つです。たった2つですが、それでも大変です。
ただ、二世帯住宅を検討する際のポイントで上げさせていただいた「生活音対策」と「プライバシー対策」をしっかりできた二世帯住宅であれば問題ありません。
メリット
- 金銭的な援助を受けることができる
- 子育ての協力を得ることができる
この2つは、かなり協力してもらっています。今は子供たちも大きくなったので、留守番できますが、子供の小さい頃は、夫婦共働きのため、よく面倒を見てもらいました。金銭的な援助も受けました。子育て世代は、お金がすごいかかるため、援助なしでは難しい場合もあります。
これから経済的に激動の時代になることが考えられるため、「お互いに困った時は力を合わせる」という考え方は必要になっていくでしょう。
二世帯住宅というとネガティブなイメージを持たれる方もいると思いますが、思っているよりも面白いことがありますよ。
私の二世帯住宅 体験談を記事にまとめています。読んでみてください。
【体験談】二世帯住宅での生活は、思いのほか面白い - 大器晩成を信じて (nisetai-tama.com)
住宅展示場に二世帯住宅のモデルハウスはある?
二世帯住宅を検討していると「実物の二世帯住宅を見てみたい」という気持ちになることがあります。
実際、私も二世帯住宅を検討していた時、二世帯住宅のモデルハウスを見学しました。
結論から言うと「二世帯住宅のモデルハウスにこだわる必要はない」と感じています。私が見学したのは、大手ハウスメーカーの二世帯住宅でしたが、モデルハウスということもあり、間取りがかなり大きく金額も普通のサラリーマンでは手が出ないような感じでした。
私はその後、考えを切り替えてローコストハウスメーカーで検討しましたが、正直、ショックを受けましたね。
ハウスメーカーや工務店では、二世帯住宅のモデルハウスを用意しているところもあるので、参考までに見学してみたいという方は、こちらの記事を読んでみてください。
【二世帯住宅のモデルハウスは、なかなかない⁉】ハウスメーカーのモデルハウス事情を調べてみた - 大器晩成を信じて
戸建てをリフォームして二世帯住宅にするのはあり?
親世帯の暮らしている家が大きい場合や築年数が新しい場合、二世帯住宅へのリフォームを検討される方もいらっしゃいますよね。
- 部屋を増やしてプライベート空間を造る
- トイレを増設して、多人数に対応できるようにする
- 動線を工夫する
などのリフォームがありますが、実際に二世帯住宅で11年間暮らしてきた私の感覚で書かせていただくと、二世帯住宅はきちんと生活空間を分けた方が良いと感じています。
要するに「玄関」「キッチン」「浴室」を分けた完全分離型のことですね。(玄関は共有でも良いですが)
親世帯の家をリフォームした場合、お嫁さんやお婿さんは「他人に家で暮らしている」感覚をもってしまい落ち着かないですよね。これはさすがにかわいそうです。
費用がかかったとしてもしっかり二世帯リフォームすることがおすすめです。
二世帯住宅へのリフォームについては、こちらの記事をご覧ください。
【戸建てをリフォームして二世帯住宅にする】同居型の二世帯住宅にならないような工夫が重要! - 大器晩成を信じて
二世帯住宅の情報収集は、「カタログ」と「このブログ」がおすすめ
このブログにお越しくださっている方は、二世帯住宅を検討されている方だと思いますが、二世帯住宅を研究するなら
- ハウスメーカーのカタログで勉強 ⇒ たくさんの間取りパターンを研究
- このブログ(大器晩成を信じて)で勉強 ⇒ 二世帯生活を実感できる
がおすすめです。当ブログを運営していて自分で言うのもなんですが、二世帯住宅での生活を実際の体験レベルで解説しているサイトは他にないと思っています。
<こんな状況の人が、実際にカタログ請求を利用しています☝>
個人的にカタログ請求はおすすめです。特に「どのハウスメーカーで建てようか決めていない」「とりあえず二世帯住宅も視野に検討」という方には、利用する価値が十分にありますね
二世帯住宅の検討 まとめ
大手ハウスメーカーとローコストハウスメーカーの二世帯住宅について書いてきましたが、二世帯住宅を検討する上で地方の工務店という選択肢もありです。
コスト的には、大手ハウスメーカーよりは安く、ローコストハウスメーカーよりは高いという位置付けですが、実際、調べてみても二世帯住宅を得意としている工務店は多数存在します。
要は、購入する方がその工務店を見極めできるかどうかです。
・金額関係なく「二世帯住宅の満足度」重視なら大手ハウスメーカー
・価格を抑え、納得のできる二世帯住宅を目指すならローコストハウスメーカー
・見極め次第で最高の二世帯住宅を建てることが可能な工務店
二世帯住宅の検討で失敗したくない方は「一括資料請求」もしくは「相談窓口」の利用がオススメ
すでに二世帯住宅を検討されている方は、実感していると思いますが、二世帯住宅の検討は難しいです。
理由は、
「検討の前段階で入手できる情報が少ない」
「失敗できないから慎重になる」
が原因です。
普通の戸建てであれば、建築後に失敗と思っても我慢すればいい話ですが、二世帯住宅の場合、失敗=二世帯生活の破綻 を意味します。
高いお金を払って建てた二世帯住宅が原因で破綻を招くのは何としてでも回避したい。
当然ですよね。
この記事では、各ハウスメーカーの二世帯住宅事情をまとめていますが、「正直、何から始めたらいいのか分からない」という方は、「一括資料請求」か「相談窓口」の利用をオススメしています。どちらも無料で利用できるサービスです。
二世帯住宅の検討方法は
- ハウスメーカーを直接まわる
- 資料一括請求を利用する
- 相談窓口を利用する
検討したい家の内容や予算、施主の性格により、使い分けという感じですね。どれが一番良いとは言えないです。
ハウスメーカーを直接まわって検討する
具体的に目当てのハウスメーカーがある場合は良いですが、漠然とハウスメーカーのモデルルームに行っても何を検討して良いのか分からなくなります。
ある程度、二世帯住宅の方向性が決まっている方は、直接、住宅展示場やモデルルームに行くこことをオススメです。
- すでにハウスメーカーを絞っている方
- 希望の間取りが決まっている方
資料一括請求を利用して検討する
二世帯住宅を建てることは決まっているが、間取りや資金計画について具体的に考えたい方は、資料の一括請求がオススメです。
複数のハウスメーカーからカタログや間取り、資金情報などを入手できるので、これから具体的にハウスメーカー選びをする、間取りやトータル資金を考えたいという方向けのサービスです。
- これから二世帯住宅の検討を始める方
- 複数のハウスメーカーで検討したい方
- 住宅展示場へ行っている時間のない方
個人的には、二世帯住宅を検討する上で資料請求することは、住宅展示場へ行くよりも大切だと感じています。下記記事では、オススメの資料請求をまとめていますので、読んでみてください。
【コミュ障の方必見】二世帯住宅の資料請求 オススメ4選 失敗しない二世帯住宅のコツは比較検討 - 大器晩成を信じて
相談窓口を利用する「住まいの窓口」や「スーモカウンター」
最近、テレビCMでもよく見かけますが、直接ハウスメーカーへ行くのではなく、新築の相談窓口を利用される方が増えています。
「ハウスメーカーの営業マンが苦手」「資金計画について相談したい」「どのハウスメーカーが自分の希望に合っているのか分からない」など、理由は様々です。
ハウスメーカーの営業マンによる偏った情報ではなく、第三者目線の客観的な情報は家づくりにおいて重要ですから、今後、相談窓口の利用者が増加していくでしょう。
- 営業マンが苦手な方
- 断ることが苦手な方
- 間取りから資金計画まで家づくり全般を相談したい方
- どのハウスメーカーが良いのか分からない方
コミュ障な方には、相談窓口がオススメですね。ハウスメーカーの営業マンは手強いですから、営業マンのペースになりがちな方は、下記記事を読んでみてください。
【利用者急増】「住まいの窓口」VS「スーモカウンター」を徹底比較【これからの新築検討は相談窓口がオススメ】 - 大器晩成を信じて
ハウスメーカー選びに困ったら「住まいの窓口」がオススメ
各ハウスメーカーの二世帯住宅事情を解説させていただきましたが、正直、どのハウスメーカーが良いのか、分からないですよね。
この記事にたどり着いて、読んでくださった方は、下記のようなお悩みをお持ちのことと想定します。
・二世帯住宅を検討している
・予算で悩んでいる
・どのハウスメーカーが良いのか悩んでいる
・どういうタイプの二世帯住宅が良いのか悩んでいる
私も経験したことですが、二世帯住宅は情報が少ないため、「価格帯がよく分からない」「二世帯住宅のタイプも部分共有が良いのか、完全分離が良いのか、分からない」ですよね。
その気持ちは、すごい良く分かります。私も同じでした。
この記事では、色々なハウスメーカーの情報を掲載していますが、「まず何をすればよいのか、分からない方」には、「住まいの窓口」をオススメしています。
「住まいの窓口」の主なサービスは
- ハウスメーカーの特徴を解説
- 新築する際の総予算や注意点の解説
- 家づくりの進め方の解説
- ハウスメーカーの紹介&お断りの代行
家づくりの知識を増やすことはもちろんのこと、あなたの希望や予算にあったハウスメーカーの紹介、断りたいハウスメーカーへのお断り代行をしてくれます。
- まずは情報を集めたい
- ハウスメーカーへ行くのは敷居が高い
- 営業マンに押されると断れない
- 家の検討方法が良く分からない
- ローコストで二世帯住宅を建てたい
こんな方は、ぜひ、「住まいの窓口」を利用してみてください。特にローコスト系で検討されている方、二世帯住宅の家づくりを理解したい方にはオススメです。
※イメージ図は、各ハウスメーカー公式ホームページより引用しています。
※価格情報は、「スーモ」掲載情報によります。【SUUMO】 二世帯住宅で探す注文住宅