これまでも書いていますが、二世帯住宅の検討において、音対策は最重要事項です。極端な話、価格よりも大切です。
なぜなら、二世帯住宅の音問題は、プライバシー問題とならび、二世帯住宅での生活を破綻させる可能性があるからです。
どれだけ低価格で二世帯住宅を建てることができても、その生活を維持できなければ、意味はないですよね。
二世帯住宅の生活音の問題は、実際に生活してみないとなかなか分からないです。
実際、私がそうでした・・・
この記事では、二世帯住宅において、音対策がいかに重要か説明していますので、これから二世帯住宅を検討される方は、ぜひご覧ください。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
- 家における生活音の問題
- 完全分離型 二世帯住宅の1階と2階の音の状況
- 建築前にタマホームのモデルルームで音の確認をした時は問題なかった
- 床の防音材を多くするだけでは、音対策は不十分
- 二世帯住宅 音対策の基本は、間取りの検討
- 建築後に音対策をするなら絨毯風の厚手のマットがオススメ
家における生活音の問題
下記は、DAIKENさんのホームページから引用したコストをかけてでも改善したい「音」のグラフです。
木造住宅にとって、音の問題は様々な場所で発生していることがわかります。二世帯住宅であれば、尚更のことと思います。
この中のうち、二世帯住宅の音問題で気になるのは、4番目の「子供が遊んだり走り回る音」と「いびき」です。
意外かもしれませんが、木造住宅で「いびき」の音は結構響きます。
完全分離型 二世帯住宅の1階と2階の音の状況
これは実際に我が家(完全分離型 二世帯住宅)で暮らして実感したことですが、1階(親世帯)の音は、基本的に2階(子世帯)には、ほとんど聞こえません。
逆に、2階(子世帯)の音は、1階(親世帯)に相当響きます。
この響くという表現がポイントですね。
会話やテレビの音など軽い音は、2階(子世帯)から1階(親世帯)に聞こえることはありませんが、子供たちが暴れる音やフローリングに物を落とした音、あと歩き方がドンドンしているような重低音は、1階(親世帯)に相当響きます。
二世帯住宅に住む前から音については、多少なりとも心配はしていましたが、想像以上に音の問題はあります。
二世帯住宅の音にまつわる問題エピソードはこちら
【二世帯住宅の体験談を公開】二世帯住宅での生活 5つの重要ポイント - 大器晩成を信じて
建築前にタマホームのモデルルームで音の確認をした時は問題なかった
実際に家を建てる前に生活音の心配があったので、タマホームのモデルルームに行き、家族で1階と2階に分かれ試してみました。
その時は、瞬間的なこともあり、気にならないという判断をしましたが、実際に毎日、生活すると全く違います。
要するに昼間は、テレビや他の音があるので気にならないが、夜静かになると気になる、と言うことが発生します。
これはモデルルームで試しただけでは、分かりません。
子供たちが大きくなるにつれ、音の問題は減ってきましたが、今でも生活音に対しては、かなり気を使っています。
床の防音材を多くするだけでは、音対策は不十分
家を建てる前から生活音の心配はあったので、タマホームに相談はしていましたが、タマホームの営業さんは、防音材が入るので問題ないと言っていました。
(記憶が定かではないですが、防音材も厚めに入れておくと言っていたような気はします。実際、どうなのかは確認する術がないですが。)
しかし実際には、防音材にも、「防ぎやすい音」と「防ぎにくい音」があるので、一概に防音材が入ってるから大丈夫ということではないです。
ただ、我が家の場合は、もう家が建ってしまっているので、どうすることもできませんが、これから二世帯住宅を検討される方は、音対策について相当、注意を払ったほうがよいです。
音が問題で二世帯生活がうまくいかいことは、多くあると思いますので、多少コスト高になったとしても音対策はしっかり実施することをお勧めします
二世帯住宅 音対策の基本は、間取りの検討
例えば、1階(親世帯)の寝室の上に子世帯の子供部屋がある間取りは、最悪です。
親世帯が就寝するタイミングで子供が暴れたりすると1階に音が響いて、問題になりがちです。
防音材などの音対策も重要ですが、それよりも間取りをしっかり検討することの方が重要です。
音の観点から二世帯住宅の間取りを評価しました。自分で言うのも何ですが、二世帯住宅を検討される方は、ぜひ読んでいただきたい内容となっています。
【二世帯住宅 間取りを解説】二世帯住宅での生活10年で導き出した答え - 大器晩成を信じて
建築後に音対策をするなら絨毯風の厚手のマットがオススメ
我が家は、音対策をしようにもすでに家が建ってしまっているので、難しい状況です。今更、家の構造を変えれるわけもないですし、フローリングにマットを敷いて対策しています。
実際、このマットを敷くと効果はあります。例えば、物を落とした時の音や物を引きずる音も軽減されます。
ただ、子供たちが走ったりするような、ドンドンといった重低音には、あまり効果がありません。
フローリングではなくなってしまいましたが、マットを敷くことにより、音の問題はある程度、軽減できています。
タマプレミアムコートを施工したせっかくのフローリングですが、仕方ないですね。
・二世帯住宅において、生活音対策は最重要項目
・ハウスメーカーに任せきりでは、音対策はできない
・音に配慮した間取りの検討は重要
音対策を得意としているハウスメーカーを探す方法は、town lifeの資料一括請求が有効です。資料一括請求の活用方法をまとめていますので、一度、読んでみてください。
二世帯住宅 検討の重要ポイントも記載していますので、あなたの参考になると思います。
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それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたにとって最良の二世帯住宅が建つことを願っています!