この記事を読んで分かること☝
- 二世帯住宅を勧められているが、建てるべきかどうか
- 二世帯住宅を建てた後、嫁姑問題が大丈夫かどうか
- 二世帯住宅を建ててうまくやっていける人
- 後悔しないための二世帯住宅の検討方法
この記事では、これから二世帯住宅を検討される方に「本当に二世帯住宅を検討すべきかどうか」判断するポイントを解説しています。
ところで、先日、Yahoo知恵袋の質問者様から当ブログに対して、ベストアンサーの評価をいただきました!
二世帯同居について。 - 現在、夫婦+子供1人(1歳)の3人家族で賃貸... - Yahoo!知恵袋
ブログを書いていて良かったと思った瞬間でした。
今後もあなたのお役に立てるブログを目指していきますので、宜しくお願い致します。それでは、早速本題に入ります。
二世帯住宅の検討は、「二世帯住宅ってどういう感じなのかな」「二世帯住宅を検討してみようかな」といった漠然とした状態から始められるケースが多いと感じますが、検討を開始する前に二世帯住宅を建てる目的をはっきりさせた方が良い二世帯住宅を建てることができます。
特に
- 「そもそも二世帯住宅を建てる必要があるのか」
- 「そこで住む人は、二世帯住宅に向いているのか」
上記2項目がはっきりしていないと中途半端な二世帯住宅になってしまい、その後の生活もうまくいかなくなる可能性があります。
私は二世帯住宅で11年間暮らしていますが、その経験から感じていることは「強い目的意識がないなら二世帯住宅は建てない方が良い」ということですね。
この記事では、二世帯住宅を検討されているあなたが、どのような方向で検討していくのがベストなのか、チャート式で確認できる記事となっています。
一度、立ち止まって、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
- ①漠然と二世帯住宅を検討することは「後悔」のもと
- ②二世帯住宅のデメリットをしっかり理解できているか?
- ③二世帯住宅で暮らす人の見極めは?【嫁姑問題の見極め】
- ④二世帯住宅の間取りは、完全分離型 一択
- ⑤二世帯住宅の予算【大手ハウスメーカーは4,000万円以上、ローコストハウスメーカーなら2,000万円以上 必要】
- ⑥本当に二世帯住宅が必要なのか、「後悔」しないために、しっかり考えてみる
- ⑦二世帯住宅を建てるのは、辞めておいた方がいいです
- 二世帯住宅で成功するための対策 まとめ
①漠然と二世帯住宅を検討することは「後悔」のもと
漠然と検討していても将来待っているのは、「後悔」かもしれないです。
「なぜ二世帯住宅が必要なのか」もう一歩、踏み込んで考えてみるといいですね。
- 近くに住んでいた方が安心
- 何か困った時に助け合える
- 経済的な面で助かる
などは、ちょっと漠然とした目的なので、もっと踏み込んで。
二世帯住宅は家を建てる具体的な理由を持っていた方が家づくりの方向性も分かりやすくなるため良い二世帯住宅を建てやすくなります。
逆の見方をすると二世帯住宅を建てる明確な理由がないと、例え二世帯住宅を建てたとしても目的にマッチしていない二世帯住宅になってしまいあとで後悔する可能性があるということです。
あなたはどっち?
1.二世帯住宅を検討する明確な目的がある
⇒②へお進みください。
2.二世帯住宅を検討する明確な目的がない
⇒⑥へお進みください。
②二世帯住宅のデメリットをしっかり理解できているか?
ネット上でもメリット・デメリットの記事を見かけますが、二世帯住宅は二世帯(親世帯と子世帯)で1つの家を検討・新築そして生活していくため、調整しなければならないことが多いです。
- 二世帯住宅のイニシャルコスト、ランニングコストの問題
- プライバシーの問題
- 嫁姑問題
- 育児方針の違いによる問題
など、難しい問題がたくさんあります。
二世帯住宅はこれらを解決するための家ですが「例え二世帯住宅でもこれは難しい」という状況があるご家庭では、もっと違う考え方をしなければならないかもしれません。
一度、二世帯住宅のメリット・デメリットとご家庭の状況を照らし合わせて「本当に二世帯住宅で大丈夫なのか」確認してみるといいですね。
具体的な二世帯住宅のメリット・デメリットはこちらの記事にまとめています。
あなたはどっち?
1.デメリットは理解できていて、それでも二世帯住宅を建てる
⇒③へお進みください。
2.デメリットは理解できたが、迷っている
⇒こちらの記事を読んでいただき、再度、判断してみてください。
まだ迷いがある方は、⑥へお進みください。
③二世帯住宅で暮らす人の見極めは?【嫁姑問題の見極め】
二世帯住宅は親世帯と子世帯で暮らすわけですが、一番の問題は、嫁姑問題ですね。嫁姑問題まで発展しなくてもちょっとギクシャクすることは時々起こります。
複数の人が一緒に暮らすということは、それだけで人間関係の問題が起きる可能性があります。会社組織などと一緒ですね。
ただ、その中でも特に人間関係の構築が苦手な人もいて、そういう人が二世帯住宅で暮らすとストレスになるかもしれないですね。
ですから、二世帯住宅を建ててしまう前に、そこで暮らすお嫁さんやお姑さんの性質を見極めることが大切です。
あなたの奥さんは、二世帯住宅の暮らしに向いていますか?あなたのお母さんは、二世帯住宅の暮らしに向いていますか?
ここを見誤るとあとで、何かと難しいことが起きる可能性があります。個人的には「気の利くお嫁さんほど、二世帯住宅には向かない」と感じています。
詳細はこちらの記事をお読みください。
いかがでしょうか。
1.嫁姑問題は対応できそうと思った
⇒④へお進みください
2.嫁姑問題の可能性があると感じた
⇒⑦へお進みください
④二世帯住宅の間取りは、完全分離型 一択
二世帯住宅の形態は、大きく分けて、3種類です。
- 完全分離型
- 部分共有型
- 完全同居型
(引用元:注文住宅の達人)
アンケート結果では、
- 完全分離型:35%
- 一部共有型:51%
- 完全同居型:14%
となっています。
上記③で嫁姑の問題はないと判断された方もプライバシーのことを考えれば、完全分離型二世帯住宅が良いと感じますが、家の造り方次第では、玄関のみ共有型も候補としてはありですね。
【玄関共有型の二世帯住宅はおすすめ⁉】ポイントは玄関スペースを独立させること - 大器晩成を信じて
⑤二世帯住宅の予算【大手ハウスメーカーは4,000万円以上、ローコストハウスメーカーなら2,000万円以上 必要】
ここまでたどり着いた方は、二世帯住宅を建てることに対して、「強い決意」「うまくやっていける」見込みを持った方です。
ここが、二世帯住宅 検討のスタートラインです。
- 二世帯住宅を建てる明確な理由があって
- デメリットを理解した上で二世帯住宅でうまくやっていこうとしていて
- 嫁姑問題の対策もできていて
- 完全分離型 二世帯住宅を検討したい
方だと思っています。
ここからが具体的に二世帯住宅を開始するスタートラインですね。
完全分離型 二世帯住宅の価格帯
大手ハウスメーカー:4,000~6,000万円
ローコストハウスメーカー:2,000~4,000万円
<大手ハウスメーカー、ローコストハウスメーカーの関わらず、幅広く二世帯住宅を検討される方は、こちらの記事をご覧ください。>
大手ハウスメーカーは、二世帯住宅のラインナップもしっかり作られていますし、二世帯住宅のノウハウも持っているため、予算が許すのであれば、大手ハウスメーカーがオススメですね。
ただ、個人的には、それだけ予算があるのなら、家を二軒新築する選択肢を持っても良いと思います。それくらい大手ハウスメーカーの二世帯住宅が高額です。
<ローコストハウスメーカーに絞って二世帯住宅を考えられている方は、こちらの記事をご覧ください。>
ローコストハウスメーカーであれば、低価格で完全分離型の二世帯住宅を建てることができます。ただ、大手ハウスメーカーのような二世帯専用の商品を持っていないハウスメーカーや二世帯住宅の実績自体の少ないハウスメーカーもあるため、ハウスメーカー選びは慎重にしてください。
ローコスト系でおすすめのハウスメーカーは
- アイダ設計
- タマホーム
の2社です。
⑥本当に二世帯住宅が必要なのか、「後悔」しないために、しっかり考えてみる
二世帯住宅は、ハウスメーカーにお願いすれば、家を建てることはできますが、重要なことは、家を建てた後の生活です。
二世帯で暮らすということは、思いのほか難しいですし、ちょっとしたことでも大きな問題に発展します。
そのような問題が起きた時、それを解決するためには、
- 二世帯住宅を建てた明確な理由があることと
- デメリットを承知の上で二世帯住宅を建てた
という意識が必要です。
この意識がないと「後悔」という気持ちになってしまいます。
二世帯での生活は難しいけど、目的を持って建てたので仕方ない、という覚悟を持つことができるかどうかですね。
今の状態で二世帯住宅を建てても明るい未来はないですから、立ち止まって、二世帯住宅を建てる明確な理由とデメリットをしっかり考えてみてください。
⑦二世帯住宅を建てるのは、辞めておいた方がいいです
二世帯住宅を建てる前から嫁姑の関係に問題がある、もしくは問題が起きそうなら二世帯住宅の検討は、見送るのが賢明です。
仮にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てても、高額であることに変わりはありませんし、そこに住む人全員がストレスを抱えることになります。
二世帯住宅を建てるのではなく、マンションを二室借りるなど、他の方法で検討することをお勧めします。
二世帯住宅で成功するための対策 まとめ
この記事を読んで分かっていただけたと思いますが、二世帯住宅を検討する上で重要なことは
- 二世帯住宅を建てる明確な理由があること
- 二世帯住宅のデメリットをよく理解すること
- 嫁姑問題の可能性について見極めること
です。
これが揃って始めて二世帯住宅の検討が始まります。
私は、二世帯住宅で10年暮らしていますが、この3つは非常に大切だと感じています。私は、二世帯住宅を建てる際、この3つについて、深く考え対応できると判断したから二世帯での生活を10年、継続することができました。
後悔しないためにも、まずはこの3つについて考えてみてください。
逆にこの3つをしっかり理解できている方は、二世帯住宅を建てて、うまくやっていけるでしょう。
二世帯住宅 成功のカギは間取りの検討が握っている
この記事では、二世帯住宅を検討する前段階の考え方について、解説してきましたが、実際に二世帯住宅を検討するとなったら、最も重要なのは間取りの検討です。
一概に間取りといっても二世帯住宅の場合は
- 完全分離型
- 部分共有型
- 完全同居型
の3パターンがあり、そこからさらに細分化されます。
二世帯住宅でベストな間取りは「縦割りの完全分離型 二世帯住宅」です。
なぜなら、プライバシーや音の対策ができて、資産価値も高い二世帯住宅だからです。一方、予算の問題もあるので、予算と間取りのバランスをどう考えるかが重要です。
二世帯住宅の間取りについては、こちらの記事で詳しく解説させていただいていますので、ぜひ、ご覧ください。
二世帯住宅のメリットを活かすにはルール決めが必須
ここまで色々と書いてきましたが、二世帯住宅での暮らしにもメリットはあります。
それは
- 資金の援助
- 子育ての援助
具体的には、家を新築する建築費用であったり、家のメンテナンスや固定資産税など、資金的な援助によるメリットはありますし、子育てについても、共働き世帯の多い現代においては、メリットが大きいです。
このメリットというのは、デメリットと表裏一体で、いかにルールを決めるかで、メリットになるか、デメリットになるか、分かれます。
詳細は、こちらの記事にまとめていますので、ご覧ください。
二世帯住宅をこれから検討するあなたへのメッセージ
二世帯住宅は、デメリットであったりネガティブな情報がネット上にはたくさんありますが、実際に二世帯住宅で10年間暮らした私の意見は、「家をしっかり検討して、前向きにルールを決めて暮らせば、面白い部分もたくさんある」ということです。
本当に家造り(間取り)とルール次第です。
このブログでは、これから二世帯住宅を検討されるあなたの参考になる記事がたくさんあります。ぜひ、当ブログを参考にしていただき、最高の二世帯住宅を建てて下さい。