・本当に二世帯住宅を建てる必要があるのか悩んでいる
・二世帯住宅を建ててうまくやっていけるか心配
・どういう二世帯住宅を建てたら良いか分からない
・大手ハウスメーカーかローコストハウスメーカーか悩んでいる
こんな悩みをお持ちの方に読んでいただきたいです。
二世帯住宅の検討は、漠然とした状態から始められる方は多いですが、漠然としたまま話を進めることは、後悔の始まりです。
なぜなら、そもそも二世帯住宅を建てる必要があるのか、そこで住む人は、二世帯住宅に向いているのか、本来はこの部分から検討する必要があります。
この記事では、二世帯住宅を検討されているあなたが、どのような方向で検討していくのがベストなのか、チャート式で確認できる記事となっています。
一度、立ち止まって、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
- ①漠然と二世帯住宅を検討することは「後悔」のもと
- ②二世帯住宅のデメリットをしっかり理解できているか?
- ③二世帯住宅で暮らす人の見極めは?【嫁姑問題の見極め】
- ④二世帯住宅の間取りは、完全分離型 一択
- ⑤二世帯住宅の予算【大手ハウスメーカーは4,000万円以上、ローコストハウスメーカーなら2,000万円以上 必要】
- ⑥本当に二世帯住宅が必要なのか、しっかり考えてみる
- ⑦二世帯住宅を建てるのは、辞めておいた方がいいです
- 二世帯住宅 検討のプロセス まとめ
①漠然と二世帯住宅を検討することは「後悔」のもと
最初は、皆このレベルで考えていると思います。ただ、漠然と検討していても将来待っているのは、「後悔」です。
「なぜ二世帯住宅が必要なのか」もう一歩、踏み込んで考えてみましょう。
そしてその理由は、本当に理にかなっているのか、客観的に見てみましょう。
二世帯住宅の起点は、ここがすべてと言っても過言ではありません。ここに明確な理由がないと、例え二世帯住宅を建てたとしても、うまくやっていくことは難しいです。
私も経験していますが、これは断言できます。
あなたはどっち?
1.二世帯住宅を検討する明確な目的がある
⇒②へお進みください。
2.二世帯住宅を検討する明確な目的がない
⇒⑥へお進みください。
②二世帯住宅のデメリットをしっかり理解できているか?
二世帯住宅は、思っているよりもデメリットが多いです。ネット上でもメリット・デメリットの記事を見かけますが、そんな簡単なもんじゃないです。
・二世帯住宅は、イニシャルコスト、ランニングコストが高い
・プライバシーの問題
・嫁姑問題
など、難しい問題がたくさんあります。
具体的なデメリットについては、こちらの記事にまとめましたが、これを読んでも二世帯住宅を建てますか?
【二世帯住宅をオススメできない7つの理由】二世帯住宅を検討している方必見! - 大器晩成を信じて
あなたはどっち?
1.デメリットは理解できていて、それでも二世帯住宅を建てる
⇒③へお進みください。
2.デメリットは理解できたが、迷っている
⇒こちらの記事を読んでいただき、再度、判断してみてください。
【具体的実例あり】二世帯住宅のメリット・デメリット - 大器晩成を信じて
まだ迷いがある方は、⑥へお進みください。
③二世帯住宅で暮らす人の見極めは?【嫁姑問題の見極め】
二世帯住宅では、親世帯と子世帯で暮らすわけですが、一番の問題は、嫁姑問題です。二世帯で暮らせば、必ず、嫁姑問題は起きます。どれだけ良いお嫁さんでもどれだけ良いお姑さんでも、です。
あなたの奥さんは、二世帯住宅の暮らしに向いていますか?あなたのお母さんは、二世帯住宅の暮らしに向いていますか?
この見極めが、重要です。これを見誤るとあとで後悔することになります。
気の利くお嫁さんほど、二世帯住宅には向かないです。詳細はこちらの記事をお読みください。
【嫁姑問題を回避するコツ】二世帯生活での生活では、良いお嫁さんほどうまくいかない理由 - 大器晩成を信じて
そして年齢を重ねるほど、お姑さんは難しくなっていきます。
【二世帯住宅は、お姑さん次第⁉】お姑さんに苦言を呈す - 大器晩成を信じて
いかがでしょうか。
1.嫁姑問題は対応できそうと思った
⇒④へお進みください
2.嫁姑問題の可能性があると感じた
⇒⑦へお進みください
④二世帯住宅の間取りは、完全分離型 一択
・完全分離型 二世帯住宅
・部分分離型 二世帯住宅
・同居型 二世帯住宅
二世帯住宅の形態は、大きく分けて、3種類です。上記③で嫁姑の問題はないと判断された方もプライバシーのことを考えれば、完全分離型二世帯住宅 一択です。
ハウスメーカーの中には、部分分離型や同居型を進めているところもありますが、それは実際に二世帯住宅で暮らしたことがないのだと思います。
こちらの記事を読んでいただき、⑤へとお進みください。
【二世帯住宅 間取りを解説】二世帯住宅での生活10年で導き出した答え - 大器晩成を信じて
⑤二世帯住宅の予算【大手ハウスメーカーは4,000万円以上、ローコストハウスメーカーなら2,000万円以上 必要】
ここまでたどり着いた方は、二世帯住宅を建てることに対して、強い決意とうまくやっていける見込みを持った方です。ここが、二世帯住宅 検討のスタートラインです。
・二世帯住宅を建てる明確な理由があって
・デメリットを理解した上で二世帯住宅でうまくやっていこうとしていて
・嫁姑問題の対策もできていて
・完全分離型 二世帯住宅を検討したい
方だと思っています。
ここまで考えがまとまっていれば、あとは具体的に検討していくだけですが、最終的に予算をどう考えるか。
大手ハウスメーカーの二世帯住宅は、4,000~6,000万円
ローコストハウスメーカーの二世帯住宅は、2,000~4,000万円
このどちらかです。
大手ハウスメーカーで二世帯住宅を考えられる方は、こちらの記事へお進みください。
【2022年度 二世帯住宅 検討の決定版】ローコストハウスメーカーから大手ハウスメーカーまで比較 - 大器晩成を信じて
ローコストハウスメーカーで二世帯住宅を考えられている方は、こちらの記事へお進みください。
【2000万円台で二世帯住宅を新築⁉】ローコストで二世帯住宅を建てるロードマップ - 大器晩成を信じて
⑥本当に二世帯住宅が必要なのか、しっかり考えてみる
二世帯住宅は、ハウスメーカーにお願いすれば、家を建てることはできますが、最も重要なのは、家を建てたあとの生活です。
二世帯で暮らすということは、思いのほか難しいですし、ちょっとしたことでも大きな問題に発展します。
そのような問題が起きた時、それを解決するためには、二世帯住宅を建てた明確な理由があることと、デメリットを承知の上で二世帯住宅を建てた、という意識です。
この意識がないと後悔という気持ちになってしまいます。
二世帯での生活は難しいけど、目的を持って建てたので仕方ない、という覚悟を持つことができるかどうかですね。
今の状態で二世帯住宅を建てても明るい未来はないですから、立ち止まって、二世帯住宅を建てる明確な理由とデメリットをしっかり考えてみてください。
⑦二世帯住宅を建てるのは、辞めておいた方がいいです
二世帯住宅を建てる前から嫁姑の関係に問題がある、もしくは問題が起きそうなら二世帯住宅の検討は、見送るのが賢明です。
仮にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てても高額であることに変わりはありませんし、そこに住む人全員がストレスを抱えることになります。
二世帯住宅を建てるのではなく、マンションを二室借りるなど、他の方法で検討することをお勧めします。
二世帯住宅 検討のプロセス まとめ
この記事を読んで分かっていただけたと思いますが、二世帯住宅を検討する上で重要なことは
①二世帯住宅を建てる明確な理由があること
②二世帯住宅のデメリットをよく理解すること
③嫁姑問題の可能性について見極めること
です。
これが揃って始めて二世帯住宅の検討が始まります。
私は、二世帯住宅で10年暮らしていますが、この3つは非常に大切だと感じています。私は、二世帯住宅を建てる際、この3つについて、深く考え対応できると判断したから二世帯での生活を10年、継続することができました。
後悔しないためにも、まずはこの3つについて考えてみてください。