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二世帯住宅 × タマホーム

【二世帯住宅は建てるべきではない⁉】成功する二世帯住宅の検討プロセスを解説

この記事を読んで分かること☝

  • 二世帯住宅を勧められているが、建てるべきかどうか
  • 二世帯住宅を建てた後、嫁姑問題が大丈夫かどうか
  • 二世帯住宅を建ててうまくやっていける人
  • 後悔しないための二世帯住宅の検討方法

この記事では、これから二世帯住宅を検討される方に「本当に二世帯住宅を検討すべきかどうか」判断するポイントを解説しています。

ところで、先日、Yahoo知恵袋の質問者様から当ブログに対して、ベストアンサーの評価をいただきました!

二世帯住宅 質問
二世帯住宅 回答
Yahoo!知恵袋

二世帯同居について。 - 現在、夫婦+子供1人(1歳)の3人家族で賃貸... - Yahoo!知恵袋

ブログを書いていて良かったと思った瞬間でした。

今後もあなたのお役に立てるブログを目指していきますので、宜しくお願い致します。それでは、早速本題に入ります。

二世帯住宅の検討は、漠然とした状態から始められる方は多いですが、漠然としたまま話を進めることは、後悔の始まりです。

なぜなら、

  • 「そもそも二世帯住宅を建てる必要があるのか」
  • 「そこで住む人は、二世帯住宅に向いているのか」

本来はこの部分から検討する必要があります。

この記事では、二世帯住宅を検討されているあなたが、どのような方向で検討していくのがベストなのか、チャート式で確認できる記事となっています。

一度、立ち止まって、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。

■この記事を書いた人■

2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)

実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。

一男一女の父親。

①漠然と二世帯住宅を検討することは「後悔」のもと

二世帯住宅のタイプ オススメ

最初は、皆さんこのレベルで考えていると思います。ただ、漠然と検討していても将来待っているのは、「後悔」です。

「なぜ二世帯住宅が必要なのか」もう一歩、踏み込んで考えてみましょう。そしてその理由は、本当に理にかなっているのか、客観的に見てみましょう。

ここで言う漠然とした理由とは

  • 近くに住んでいた方が安心
  • 何か困った時に助け合える
  • 経済的な面で助かる

などです。

二世帯住宅を建てようと思うのであれば、もっと具体的な理由を持っていた方が良いです。要するに、二世帯住宅を建てる明確な理由がないと、例え二世帯住宅を建てたとしても、うまくやっていくことは難しいです。私も経験していますが、これは断言できます。

あなたはどっち?

1.二世帯住宅を検討する明確な目的がある

  ⇒②へお進みください。

2.二世帯住宅を検討する明確な目的がない

  ⇒⑥へお進みください。

②二世帯住宅のデメリットをしっかり理解できているか?

二世帯住宅の悩み

二世帯住宅は、思っているよりもデメリットが多いです。ネット上でもメリット・デメリットの記事を見かけますが、実際にはそんな簡単なもんじゃないです。

  • 二世帯住宅のイニシャルコスト、ランニングコストの問題
  • プライバシーの問題
  • 嫁姑問題
  • 育児方針の違いによる問題

など、難しい問題がたくさんあります。

具体的なデメリットについては、こちらの記事にまとめましたが、これを読んでも二世帯住宅を建てますか?

⇒実際に経験した二世帯住宅をオススメできない7つの理由

あなたはどっち?

1.デメリットは理解できていて、それでも二世帯住宅を建てる

  ⇒③へお進みください。

2.デメリットは理解できたが、迷っている

  ⇒こちらの記事を読んでいただき、再度、判断してみてください。

⇒二世帯住宅のメリット・デメリットを詳しく解説

まだ迷いがある方は、⑥へお進みください。

③二世帯住宅で暮らす人の見極めは?【嫁姑問題の見極め】

嫁姑問題 見極め

二世帯住宅では、親世帯と子世帯で暮らすわけですが、一番の問題は、嫁姑問題です。二世帯で暮らせば、必ずと言っていい程、嫁姑問題は起きます。

どれだけ良いお嫁さんでも、どれだけ良いお姑さんでも、です。

あなたの奥さんは、二世帯住宅の暮らしに向いていますか?あなたのお母さんは、二世帯住宅の暮らしに向いていますか?

この見極めが、重要です。これを見誤るとあとで後悔することになります。気の利くお嫁さんほど、二世帯住宅には向かないです。詳細はこちらの記事をお読みください。

⇒二世帯生活に向いているお嫁さんは?

いかがでしょうか。

1.嫁姑問題は対応できそうと思った

  ⇒④へお進みください

2.嫁姑問題の可能性があると感じた

  ⇒⑦へお進みください

④二世帯住宅の間取りは、完全分離型 一択

・完全分離型 二世帯住宅

・部分分離型 二世帯住宅

・同居型 二世帯住宅

二世帯住宅の形態は、大きく分けて、3種類です。

二世帯住宅のタイプ割合

(引用元:注文住宅の達人)

アンケート結果では、

  • 完全分離型:35%
  • 一部共有型:51%
  • 完全同居型:14%

となっています。

私は、実際に完全分離型の二世帯住宅で10年暮らしていますが、完全分離型でも人間関係が難しいのに、一部共有型や完全同居型で本当にうまくやっていけているのか、疑問に感じます。

⇒二世帯住宅 タイプ別のメリット・デメリット

上記③で嫁姑の問題はないと判断された方もプライバシーのことを考えれば、完全分離型二世帯住宅 一択です。

ハウスメーカーの中には、部分分離型や完全同居型を進めているところもありますが、それは実際に二世帯住宅で暮らしたことがない方の考え方です。

⑤二世帯住宅の予算【大手ハウスメーカーは4,000万円以上、ローコストハウスメーカーなら2,000万円以上 必要】

ここまでたどり着いた方は、二世帯住宅を建てることに対して、「強い決意」「うまくやっていける」見込みを持った方です。

ここが、二世帯住宅 検討のスタートラインです。

  • 二世帯住宅を建てる明確な理由があって
  • デメリットを理解した上で二世帯住宅でうまくやっていこうとしていて
  • 嫁姑問題の対策もできていて
  • 完全分離型 二世帯住宅を検討したい

方だと思っています。

ここまで考えがまとまっていれば、あとは具体的に検討していくだけですが、最終的に予算をどう考えるか。

完全分離型 二世帯住宅の価格帯は

大手ハウスメーカー:4,000~6,000万円

ローコストハウスメーカー:2,000~4,000万円

<大手ハウスメーカー、ローコストハウスメーカーの関わらず、幅広く二世帯住宅を検討される方は、こちらの記事をご覧ください。>

⇒二世帯住宅の得意なハウスメーカー21社を徹底比較

大手ハウスメーカーは、二世帯住宅のラインナップもしっかり作られていますし、二世帯住宅のノウハウも持っているため、予算が許すのであれば、大手ハウスメーカーがオススメですね。

ただ、個人的には、それだけ予算があるのなら、家を二軒新築する選択肢を持っても良いと思います。それくらい大手ハウスメーカーの二世帯住宅が高額です。

<ローコストハウスメーカーに絞って二世帯住宅を考えられている方は、こちらの記事をご覧ください。>

⇒ローコストで理想の二世帯住宅を建てる方法

ローコストハウスメーカーであれば、低価格で完全分離型の二世帯住宅を建てることができます。ただ、大手ハウスメーカーのような二世帯専用の商品を持っていないハウスメーカーや二世帯住宅の実績自体の少ないハウスメーカーもあるため、ハウスメーカー選びは慎重にしてください。

ローコスト系でおすすめのハウスメーカーは

  • アイダ設計
  • タマホーム

の2社です。

■オススメ記事■

⑥本当に二世帯住宅が必要なのか、「後悔」しないために、しっかり考えてみる

二世帯住宅は、ハウスメーカーにお願いすれば、家を建てることはできますが、重要なことは、家を建てた後の生活です。

二世帯で暮らすということは、思いのほか難しいですし、ちょっとしたことでも大きな問題に発展します。

そのような問題が起きた時、それを解決するためには、

  • 二世帯住宅を建てた明確な理由があることと
  • デメリットを承知の上で二世帯住宅を建てた

という意識が必要です。

この意識がないと「後悔」という気持ちになってしまいます。

二世帯での生活は難しいけど、目的を持って建てたので仕方ない、という覚悟を持つことができるかどうかですね。

今の状態で二世帯住宅を建てても明るい未来はないですから、立ち止まって、二世帯住宅を建てる明確な理由とデメリットをしっかり考えてみてください。

⑦二世帯住宅を建てるのは、辞めておいた方がいいです

二世帯住宅を建てる前から嫁姑の関係に問題がある、もしくは問題が起きそうなら二世帯住宅の検討は、見送るのが賢明です。

仮にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てても、高額であることに変わりはありませんし、そこに住む人全員がストレスを抱えることになります。

二世帯住宅を建てるのではなく、マンションを二室借りるなど、他の方法で検討することをお勧めします。

二世帯住宅で成功するための対策  まとめ

この記事を読んで分かっていただけたと思いますが、二世帯住宅を検討する上で重要なことは

  • 二世帯住宅を建てる明確な理由があること
  • 二世帯住宅のデメリットをよく理解すること
  • 嫁姑問題の可能性について見極めること

です。

これが揃って始めて二世帯住宅の検討が始まります。

私は、二世帯住宅で10年暮らしていますが、この3つは非常に大切だと感じています。私は、二世帯住宅を建てる際、この3つについて、深く考え対応できると判断したから二世帯での生活を10年、継続することができました。

後悔しないためにも、まずはこの3つについて考えてみてください。

逆にこの3つをしっかり理解できている方は、二世帯住宅を建てて、うまくやっていけるでしょう。

二世帯住宅 成功のカギは間取りの検討が握っている

この記事では、二世帯住宅を検討する前段階の考え方について、解説してきましたが、実際に二世帯住宅を検討するとなったら、最も重要なのは間取りの検討です。

一概に間取りといっても二世帯住宅の場合は

  • 完全分離型
  • 部分共有型
  • 完全同居型

の3パターンがあり、そこからさらに細分化されます。

二世帯住宅でベストな間取りは「縦割りの完全分離型 二世帯住宅」です。

なぜなら、プライバシーや音の対策ができて、資産価値も高い二世帯住宅だからです。一方、予算の問題もあるので、予算と間取りのバランスをどう考えるかが重要です。

二世帯住宅の間取りについては、こちらの記事で詳しく解説させていただいていますので、ぜひ、ご覧ください。

⇒二世帯住宅の間取りを詳しく解説

二世帯住宅のメリットを活かすにはルール決めが必須

ここまで色々と書いてきましたが、二世帯住宅での暮らしにもメリットはあります。

それは

  • 資金の援助
  • 子育ての援助

具体的には、家を新築する建築費用であったり、家のメンテナンスや固定資産税など、資金的な援助によるメリットはありますし、子育てについても、共働き世帯の多い現代においては、メリットが大きいです。

このメリットというのは、デメリットと表裏一体で、いかにルールを決めるかで、メリットになるか、デメリットになるか、分かれます。

詳細は、こちらの記事にまとめていますので、ご覧ください。

⇒二世帯住宅のメリットとルール作りの関連性

二世帯住宅をこれから検討するあなたへのメッセージ

二世帯住宅は、デメリットであったりネガティブな情報がネット上にはたくさんありますが、実際に二世帯住宅で10年間暮らした私の意見は、「家をしっかり検討して、前向きにルールを決めて暮らせば、面白い部分もたくさんある」ということです。

本当に家造り(間取り)とルール次第です。

このブログでは、これから二世帯住宅を検討されるあなたの参考になる記事がたくさんあります。ぜひ、当ブログを参考にしていただき、最高の二世帯住宅を建てて下さい。