この記事を読んで分かること☝
- 勾配天井のある部屋の室温
- 2階のLDKが暑くなる理由
- 勾配天井とロフトの関係
2階にLDKを設置している住宅はどの程度、あるのでしょうか。我が家は、上下横割りの完全分離型 二世帯住宅で1階にも2階にもLDKがあります。この2階にあるLDKですが、季節に関わらず、暑いです。
正確に言うと、冬は暖かく、夏はかなり暑い、という感じです。
これから完全分離の二世帯住宅や2階にLDKを設置しようと検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
1階のLDKより2階のLDKは、確実に暑い
冒頭にも書かせていただきましたが、我が家は二世帯住宅のため、1階にも2階にもLDKがあります。
1階のLDKは、夏でも割とひんやりしていますが、2階のLDKは、春先から猛烈に暑いです。でも2階の他の部屋、北側の洋室も南側の洋室も暑くはありません。
本当にLDKだけが暑いです。
もともと建物の最上階は、暑い傾向にありますが、それにしても暑過ぎるので、何か原因があると思い考えてみました。
勾配天井が暑さの原因⁉
2階のLDKには、ロフトがあり、その出入口を造るため、天井が勾配天井となっています。
普通であれば、屋根からの温度は、屋根裏の空気の層+断熱材で緩和されますが、勾配天井だと屋根の温度がダイレクトに室内に伝わります。
ちなみにタマホーム大安心の家の断熱は、高性能グラスウール155mmです。
実際、ロフトは夏場かなりの暑さになるため、長時間そこにいることはできません。温かい空気は、上部へ流れますが、そこが温かい空気でいっぱいになってしまえば、下の方も暑くなるということです。
食洗器の乾燥工程も室温を高くする⁉
我が家は、食器を洗うのにビルドイン式の食洗器を使用しています。(三菱製:EW-DP455)
この食洗器には洗いの工程と乾燥の工程があって、乾燥工程中はずっと食洗器から温風が室内に排出されています。
分かりやすいイメージとしては、小型のセラミックヒーターが常時、稼働しているような感じです。
ちょっとした暖房器具くらいの温風が排出されているので、それは暑いですよね・・・でも冬場は部屋が暖かいです。
2階のLDKが暑くなる原因
1階のLDKが暑くないこと、2階のLDK以外の部屋が暑くないということで、2階のLDKが暑い原因は、
- 勾配天井により屋根の熱が室内に伝わる
- 食洗器の温風排気
- 外壁からの熱
により、暑くなっていると想定できます。食洗器を動かしていない時でも結構な暑さなので、勾配天井の方が、室温上昇への影響は大きいと感じます。
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対策はできるのか⁉
勾配天井は、正直、対策のしようがないです。上に向けて扇風機をかけるくらいだと思いますが、これだと逆に上部に留まっている温風が下へ流れる可能性もあるため、よい方法とは言えません。
強いて言えば、新築時にロフトの場所を注意するということですね。
以前、ロフトについて、オススメする記事を書かせていただきましたが、もしこの記事を読んで、ロフトを検討されるのであれば、ロフトを設置する場所にご注意ください。間取り次第だとは、思いますが、廊下から入ることのできるロフトが良いと思います。
次に食洗器の対策ですが、これは本気になればできます。
要は温風の出てくる排気口にホースを取り付け、その温風を外部に流せばいいわけです。ちょっと邪魔になりそうなので、我が家は対策していませんが、ホースと工具があれば、普通にできます。でも多分、収まりの悪い状態にはなると思いますので、オススメはできません。
外壁については、遮熱塗料による外壁塗装が有効です。遮熱塗料とは太陽の熱を弾く塗料で室温の上昇を抑えることができます。
まとめ
二世帯住宅以外は、2階にLDKを造ることは少ないと思いますが、このLDKの暑さは夏の冷房代など、電気代に直結します。(冬は暖かいので、暖房代が少し助かるとは思いますが。)
勾配天井だと室内の空間が広くなるので、暮らしていて解放感があるという良さはありますが、昨今の電気代、ガス代が上昇していますので、間取り特にロフトの設置場所には注意した方がいいですね。勾配天井は、家を建ててしまうとどうすることもできないので要注意です。
これから新築を検討する方やまさに今間取りを検討している方が、いらっしゃるのであれば、勾配天井の場所(ロフト)と食洗器には、細心の注意をはらい検討することをオススメします。
それでは、今回のお話は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。