この記事を読んで分かること☝
- 二世帯住宅における親世帯と子世帯の適切な距離感
- 二世帯住宅での実際の暮らし
- 二世帯住宅でうまくやっていくための心得
正月など親戚が集まる際、場所は親世帯のいる二世帯住宅になるケースが多いことでしょう。我が家もご多分に漏れず、お正月やお盆は親戚が集まります。
(正確には親世帯のところに)
二世帯住宅に親戚一同が集まることについて、2階で暮らす子世帯にとっては、メリットとデメリットがあります。
- メリット:わざわざ出かける必要がない
- デメリット:親戚を迎え入れる準備が必要
この記事では、これらメリットとデメリットの他に親戚を迎え入れる際の親世帯の準備についても書いていきます。
一世帯で暮らしているとなかなか見えない部分ですので、親戚一同が集まる裏舞台を、ぜひ、最後まで読んでいただきたいと思います。
2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。
二世帯住宅での生活(生活歴10年)しながら、最もローコストで理想の二世帯住宅が、どういうものなのか研究。
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
- たくさんの食事の準備と片付け
- 食事後の様子
- 帰らなくていいのは、二世帯住宅の大きなメリット
- 二世帯住宅で暮らすようになって感じたこと
- 二世帯住宅でうまくやっていくコツは、「仲良くしようと思わない」こと
たくさんの食事の準備と片付け
親戚の数にもよりますが、我が家はそれほど多くはありません。それでも相当な量の食事を用意する必要があります。
昼食はお寿司を買ってきて、おかずは子供たちの好きな、から揚げやエビフライ、串カツなど、揚げ物と大人用に煮物や煮魚なども用意しています。
揚げ物については、おばあちゃんと妻で分担し、仕込みは妻がやって、実際に揚げるのは1階でおばあちゃんが揚げています。
お寿司などの買い出しは、私が行きます。
私は買い出しに行くだけですが、おばあちゃんや妻は大変そうです。親戚が集まるので、楽しみもありますが、食事の準備はめちゃくちゃ大変ですね。
私は、子供の頃、核家族でしたので、親戚を迎え入れるのが、これほど大変とは知りませんでした。
親戚が集まるときは、昼食と夕食を皆で食べますが、夕食はさすがに外食です。
食事後の様子
昼食が終わるまでは、慌ただしいですが、食事がひと段落すると落ち着いた時間が流れます。子供たちは、久しぶりに会う、いとこ同士で楽しそうに遊んでいます。
大人はと言うと、こちらも久しぶりに会うので、話が盛り上がっています。その中で妻は、会話はほどほどに2階の子世帯スペースに戻ります。
妻としては、やることはやったし、それほど話をすることもないので、そこにいる理由がないわけです。俗にいうコミュ障という感じで、他人と話しをするのが得意ではないですね。
我が家の場合、個々の行動にとやかく言わない雰囲気なので、各々が好きなようにしています。
2階の妻の様子をみていると、1階に親戚がいても気にすることなく、こたつでコーヒーを飲みながら、のんびりテレビでも見ています。
その妻の行動に対して、誰も何も言わないし、何も思ったりもしないです。言ってみればそれが自然なんです。「せっかく皆が集まっているのに」なんてことはありません。
妻にとっては、この状況も二世帯住宅のメリットなのでしょう。
二世帯住宅で暮らしていなければ、皆が集まった際、まったりする場所もなく、その場にいないといけないですからね。
帰らなくていいのは、二世帯住宅の大きなメリット
夕食後、家で少し話をして、21時頃に解散になりますが、二世帯住宅で暮らす我が家は帰る道のりがないので、これはすごく楽です。
夕食も済ませているので、あとはお風呂に入って寝るだけです。
普通であれば、ここから車で30分か1時間走らせて家に帰るわけですが、その時間がないだけでも相当楽です。
忙しい一日が終わり、妻や子供たちが2階へ帰る際、おばあちゃんから妻へ、いつもお年玉が渡されます。(子供達には朝、渡しています。)
準備を手伝ってもらったお礼も含めて、ということですね。
二世帯住宅で暮らすようになって感じたこと
二世帯住宅で暮らすようになって、日々、色々なことを感じていますが、この親戚一同が集まるという行事については
- 親戚を迎え入れる家の大変さ
- 二世帯住宅で暮らす子世帯と親世帯の団結感
- 親戚一同を迎え入れたあとの充実感
を実感します。
完全分離型で別々とは言っても、同じ屋根の下で暮らしているので、協力して何かをやり遂げると充実感があります。
「一仕事終わったぁ~」という感じですかね。
この体験談を読んで、「そんなの面倒くさい」「これだから二世帯住宅は嫌だ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に経験してみるとそんなに嫌じゃないですよ。
【二世帯住宅に友人や親戚が来たらどうなる?】来客が多いなら分離型&動線の確保が大切 - 大器晩成を信じて
二世帯住宅でうまくやっていくコツは、「仲良くしようと思わない」こと
私は10年間、二世帯住宅で暮らしていますが、普段、バラバラでも親世帯と子世帯で共通の目的や使命がある時は、自然と協力体制になりますね。
例えば、
- 今回のような親戚一同の集まりの対応
- 誰かが病気になって入院した時
- 子供がけがをした時の対応
- etc
など、自然と親世帯と子世帯が協力的になります。
我が家の場合でいれば、普段は親世帯と子世帯でほとんど接点はありません。
親世帯も子世帯に気を遣うのを嫌がりますし、子世帯である妻も親世帯に気を遣うのを嫌がります。だから普段の生活では、接点なんてない方がお互いにとっていいわけです。
二世帯住宅を建てると「親世帯と子世帯、皆で仲良く」と考えられる方がいるかもしれませんが、それは間違っています。
他人同士なんですから、四六時中仲良くなんて無理です。
大切なことは、「何か協力しなくてはいけない事態が起きた時、協力体制を作れるか」です。普段から気を遣って生活していたのでは、できるものもできなくなってしまいます。
これから二世帯住宅を建てて、親世帯と子世帯で生活し始める方もいらっしゃると思いますが、ぜひ、このことは念頭に置いていただきたいですね。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
読者の方へ
旧年は大変お世話になりました。本年も二世帯住宅や家づくりについて、情報を発信しますので、何卒よろしくお願いします<m(__)m>
これから二世帯住宅を検討される方にオススメ記事を2つご紹介させていただきます。ぜひ、読んでみてください。