この記事を読んで分かること☝
- 「スーモカウンター」でできること
- 「住まいの窓口」でできること
- 「タウンライフ注文住宅相談センター」できること
- 注目の相談サービス
- 相談窓口を利用する、メリット・デメリット
- 相談窓口を利用した方がいい人
ここ数年、新築について相談窓口を利用される方が増加しています。CMでお馴染みの「スーモカウンター」もその一つですね。
「スーモカウンター」は、2022年3月末時点で利用者数が38万組となっていますし「住まいの窓口」は、店舗によっては予約が取りずらい状況もあります。
これら相談窓口のサービスについて簡単に説明させていただくと、「お客さんの要望を聞き取とり、家づくりのアドバイスやハウスメーカー・工務店の紹介、お断りの代行」などを行うサービスです。
分かりやすい例えですと、「保険の窓口」の新築バージョンという感じですね。あとはメジャーリーグの代理人制度とも近いかもしれません。
<相談窓口の利用が向いている人>
- 面倒くさがりな人
- ハウスメーカーの営業マンが苦手な人
ですね。こういう方は、ぜひ、この記事を最後まで読んでください。
一方、自分でどんどん情報を集めて家づくりをしたいという方は、「相談窓口」より「カタログ請求」の方がおすすめです。
【これから新築を検討される方必見!】2024年度最新版 ハウスメーカー15社のカタログ情報 - 大器晩成を信じて
先に結論を書きますと、新築の相談窓口を利用する最大のメリットは「ハウスメーカー・工務店との調整や代行サービス」です。
ハウスメーカーの営業マンは、割としつこい人が多いです。そして、断りにくい雰囲気を醸し出してきます。
新築の相談窓口では、お断りしたいハウスメーカーへ「断りの代行」をしてくれます。あなたが直接、ハウスメーカーへ連絡しなくていいわけです。
また、価格や仕様など、ハウスメーカーに言いにくい要望も相談窓口が、代行で話をしてくれます。
これが相談窓口の最大のメリットです。
一方、相談窓口を利用するデメリットは?
- 相談窓口と提携していないハウスメーカーの情報がない
- アドバイザーの力量によっては、大した恩恵を受けることができない
相談窓口を利用して、決定的にあなたがダメージを受けるようなデメリットはないです。
個人的には、家づくりにおいて、お金のかかるようなデメリットがないサービスは、何でも利用して情報収集した方が良いと考えています。
その中で良いものが見つかれば、取り入れたらいいですし、ダメなら辞めればいいだけですからね。
一方、<相談窓口を利用するデメリット>
- 相談窓口に登録していないハウスメーカーは紹介されない
- ハウスメーカーから相談窓口へ支払われる紹介料が、住宅価格に上乗せされていないか心配
- 窓口へ訪問しなくてはならない
1番目のデメリットは確実に存在しています。
しかし、2番目の「紹介料が住宅価格に上乗せされている」は、口コミ情報をもとに記載させていただきましたが、この考え方は完全に間違っています。
簡単に説明させていただくと住宅の販売価格の構成は下記の通りです。
住宅の販売価格=製造原価(材料等)+人件費+販売促進費(販売管理費)+利益
相談窓口への紹介料は、販売促進費にあたりますが、一つの物件ごとにこんな計算はしていないです。
年間に必要となるすべての販売促進費(チラシ、ネット広告、テレビCM、紹介料など)をもとに住宅価格を決めているわけです。
ですから、極端な話、相談窓口を利用してもしなくても、ハウスメーカーで家を新築すれば、住宅価格に相談窓口に支払われる紹介料(販売促進費)が含まれているということです。
2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。
二世帯住宅での生活(生活歴10年)しながら、最もローコストで理想の二世帯住宅が、どういうものなのか研究。
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親
新築の相談窓口 サービス会社 おすすめ4選
本題に入る前に上記資料について、最近はWEBや資料請求などで新築を検討する人が増加しています。「相談窓口」もWEB打合せの一つですから、積極的に活用していきたいですね。
さて、新築の相談窓口サービスを運営している会社は、小さいところを含めると、何社かありますが、ここでは全国展開している大手4社をご紹介します。
- 家づくりのとびら【HOME4U】(NTTデータスマートソーシング)
- LIFULL HOME´S【住まいの窓口】
- スーモカウンター
- タウンライフ注文住宅相談センター
です。4社ともサービス料は無料です。
サービス名 | おすすめ度 |
利用者の満足度 |
運営会社の信頼性 |
---|---|---|---|
家づくりのとびら | ☆☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆☆ |
住まいの窓口 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
スーモカンター | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
タウンライフ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆ |
この中でサービスとして一番新しいのは、「家づくりのとびら」で、これまでにあった相談窓口の利点を受け継ぎつつ、手間の部分を改善しているので、これから相談窓口を探そうという方は、「家づくりのとびら」を使ってみるのは一つの手ですね。
おすすめ1位 家づくりのとびら【HOME4U】
「家づくりのとびら」は、2022年3月よりNTTデータ・スマートソーシングが開始した「プラン作成依頼サービス」のことです。
<サービスの内容>
- ネット上のフォーマットに希望条件を入力
- その内容に対して専門コーディネーターが詳細内容の聞き取り
- 具体的な希望を盛り込んだ内容でハウスメーカーにプラン作成依頼
このサービスの大きな利点は、こちらの希望に対してハウスメーカーの提案がマッチしていない状況を避けることができるという部分ですね。
これはすごく重要なことで、こちらの希望が正しく伝わらないと、複数のハウスメーカーから見積を取っても、うまく比較ができないです。
(違う条件でプランを作成されては、相見積の意味がない)
私も色々なハウスメーカーと話しをしてきましたが、こちらの希望に対して、その希望をしっかり盛り込んだプランってなかなかハウスメーカーから出てこなんですよね
また「家づくりのとびら」では、専門コーディネーターが、検討の初期段階から成約に至るまでサポートしてくれます。他の相談窓口と違い、オンラインでの相談ですから店舗へ出向く必要もありません。
プラン作成サービスとして
「依頼したけど、カタログしか送られてこない・・・」
「依頼した先からなんの音沙汰もない・・」
という口コミをよくみかけますが、「家づくりのとびら」はコーディネーターによるフォロー体制がしっかりしているので、心配ありません。
このサービスを利用するメリットは
- NTTデータグループの安心サービス
- 利害関係なく家づくりに関する質問をすることができる
- 検討初期から成約までの間、手厚いサポートがある
- ハウスメーカーへのお断り代行がある
- オンラインで打合せできるので予定が立てやすい
基本的に新しいサービスは、顧客満足度をあげて良い評価をたくさん貰うことにより、今後、集客していきたいと考えているため、このサービスを利用するなら今という感じですね。
おすすめ2位 LIFULL HOME´S【住まいの窓口】
運営会社:株式会社LIFULL
資本金:97億円(上場:東京証券取引所)
サービス内容
- ハウスメーカー・工務店の特徴や担当者の雰囲気などの説明
- 新築する際の総予算や住宅ローンの相談
- 家づくりの進め方や注意点の説明
- ハウスメーカー・工務店との調整&代行業務
相談窓口サービスを行っている企業の中で最大手です。どこに相談しようか悩まれているのであれば、「住まいの窓口」をオススメします。
「住まいの窓口」では、お客さんに対して、3つの約束をしています。
- サービス料金は無料
- 中立的な立場でサポートし、特定の会社を勧めない
- 営業はしない(お客さんが望まない場合、ハウスメーカーの紹介はしない)
営業されるわけではないので、ハウスメーカーや工務店へ直接行くより、ハードルは低いです。
「住まいの窓口」の相談店舗は
東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡
にあります。
近くに店舗がない場合は、ZOOMによる「ビデオ通話相談」もでき、パソコンがあれば相談可能です。
- 色々と家づくりの情報を調べている時間がない
- 営業マンが苦手で断れない・要望を伝えることができない
- 複数のハウスメーカー・工務店を比較して検討したい
- ローコストハウスメーカーで検討している
- 二世帯住宅の得意なハウスメーカーを探している
という方には、オススメできるサービスです。サポートも手厚いですから女性にも安心してご利用いただけます。
<デメリット>は、下記の通りです。
- 相談してみたけど、希望に合うハウスメーカーを紹介されない
- 自分とアドバイザーとの新築検討に対する温度感が違う(性格の不一致みたいな感じ)
- 希望する条件にマッチするハウスメーカーが見つからない
- 予約するのが面倒
「住まいの窓口」に相談したからといって、そこで必ず家を新築しなければならないというルールはないですから、「住まいの窓口」を利用しようか悩んでいるのであれば、利用することをオススメします。
家を新築したあと「やっぱり住まいの窓口でも話を聞いておけばよかったかな」と後悔しては、せっかくの新築が台無しですからね。
最近は、特にローコストハウスメーカーの相談が多くなっているようですから、ローコスト系で考えられている方は、ぜひ、利用してみてください。
おすすめ3位 スーモカウンター
運営会社:株式会社リクルート(親会社:リクルートホールディングス)
資本金:3億5000万円
サービス内容
- 家づくりの段取りの説明
- トータル予算の把握、住宅ローンの相談
- 複数のハウスメーカー・工務店の紹介
- 専属アドバイザーによるサポート
テレビCMでもお馴染みで、ほとんどの方が「スーモカウンター」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
リクルートが運営しているということで、代理人サービスは信頼できます。
(転職エージェント(代理人)のノウハウがあるため)
スーモカウンターでは
- 営業はしない(お客さんが望まない場合、ハウスメーカーの紹介はしない)
- 建売や賃貸の相談もできる
- ファイナンシャルプランナーに相談できる特典がある
スーモカウンターの相談窓口は、全国展開しており、どこの地域でも直接、店舗へ訪問し面談で相談できます。
- 専門家が客観的にみたアドバイスをほしい
- 住宅ローンの相談をファイナンシャルプランナーに相談したい
という方にオススメのサービスです。
専属アドバイザーがつきますので、家づくりに不安を持たれている方にも安心してご利用いただけます
おすすめ4位 タウンライフ注文住宅相談センター
運営会社:タウンライフ株式会社
資本金:2000万円
サービス内容
- 希望の間取り図をプレゼント
- 電話で希望・要望、予算を聞き取り、中立な立場でハウスメーカー・工務店を紹介
- ハウスメーカー・工務店との調整&代行業務
- 契約となった場合、お祝い金10万円プレゼント
ただ、足を運ぶ必要がないため、時間のない方にはオススメです。
タウンライフ注文住宅相談センターを利用する利点は
- 電話相談のため、どの地域でも利用できる
- 参考間取り図を貰えるので、メーカーとの打合せ時にイメージが持てる
- 「成功する家づくり7つの法則」の冊子を貰える
相談窓口というよりは、資料請求に近い内容ですから、ある程度、自分自身で新築の方向性が決まっている方向けのサービスとなっています。お祝い金10万円は魅力的ですね。
相談窓口でできること
- あなたの希望・予算に合ったハウスメーカー・工務店の紹介&取次ぎ
- お金に関するアドバイス
- 家造りの進め方のアドバイス
- ハウスメーカー・工務店との調整や代行サービス
サービス会社によって、内容は異なりますが、概ねこの4点です。
<あなたの希望・予算に合ったハウスメーカー・工務店の紹介&取次ぎ>
お客さんの要望や希望、予算を聞きながら、その人に合うハウスメーカーや工務店を紹介してくれます。
これまで新築の検討といえば、ネット情報をもとにハウスメーカーや工務店を回って、ハウスメーカーの営業マンと話をしていきますが、当然ながらハウスメーカーの営業マンは、自社のPRをするため、これだと実際そのハウスメーカーが「自分に合っているのか」「他にもっと良いハウスメーカーがあるのか」分かりません。
相談窓口は、中立の立場ですから、客観的にお客さんの要望・予算を判断し、最適なハウスメーカーや工務店を紹介してくれます。
例えば、ローコストで二世帯住宅を建てたい・・こだわった家を建てたい・・二世帯住宅を建てたい・・仕事のできる営業マンに担当してほしい・・など
「住まいの窓口」のYouTubeで注文住宅を予算内で収めるポイントという動画を見つけました。
相談窓口では、アドバイザーからこういった情報を入手することができます。
<お金に関するアドバイス>
家を新築する場合、家本体の金額だけでは、家を建てることができません。地盤改良費や登記費用、外構費用など、諸経費と言われる金額が相当額必要です。
この部分の情報が少ないと家の新築途中で「お金が足りない」ということに成りかねないです。相談窓口では、お金に関するアドバイスも受けることができます。
<家づくりの進め方のアドバイス>
家造りは、ハウスメーカー選びから始まって、間取りの検討、予算の確認、建築後の手続き、など検討することが多いです。
相談窓口では、一連の流れを説明してくれます。
<ハウスメーカー・工務店との調整や代行サービス>
冒頭にも書かせていただきましたが、相談窓口の最大のメリットは、「ハウスメーカー・工務店との調整&代行サービス」です。
個人で複数のハウスメーカーや工務店と交渉するのは、なかなか大変です。
何が大変かというと、当然、ハウスメーカーや工務店の営業マンは、自社に決めてほしいので必死です。仮にあなたが、4社のハウスメーカーに相見積を依頼していたとします。4社の営業マンとも必死に頑張ってくれています。
この状況は、正直、断りにくいですよね。断ったら、「どうしても契約してほしい」と営業マンは、食らいついてくるかもしれません。
相談窓口では、この「断りの代行」をしてくれます。
また、ハウスメーカーに直接依頼しにくい内容も相談窓口が、「代行で依頼」してくれます。価格交渉や再度の間取り作成、営業マンの変更など。
分かりやすくいうと、嫌なことを代行してくれるという感じです。
新築の相談窓口 まとめ
今後、新築の相談窓口を利用される方は、増加していくと想定されます。なぜなら、ネット社会の普及により「人との交渉や調整を苦手」とする方が、増加しているからです。
「人との交渉や調整が苦手」というのは、別に悪いことではないです。そういう世の中ってことですから。
大切なことは、その世の中に合った「新築の検討方法」を選択することです。新築の相談窓口は、その選択肢の一つですね。
相談窓口は、こんな方に多く利用されています
- 営業マンの営業トークに流されることなくハウスメーカーを決めたい
- 複数のハウスメーカーを検討したいが、断るのが苦手
- どんな間取りが良いのか分からない
- ローコストハウスメーカーを探している方
- 二世帯住宅を検討されている方
- ハウスメーカーの内情をしりたい
- 中立的な第三者の意見を聞きたい
最近は、昨今の値上げの影響によりローコストハウスメーカーの相談が多くなっており、また、ハウスメーカーによって得手不得手の分かれる二世帯住宅の相談も多くなっているようです。
新築の相談窓口へ行く際、特別に準備するものはありません、これから新築を具体的に検討される方は、まずは行動あるのみです。
- データに基づいた家づくりなら「家づくりのとびら」
- 安心感重視なら上場企業が運営している「住まいの窓口」
- 知名度重視ならテレビCMでお馴染みの「スーモカウンター」
- お祝金重視なら「タウンライフ注文住宅相談センター」
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
新築をご検討の方にオススメ記事を2つ紹介させていただきます。ぜひ、読んでみてください!