大器晩成を信じて

二世帯住宅 × タマホーム

とにかく価格にこだわりたい!【2024年度 おすすめローコストハウスメーカーの比較9選】 ランキング1位はアイダ設計 

この記事を読んで分かること☝

  • ローコストハウスメーカーの価格が安い理由
  • オススメするローコストハウスメーカー
  • ローコストハウスメーカー9社の特徴
  • ローコストハウスメーカーのメリット・デメリット

昨年のウッドショックや世界的な半導体の需要増、そして今年は、ウクライナショックによる値上げということで、新築を検討している方には耳の痛い話が続いています。

時が過ぎれば、また価格が下がってくるのか分からない状況で、もしかしたら何年待っても価格が下がらない可能性は十分に考えられます。

待つというのも選択肢の一つですが、家を新築するのはタイミングがすごく重要なので、待てない方も結構いらっしゃると思います。

そんな状況下でローコストハウスメーカーに興味を持たれる方が増加傾向です。

ちなみに我が家は、ローコストハウスメーカーのタマホームで家を新築しましたが、普通に良い家です。価格面の実感としては、「大手ハウスメーカーは高すぎる!」という感じですね。

<実際にローコストハウスメーカーで新築して、10年暮らした私の率直な感想>

  • 大手ハウスメーカーと比較して、価格優位性が圧倒的に大きい
  • 大手ハウスメーカーの見積で絶望し、ローコストハウスメーカーの見積で希望を持った
  • 10年暮らしても、家の仕上がりにまったく問題はない。不具合は一つもなかった
  • 断熱性能も気密性能も問題はない
  • メンテナンス対応も問題はない
  • 皆、なんでローコストハウスメーカーで新築しないのか疑問

この記事では、大手ハウスメーカーとローコストハウスメーカーの違いも解説していますが、個人的な意見としては、大手ハウスメーカーにこだわる必要はないと感じます。

今の時代、相見積を取ることは普通になりつつありますので、大手とローコストで複数のハウスメーカーから提案を受けてみるのも一つの手ですね。

<相見積を取った方が良い理由>として

  1. 1社のみの提案だとそれが良く見えてしまう
  2. 家の性能が多様化(気密・断熱)したことにより、技術力に差が出た
  3. 値上げ基調の中、ハウスメーカー毎の価格差が大きくなった
  4. 値上や供給不安により、経営基盤の脆弱なハウスメーカーがある

価格ももちろん大切ですが、ハウスメーカーの特徴をしっかり比較して、後悔のない家づくりをしたいですね。

■この記事を書いた人■

2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。

二世帯住宅での生活(生活歴10年)しながら、最もローコストで理想の二世帯住宅が、どういうものなのか研究。

実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。

一男一女の父親。

ローコストハウスメーカー 坪単価ランキング

ローコストハウスメーカー ランキング

オススメ ローコストハウスメーカー 坪単価ランキング
  会社名 参考坪単価 年間建築実績    
1位 アイダ設計 32~65万円 約3,000棟
2位 タマホーム 34~75万円 約10,000棟
3位 アイフルホーム 40~75万円 約3,000棟
4位 ヤマト住建 40~80万円 約1,000棟
5位 アールギャラリー 47~70万円 約600棟
6位 ヤマダホームズ 49~90万円 ?????
7位 ユニバーサルホーム 50~72万円 約2,000棟
8位 クレバリーホーム 50~78万円 約3,000棟
9位 アイ工務店 62~78万円 約2,600棟

<補足>

坪単価について、昨今の値上げ基調により上昇傾向です。

実際にはハウスメーカーで見積を取っていただきたいですが、直近で見積を取られた方の話をうかがっても、ローコスト系でアイダ設計とタマホームの2社が価格的に優位であることは、変わっていないようです。

(アイダ設計とタマホーム、2社とも材料の仕入れ方法に特徴を持っているので、現在の値上がり状況の中で強みを発揮していると想定されます。)

ひと昔前は、ローコストハウスメーカーと言えば、タマホームでしたが、最近はローコストを売りにするハウスメーカーが増えました。これだけ住宅価格が高騰していますので、今後もローコストハウスメーカーのシェアは高まっていくものと想定されます。

消費者にとって選択肢が増えることは、良いことですからその中で希望に合うハウスメーカーを見つけたいですね。

ローコストハウスメーカーの中で、実績で言えばタマホームですが、良くも悪くも大企業となったため、以前ほどのコストメリットはないように感じます。

また営業マンの入れ替わりが激しいため、営業マンの力量にバラつきがあります。

一方、コストメリットと家づくりのまじめさで言えば、アイダ設計が抜けているという感じですね。アイダ設計は一押しのハウスメーカーです。

アイダ設計が一押しの理由

  • ローコストにこだわっている
  • 自社プレスカット工場があり材料に安心感がある
  • 分譲住宅や規格住宅、パターンオーダー住宅といったコストパフォーマンスの高い住宅も扱っている
  • 社員大工育成制度を設けており、住宅品質の確保に努めている

アイダ設計に決めるかどうかは別として、価格比較のためにも検討の候補と考えて損はないです。「アイダ設計ならいくらだったのだろう・・」とあとで後悔しないためにも。

最近、建築棟数を伸ばしているのは、クレバリーホームでローコストハウスメーカーの中では高価格帯ですが、人気急上昇中です。

坪単価ランキングの上位2社であるアイダ設計とタマホームは、上場企業という部分も安心できる要素ですね。

不安定な世の中ですから、ハウスメーカーの倒産というリスクもあります。上場企業であれば、決算書から財務内容を確認できるので、倒産のリスク重視という方は、上場企業から選ぶことをおすすめします。

ローコストハウスメーカー 相見積方法 図解

ローコストハウスメーカー 価格を抑えるための相見積
\ローコストハウスメーカーをお探しの方へ/
 

お住いの地域で新築可能なローコストハウスメーカーを探したい方は、LIFULL HOME´Sで探してみてはいかがでしょうか。

公式ホームページで、条件と地域を入力して検索することができます。

ローコストハウスメーカー 調べ方 図解

・近くにローコストハウスメーカーの展示場がない
・1社だけでなく複数ハウスメーカーで検討したい
・各ハウスメーカーの坪単価や参考価格を知りたい
・ローコストハウスメーカーのカタログを揃えたい
 

個人的には、このLIFULL HOME´Sのサービスはすごくおすすめです。価格調査やカタログの一括請求もできるので、新築の検討を始めたばかりの方は、サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

 
\日本最大級の住宅情報サイト/

<ローコストハウスメーカーのトータル費用の目安>

ローコストハウスメーカーで家を新築する際のトータル費用は、下記の計算式によっておおよそ求めることができます。

本体工事費÷0.75=トータル費用

例えば、アイダ設計で40坪の家を坪単価32万円で新築した場合

40坪×32万円÷0.75=1,706万円

  • 本体工事費:1,280万円
  • 別途工事・諸経費:426万円

別途工事内容

  • 外構工事
  • 地盤改良費
  • etc

諸経費

  • 地鎮祭
  • 登記費用
  • 確認申請費
  • etc
■オススメ記事■

1位:アイダ設計

出典:アイダ設計

  • 本社:埼玉県
  • 資本金:2億1,632万円
  • 従業員数:1,051名
  • 売上高:619億円
  • 設立:1981年1月
  • 建築実績:約3,000戸

坪単価:32~65万円/坪

昨年から注文住宅や規格住宅でコストパフォーマンスの高い住宅は販売しています。直近だと

  • 「999万円(税込)の家」BRAVO STANDARD2(注文住宅)
  • 「888万円(税込)の家」BRAVO minimal plus(規格住宅)

を発売しており、ローコストを検討する上では外せないハウスメーカーになっています。

価格が安いからと言って品質が低いわけではなく、材料の一括仕入れや自社プレスカット工場の存在により、品質を保ちながら低価格を実現しています。また、アイダ設計の理念は下記の通り、新築の適正価格にこだわっています。

  • 耐震性:震度7相当の地震実験をクリア
  • 断熱材:硬質ウレタンフォーム断熱

お客様にとって紛らわしい価格設定はしたくない。
お客様に誤解されるような価格交渉はしたくない。
お客様に不信感を抱かせるような対応はしたくない。

そのため、弊社は常に「正直価格」でお客様と向き合っています。
正直なご説明と正直なお見積りで、誠実な家づくりをご提案いたします。

また、注文住宅と合わせて、分譲住宅、規格住宅の販売もしており予算に合わせて選択できるのもアイダ設計の強みです。ローコストで持ち家を持ちたいという方には、選択肢が増えるので、オススメできるハウスメーカーと言えます。

アイダ設計で新築を検討するメリット 図解

2023年1月からアイダ設計では、パターンオーダー住宅という新製品を発売しています。ある程度、設計自由度のある分譲住宅です。

<アイダ設計の製品ラインナップ>

  • ブラーボスタンダード2:本体価格999万円~の注文住宅
  • ブラーボミニマルプラス:本体価格888万円~の規格住宅
  • スイートハウスプラス:本体価格1,298万円~の注文住宅
  • セーフティハウスプラス:地震対策×火災対策×台風対策×防犯対策
  • 二世帯住宅:賃貸アパート建築の技術を結集
  • ブラーボ:断熱×耐震×快適の注文住宅
  • ブラーボゼネクト:ZEH住宅
  • ブラーボコンフォート:強固な耐震構造、高い断熱性、高グレード住宅

予算のことを考えながら注文住宅、分譲住宅、規格住宅、パターンオーダー住宅といった選択肢が多いのもアイダ設計の強みですね。

詳しくはこちらの記事を読んでみてください。

【最新情報 アイダ設計なら999万円で家を新築できる】予算内で新築するなら、まずはアイダ設計で話を聞いてみよう - 大器晩成を信じて

ローコスト系でイチオシのハウスメーカーです。ローコスト住宅を検討するなら、まずはアイダ設計で話を聞いてみてはいかがでしょうか。

\当ブログ一押しのハウスメーカー/
ローコストならアイダ設計は外せない☝

2位:タマホーム

タマホーム

出典:タマホーム
  • 本社:東京都
  • 資本金:43億1,014万円
  • 従業員数:3,319名
  • 売上高:2,108億円
  • 設立:1998年6月
  • 建築実績:12,324棟(2021年度 受注実績)

坪単価:34~75万円/坪

ローコストハウスメーカーの草分け的存在ですね。

低コストを武器に躍進しており、約10年前に株式を上場し、大企業にまで成長しました。以前は、坪単価25.8万円というのが売りでしたが、さすがに現在はそういう家の売りが仕方はしていませんね。

10年前は、倒産の可能性も噂されましたが、この10年間で会社の財務内容も安定してきており、安心して新築をお願いできる企業になりました。

毎年、10,000棟前後の家を新築していますので、家の完成度は高いです。

また、木材の仕入れについて、アイダ設計と同様に独自の流通システム「タマストラクチャー」を構築しており、この部分で他のハウスメーカーより価格優位性を発揮しています。

  • 耐震性:震度7相当の地震実験をクリア
  • 断熱材:高性能グラスウール

ただ、タマホームの難点は、営業マンが忙し過ぎるというところです。

これだけCMを流しているので、来場者も多くなります。その結果

  • 営業マンの対応が悪い
  • 打合せ期間が短い
  • 経験に乏しい営業マンがいる

などの声があるのも事実です。施主自身が、しっかりとしたスケジュール感を持って打合せをできる方には、良いハウスメーカーですが、お任せしたい方には、物足りないかもしれないです。

また、ここ数年のタマホームは営業利益率が上昇しており、つまりは新築価格が上昇しているのだと想定されます(利益をしっかり取れている)

知名度も上がって以前ほど、価格勝負する必要がなくなったので、以前よりも建築価格が割高になっている可能性はあります。

検討する際は、相見積を取るようにしてください。価格比較のおすすめはアイダ設計です。

⇒カタログ請求ランキング1位はタマホーム

<製品ラインナップ>

  • 大安心の家:ベストセラー商品
  • 大安心の家PREMIUM:最高品質を低価格で
  • 木麗な家:価格にこだわった狭小住宅
  • グリーンエコの家:屋上スペースに庭園

今年に入ってからタマホームでは、「えがおの家」というZEH住宅が発売されました。高気密・高断熱・高耐候といった高性能住宅のため、建築費用も高額になりますが、ZEH住宅をご検討の方は一見の価値ありです。

タマホームで家を検討したいなら、来場特典が20,000円ですから、カタログ請求よりも展示場へ行った方がいいですね。

\ローコストハウスメーカー建築棟数No1の実績/

3位:アイフルホーム

アイフルホーム

出典:アイフルホーム
  • 本社:東京都
  • 資本金:684億1800万円
  • 従業員数:14,352名
  • 売上高:1兆4,285億円
  • 設立:1949年
  • 建築実績:3306戸

坪単価:40~75万円/坪

※オリコンの価格帯別2,000万円未満部門で2023年度ランキングにおいて、アイフルホームが第一位に選ばれました。記事の内容は下記の通りです。

株式会社LIXIL住宅研究所アイフルホームカンパニーは、このたび「2023年 オリコン顧客満足度®調査 ハウスメーカー 注文住宅」の「価格帯別 2000万円未満」部門において1位に選ばれました。

アイフルホームが、2023年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 ハウスメーカー 注文住宅「価格帯別2000万円未満」の部門で1位に選ばれました|株式会社LIXIL住宅研究所のプレスリリース (prtimes.jp)

 

アイフルホームは他のローコストハウスメーカーとは少し違い(株)LIXIL住宅研究所という会社が展開している住宅フランチャイズです。

設計、仕様、工法などのノウハウを提供して、フランチャイズ展開しているのがアイフルホームです。 

  • 耐震性:耐震等級3相当
  • 断熱材:高性能グラスウール

親会社がLIXILということで、住宅設備は充実しており、その部分での価格競争力もあります。ただ、住宅機器部品の値上げの影響で、以前ほどの価格優位性がなくなってきている可能性があります。

また、住宅機器のほとんどがLIXIL製になってしまうため、他メーカーの機器を取り揃えたい方には、オススメできません。

<製品ラインナップ>

  • フェイボ:一人一人のこだわりに対応
  • ロディナ:セミオーダー住宅 本体価格1,320万円~

アイフルホームはFC展開しているハウスメーカーの中では老舗です。LIXILの機器好きにはオススメのハウスメーカーです。ローコスト系では価格は若干高めです。

\大手企業LIXILの安心グループ/

4位:ヤマト住建

ヤマト住建

出典:ヤマト住建
  • 本社:兵庫県
  • 資本金:3億1900万円
  • 従業員数:611名
  • 売上高:226億円
  • 設立:1987年
  • 建築実績:1000戸

坪単価:40~80万円/坪

ヤマト住建の家づくりは「安心できる家=丈夫な家」をモットーとしています。阪神大震災においても全壊した戸建はなく、強い家と言えます。

  • 耐震性:耐震等級3相当
  • 断熱材:硬質ウレタンフォーム

営業地域は、九州、北海道、東北を除く日本全域で対応しています。2021年に「ハウス・オブ・ザ・イヤー・エナジー2021」の特別優秀賞、優秀賞、省エネ住宅特別優良企業賞を受賞しており、ZEH住宅、省エネ住宅をローコストでご検討の方に、オススメのハウスメーカーです。

特に最近は、電気・ガスの値上げ幅が大きく、ZEH住宅に興味を持たれる方が増加してます。資源を持たない日本において、省エネルギー住宅というのは、今後、必須になる性能と思われます。

<製品ラインナップ>

  • erabo-style:オンラインで簡単家づくり
  • エネージュUW:世界基準の省エネ性能
  • エネージュW:断熱・機密性能にこだわり
  • エネージュE:外断熱の家
  • エネージュSGR:低価格注文住宅

ローコスト系でZEHを検討するなら候補に入れておきたいハウスメーカー。昨今の電気・ガス料金の値上げでヤマト住建の注目度が上がっています!

\ローコスト系ZEH住宅ならヤマト住建を候補に/

5位:アールギャラリー(アールプランナー)

アールギャラリー

出典:アールギャラリー
  • 本社:愛知県名古屋市
  • 資本金:3億9,369万円
  • 従業員数:339名
  • 売上高:???億円
  • 設立:2003年10月
  • 建築実績:?戸

※会社情報は、アールプランナー

坪単価:47~70万円/坪

アールギャラリーはアールプランナーのグループ会社で愛知県と東京都で展開しています。ローコストでありながらおしゃれな家を建てることができるため、若い方に人気です。

  • 耐震性:耐震等級3相当
  • 断熱剤:発砲ウレタンフォーム

ローコスト系のハウスメーカーは、良くも悪くも「普通の家」を建ててくれますが、他者と差別化したい方、拘った家を建てたい方にオススメです。

ただ、残念なことに愛知と東京のみです。

<製品ラインナップ>

  • arr style:デザイナー住宅 本体価格1,447万円~
  • arr basic:高性能・高断熱・高気密  本体価格1,524万円~
  • arr order:注文住宅  本体価格2,310万円~

ローコスト系でも他の人と差別化したい方は、アールギャラリーです。対応地域が愛知と東京のみというのが残念です。

\お洒落な家ならアールギャラリー/

6位:ヤマダホームズ

ヤマダホームズ

出典:ヤマダホームズ
  • 本社:東京都
  • 資本金:7億9,250万円
  • 従業員数:756名
  • 売上高:???億円
  • 設立:???(レオハウス吸収)
  • 建築実績:2557戸(2020年度)

坪単価:49~90万円/坪

現在は、ヤマダ電機のグループ会社ですが、当初はレオハウスという単体の会社でした。詳細は長くなるので書きませんが、建築コンサルティングがタマホームと同じ会社であったため、営業路線はタマホームと同様でした。

タマホームは「大安心の家」でレオハウスは「大人気の家」を売り出していました。ネーミングまで似ていましたね。

当初はタマホームの二番煎じという感じでしたが、その後、着工棟数を確保できず、ヤマダ電機に買収された経緯があります。

現在は、ローコスト住宅と高級住宅の両方を扱っているハウスメーカーになりました。

  • 耐震性:耐震等級3相当
  • 断熱材:高性能グラスウール

中でも、「スーパーフル装備住宅」はオススメです。ヤマダ電機グループのメリットを最大限活かした住宅で、家具や家電を取り揃えた住宅になっています。

ただ、ローコスト色は弱くなっている印象です。

<製品ラインナップ>

  • フェリディア:ハイグレード注文住宅
  • エルフォート:長期優良住宅基準
  • スーパーフル装備住宅:家具・家電装備

色々と考えたくない不精な方に、スーパーフル装備住宅は一見の価値あり。高級住宅とローコスト住宅の両面を持つハウスメーカー。

\ヤマダ電機グループの強み/

7位:ユニバーサルホーム

ユニバーサルホーム

出典:ユニバーサルホーム
  • 本社:東京都
  • 資本金:4億9,180万円
  • 従業員数:193名
  • 売上高:37億円
  • 設立:1995年5月
  • 建築実績:1923戸

坪単価:50~72万円/坪

直営店と加盟店があります。展開の仕方としてはアイフルホームにちょっと似ていますが、こちらは直営店があります。ただ加盟店から退会した会社も結構あります。

直営店で建てるのか、加盟店で建てるのか、そこが難しい部分ですね。実際、どちらがいいのか分かりませんが、加盟店で家を建てて、万が一その会社が脱退した場合、メンテナンスがどうなるかなどを心配するのであれば、直営店だと思います。

ただ、加盟店の方が家造りでいえば、自由度が高そうです。

ローコスト系では、派手ではないものの安定した家づくりをしているので、安心感を求める方にはオススメです。

  • 耐震性:耐震等級3相当
  • 断熱材:硬質ウレタンフォーム

ユニバーサルホームの特徴は、何と言っても地熱床システムです。地熱を利用して冷暖房する家は興味を引きますよね。

<製品ラインナップ>

  • ナナ・カラ:家族団らんを大切に
  • ビー・コンフィ:家族がつながる
  • ウィズ・ハート:二世帯住宅
  • フラットワン:平屋

ユニバーサルホームは、2016年12月に分譲住宅で販売棟数 日本一の飯田グループホールディングスのグループ会社になっています。

材料の仕入れ価格など、飯田グループの恩恵(飯田グループのスケールメリット)を受けているので、価格面は以前のユニバーサルホームよりお得になっている可能性が高いです。

ローコスト系では、独自路線を歩んでいるハウスメーカー。家づくりに真面目です。地熱床システムで暖かな家を建てたい方におすすめ。

\独自の強み 地熱床システム/

8位:クレバリーホーム

クレバリーホーム

出典:クレバリーホーム
  • 本社:千葉県
  • 資本金:10億8,268万円
  • 従業員数:名
  • 売上高:457億円
  • 設立:1970年4月
  • 建築実績:1800戸

坪単価:50~78万円/坪

クレバリーホームもアイフルホームと同様です。(株)新昭和という会社が展開しているフランチャイズです。

ツーバイシックス工法やツーバイフォー工法といった枠組壁工法を採用した家を建てます。こういう独自の家を建てるハウスメーカーは個人的にはあまり好まないです。万が一、その会社が倒産した時、メンテナンスなど対応が難しくなるので。

  • 耐震性:耐震等級3相当
  • 断熱材:高性能グラスウール

金額的には、少し高くなりますが、それでも大手ハウスメーカーよりは安いです。

他のローコスト住宅と差別化したい方には、オススメです。

<製品ラインナップ>

  • Vシリーズ:美しさと機能を追求
  • CXシリーズ:一人一人の生活に合わせた設計
  • ハピエス:共働き・子育て家族の住まい
  • INUMO:ペットと仲良く暮らす家

ローコスト系の中では、ちょっと高めの価格設定ですが、勢いはあります。

\顧客満足度の高いローコストなら/

9位:アイ工務店

アイ工務店 外観

出典:アイ工務店
  • 本社:大阪府
  • 資本金:1億円
  • 従業員数:1,630名
  • 売上高:624億円
  • 設立:2010年7月
  • 建築実績:2600戸

坪単価:62~78万円/坪

2010年設立の割と新しいハウスメーカーで勢いがあり、建築棟数や売上高もここ数年で急増しています。

  • 2017年:売上高288億円 1,250棟
  • 2018年:売上高396億円 1,671棟
  • 2019年:売上高539億円 2,282棟
  • 2020年:売上高624億円 2,600棟

2022年度は1,000億円近くの売上高になっており、急成長著しいですね。

それと合わせて拠点数も増加しており

  • 2017年:46ヶ所
  • 2018年:67ヶ所
  • 2019年:90ヶ所
  • 2020年:124ヶ所

そして現在は、201ヶ所となっています。

家が良いとか悪いとかは別として、これだけ急激に業務を拡大していると、ちょっと心配になります。

リスク要因としては

  • 急拡大による人員不足(営業対応、メンテ対応の低下)
  • 財務的なリスク

今は実績が好調ですが、契約数が減って売上が下がった時に、これだけ拠点と人員を抱えていると固定費がかさんでしまい財務的な負担が大きくなってしまいます。

ここ数年間でこれだけ建築棟数を伸ばしているので、検討してみる価値はあると思いますので、リスク要因をどう考えるかですね。

<製品ラインナップ>

  • N-ees:高水準な断熱性能
  • HILLUS:上質な注文住宅

ハウスメーカーがたくさんある中で、これだけ選ばれているので、話を聞いてみる価値はあります。

\適質価格(適正な品質と価格)なら/
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お住いの地域で新築可能なローコストハウスメーカーを探したい方は、LIFULL HOME´Sで探してみてはいかがでしょうか。

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ローコストハウスメーカー 調べ方 図解

・近くにローコストハウスメーカーの展示場がない
・1社だけでなく複数ハウスメーカーで検討したい
・各ハウスメーカーの坪単価や参考価格を知りたい
・ローコストハウスメーカーのカタログを揃えたい
 

個人的には、このLIFULL HOME´Sのサービスはすごくおすすめです。価格調査やカタログの一括請求もできるので、新築の検討を始めたばかりの方は、サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

 
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ローコスト住宅は恥ずかしい⁉

ローコスト住宅が恥ずかしい思考 図解

世間には「ローコスト住宅は恥ずかしい」という意見もあるようですが、まったく気にする必要はないです。

原因はネット上で発信されている情報の多くが「大手ハウスメーカーの高性能住宅」ということによる弊害ですね。SNSの情報発信を見ていても「我が家の自慢」という内容が多いです。

そういう情報ばかり見ていると、「大手ハウスメーカーが一般的でローコスト住宅は恥ずかしい」と思われるかもしれませんが、理解していただきたいのは、大手ハウスメーカーで家を新築される方は、全体のほんの一部です。大多数の方が、ローコストハウスメーカーや工務店で家を新築されています。

分かりやすい例をあげると、現在、年間の新築棟数は約80万戸ほどで、ハウスメーカーの受注ランキングで常に上位にいる一条工務店やタマホームの年間建築棟数は、約1万戸です。つまり、一番多く建てているハウスメーカーでも全体の1~1.5%ほどのシェアしか持っていません。

要するに上記で書かせていただいた通り、大手ハウスメーカーで家を新築される方は、ほんの一部ということです。

私はローコストハウスメーカーのタマホームで家を新築しましたが、恥ずかしいなんて一度も思ったことないですね。

個人的に思うことは、大手ハウスメーカーの家の価格が高すぎです。普通のサラリーマンじゃなかなか買えない金額ですよ。

大手ハウスメーカーとローコストハウスメーカーの価格差は、「研究開発費」と「利益率」の違い

ハウスメーカー 価格差 図解

実際に完成した家を比較すると大手ハウスメーカーとローコストハウスメーカーで家の出来映えに違いはないです。

にも関わらず、なぜ、価格差が生まれるのか?

これは割と明確な2つの理由はあります。それは

  • 研究開発費(設計費)の違い
  • 利益率の違い

です。

時々、口コミ情報で「粗悪な材料を使っている」「手抜き工事」「10年も住んだら建て替える必要がある」という書き込みを見かけることがありますが、こういう書込みをしている人はローコストハウスメーカーがなぜ安いのか、もう少し勉強した方がいいですね。

「価格が安い=家の品質が悪い」ではないです。

大手ハウスメーカーとローコストハウスメーカー 研究開発費の違い

やはり「デザイン」や「間取り」の提案力、商品のラインナップは、圧倒的に大手ハウスメーカーの方が強いです。一方、ローコストハウスメーカーは、良くも悪くも普通に家を建ててくれます。新鮮味ということで言えば、少し物足りないですね。

  • 大手ハウスメーカー:高付加価値の追求
  • ローコストハウスメーカー:性能を維持しつつコスト低減を追究

ローコストハウスメーカーは、ある程度、規格化して材料の大量仕入れ、設計の簡略化(設計時間の短縮)などによりコスト低減をしています。

そのため、大手ハウスメーカーのような細部にまでこだわった家を造るというイメージではないです。

ただ、逆の見方をするとローコストハウスメーカーは、同じ材料を使い、同じような設計をした家をたくさん建てているわけですから、必然的に家の完成度や信頼性はあがっていきます。

二世帯住宅を例にあげると明らかに「大手ハウスメーカー」と「ローコストハウスメーカー」の違いを感じることができます。気になる方は、こちらの記事をご覧ください。

⇒大手ハウスメーカーとローコストハウスメーカー 二世帯住宅の比較

大手ハウスメーカーとローコストハウスメーカー 利益率の違い

次に利益率ですが、以前、各ハウスメーカーの決算書を確認しましたが、明らかに大手ハウスメーカーの方が営業利益率が高かったです。

ローコストハウスメーカーは、後発のため価格勝負という部分があるので、利益を削っていることが分かりました。

ハウスメーカー 営業利益率 比較表
<大手ハウスメーカー> <営業利益率>
ダイワハウス 8.6%
へーベルハウス 8.8%
<ローコストハウスメーカー> <営業利益率>
アイダ設計 2.7%
タマホーム 5.0%

各ハウスメーカーの業績比較を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

⇒大手ハウスメーカーとローコストハウスメーカーの決算書・倒産の可能性分析

ローコストハウスメーカーの値上げ状況は?

ローコストハウスメーカーも値上げはしています。アイダ設計とタマホームの決算書を分析しましたが、両ハウスメーカーとも原価率(建築原価÷売上高×100)が上昇傾向にあります。つまり利益が減っているので、その分は値上げされる見込みです。

<アイダ設計>

  • 2022年3月期:原価率80%
  • 2022年9月期:原価率83%
  • 約3%の上昇

<タマホーム>

  • 2019年6月期:原価率75%
  • 2022年6月期:原価率77%
  • 約2%の上昇

アイダ設計もタマホームも原価率が約2~3%上がっています。明らかに原価上昇の影響を受けていますね。

ハウスメーカーも当然、利益を確保しなくてはならないですから、今後新築価格は2~3%値上がりすると予想されます。

⇒タマホームの適正な値上げ幅を分析

新築価格は上がり続ける

新築価格が上昇する理由 図解

原材料費の値上げとともに住宅価格も値上がりしますが、その値上げとは関係なく今後も新築価格は上がる傾向にあると想定されます。

その原因は、住宅の高性能化ですね。

  • 高気密・高断熱による高品質化
  • 住設機器の高性能化
  • 高セキュリティー化

など、性能が上がれば上がるほど、販売価格は材料費の値上げに関係なく上昇します。政府もZEH住宅を推進しているので、この流れは止まらないです。

自働車に例えると分かりやすいですが、20年前に200万円前後だったミニバンが今では300万円以上ですからね。住宅も同じですね。

家を新築するタイミングは難しいですが、個人的には早めに建ててしまうことがコスト的には良いのではないかと感じています。

ローコストハウスメーカーのメリットは?

ローコストハウスメーカー メリット

ローコストハウスメーカーの最大のメリットはイニシャルコストの低さです。

イニシャルコストを抑えることができると

  • 住宅ローンの返済が楽
  • 金額が低いので、銀行からの借り入れがしやすい
  • 予算に余裕ができるため、家づくりの自由度が高まる
  • 広い家を建てることができる
  • 低予算で完全分離型の二世帯住宅を建てることができる

仮に30坪の家を大手ハウスメーカーとローコストハウスメーカーで建てた場合

  • 大手ハウスメーカー:30坪×80万円/坪単価=2,400万円
  • ローコストハウスメーカー:30坪×50万円/坪単価=1,500万円

差額900万円です。

家の仕様が違うにしても同じ広さの家で差額900万円は大きいですよね。

確かに大手ハウスメーカーの家は細部にまでこだわった家ですが、一方で「住めば都」という言葉もあります。

長年、その家で暮らしていれば、仕様の差なんてほとんど感じないのが現実です。

(家が趣味という方は別ですが・・・)

ローコストハウスメーカーのデメリットは?

価格が安いこともあり、

「デメリットはどうなの?」

と気になる方は多いのではないでしょうか。

ローコストハウスメーカーのデメリットは

  • 打合せ時間が短い(回転率を上げるため)
  • 低品質な家を造るメーカーもある
  • 営業マンの質にバラつきがある
  • 財務内容の悪いハウスメーカーもある(倒産の可能性)
  • 設計の自由度が低い

元ハウスメーカーの営業、ヒトデせいやさんのYouTubeチャンネルで詳しく解説されていますので、詳細を詳細を知りたい方は、ご覧ください。


www.youtube.com

ローコストハウスメーカーの品質・耐用年数は?

ローコスト 品質 良

ローコストハウスメーカーで家を建てる際、心配事の一つとして「家の品質」を気にされる方がいらっしゃいますが、お気持ちはよくわかります。

私も実際にローコストハウスメーカー(タマホーム)で新築した時、同じように不安な気持ちがありました。

先に結論を書かせていただくとローコストハウスメーカーだからと言って、「家の品質」を心配する必要は全くありません。

10年経過した現在も家に不具合はなく、満足度は高いです。

⇒タマホームの家10年後の評価

家の品質で大事なことは

  • 実際に作業する職人の技量
  • ハウスメーカーの施工管理

です。だから、大手ハウスメーカーだと家の品質が良い、ローコストハウスメーカーだと家の品質が悪い、なんてことはなく、仮に大手であっても職人の技量や管理者の力量によっては、完成度の低い住宅になってしまいます。

大切なことは、実際に話をして、打合せを行い、あなたがそのハウスメーカーの担当者を信頼できるかどうかです。

⇒ハウスメーカーの営業マン 見極め方法

私はタマホームで建てた家に10年間暮らしていますが、家の仕上がりに何一つ問題はありません。我が家を担当してくれた大工さんは、タマホームの営業担当や工務担当が認める腕の良い大工さんでした。

私の場合、打合せ時に「腕の良い大工さんに担当してほしい」と最初から言い続けていたので、配慮してくれた可能性はあります。

これにどの程度、効果があるのかは分かりませんが、試してみる価値は十分にあります。

地元の工務店という選択肢は?

ハウスメーカーより安い金額で家を建てることのできる工務店は多数存在します。こだわった家を建ててくれる工務店もあります。

だから、地元の工務店という選択肢もありです。

ただ、良い工務店を選ぶことは思いのほか難しいです。

  • 倒産の心配がないか
  • きちんとした家を建ててくれるのか
  • 金額は適正なのか
  • 将来的なフォローは大丈夫なのか

「この工務店なら大丈夫」と見極めるためには、ハードルがあります。

安心を求めるのであれば、ハウスメーカーですが、ローコストでこだわった家を建てたい方は、工務店という選択肢をもっても良いです。

もし工務店を探すのであれば、ネットで探すより、資料請求なり、相談窓口で探すことをオススメします。

理由は、資料請求や相談窓口の運営資金は、ハウスメーカーの広告宣伝費です。それくらいの宣伝広告費を払えないような工務店は、避けた方が無難ということです。

必ずしも、そういう工務店が危険ということはないですが、一つの判断材料ですね。

ローコストハウスメーカーまとめ【ローコストだからといって、家の出来が悪いことはない】

ローコストメーカーだからといって、家の出来が悪いということはないです。

私もタマホームで10年前に家を建てましたが、何ら問題はないですし、アフターフォローもしっかりやってくれます。

【タマホームの家が「やばい」という噂は本当⁉】10年暮らしてみた評価を公開 - 大器晩成を信じて

ネット上では、ローコストハウスメーカーに対して、悪い噂もありますが、どれも信憑性に欠けます。

もう少し言うと、ローコストハウスメーカーは、年間に何万棟の家を建てています。それに対して、ネガティブな情報がどの程度あるかです。

ネガティブな情報は目につきやすいので、たくさんあるように感じますが、ほとんどないに等しいですよ。

根拠のない噂に惑わされず、家造りを頑張ってください! 

※坪単価情報は、スーモの公式サイトより入手【SUUMO】 [坪単価相場]から注文住宅の建築実例を探す(ハウスメーカー・工務店)