この記事を読んで分かること☝
- タマホーム10年点検の点検内容
- なぜ、タマホームが点検に力を入れるのか
- 10年点検をやった方が良い理由
以前、タマホームの保証延長の説明会に行ってきたという記事を書かせていただきました。
【タマホームの保証延長】保証延長の条件は「防蟻処理」と「シーリング」施工だった - 大器晩成を信じて
簡単に内容のおさらいをすると
- 新築10年で家の保証がきれる
- 今回の説明会はその保証を10年延長しませんか?というもの
- 保証延長の費用はかからないが、指定のメンテナンスをする必要がある
- 指定のメンテナンスとは、防蟻処置とシーリングのやり替え
- シロアリとシーリングの点検がしたい
というのが説明会の内容でした。
で、先日、この点検のため、タマホームの方が訪問しました。
今回は、この点検内容とタマホームが点検をオススメする理由について考察します。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
タマホーム 10年点検の内容
当日、訪問されたのは、タマホームの営業の方と防蟻処理をする業者の2名でした。
点検の内容は
- 防蟻処理業者の方は、床下全域と家の外周
- タマホームの営業の方は、外壁(サイディング)とシーリング
床下の点検
床下点検は、1階の収納から床下へ入るので、私も試しに入ってみました。
実際に入ってみるとかなり狭いですし、奥まで入っているのは恐いです。
(戻れなくなったらどうしよう・・という不安がよぎります。)
そんな床下でも業者の方は、スイスイと前方へ進んで行き、所々で写真を撮っていました。私が床下へ入って感じたことは「換気が出来ていて、空気が乾燥している」ですね。
タマホームの家は、基礎部分にパッキンを挟み、床下が通気性の良い造りになっています。シロアリは、湿ったところを好む習性があるので、シロアリ対策としては、十分に機能していると感じます。
実際の床下の写真です。
外壁(サイディング)とシーリングの点検
点検は、タマホームの担当者による目視確認です。主に日光が当たって劣化の可能性がある部分を点検しました。
正直な感想は、「点検というほどではなく、誰でもできる内容」でしたね。
理想を言えば、もっとプロ的な感じで点検してほしかったです。
床下と外壁(サイディング)・シーリングの点検結果
まずシロアリですが、床下や外周を確認したところシロアリの侵入はないとのこと。
また、床下の水漏れもないということでした。外壁のシーリングが悪くなっていると、そこを伝って、床下に雨水が浸透することがあるようです。
とりあえず、よかったです。
床下を点検した業者さんからは、「10年経過しているので防蟻処理はしておいた方が良いですよ」という話がありました。
次いで、外壁(サイディング)とシーリングの説明をタマホームの営業の方がしてくれました。
予想通りというか、「シーリングが劣化しているので、打替え工事をした方がよい」ということでした。
シロアリの被害がなくてすごく安心しました。ベタ基礎なのでシロアリの被害は受けにくいですが、それでも心配でしたね。
シーリングとは、サイディングとサイディングの間を埋めているシーズ剤のことです。シーリング打替え工事はこんな感じです。
「防蟻処理」と「シーリングのやり替え」見積価格
見積は2パターンあり、
- 防蟻処理とシーリングやり替え⇒150万円
- 防蟻処理とシーリングやり替えと外壁の塗替え⇒250万円
です。
我が家は二世帯住宅で
- 延床面積:148㎡(約45坪)
- 建築面積:78㎡(約23坪)
タマホームの営業マンからは、1月中に申し込みをしてくれるのであれば、価格は協力するという話でしたね。タマホームの決算月は5月末なので、それまでに何とかしたいという営業マンの意気込みを感じました。
【二世帯住宅の2階はとにかく暑い!】外壁塗装を工夫して電気代を節約 - 大器晩成を信じて
見積提示に対する私の回答
2月中の申し込みということであれば、断るという話をしました。というかこの先もやらないと思いますが、ということも付け加えて。
私が断った理由は
- 見積価格の妥当性が分からない
- 相見積も取って比較がしたい
- とりあえず防蟻処理だけでも良さそうと感じた
外壁(サイディング)やシーリングのメンテナンス時期の目安は、調べるものによって違い、平均的には築15~20年でメンテナンス実施という感じを受けます。
「家づくりの教科書2022-2023 X-Knowledge」のP216に外壁のメンテナンスについて書かれていますが、ここでもメンテナンス時期は、15~20年と解説されています。
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タマホーム保証延長の一連について考察
この保証延長の話って少し不自然なんですよね。メンテナンスの施工をやたら急がしてくるので。
保証期間の切れるタイミングが近いなら別ですが、まだ結構時間があるんです。にもかかわらず、2月中というのは違和感しかないですね。(保証期間が終了するのは6月)
で、私なりに考えたんですが、これは、おそらくタマホームの5月決算に向けての取り組みなんだろうと感じました。
タマホームの決算書では、ここ数年リフォーム事業に力を入れており、注文住宅や分譲住宅に並ぶ収益の柱にしたいといった内容も書かれていますから。
メンテナンスが必要なのは分かりますが、内容と価格の検証はしっかりしたいですね。
「10年点検をしない」という選択は得策ではない
こういう営業的なことを嫌い10年点検をしてもらうかどうか悩まれる方がいらっしゃるかもしれませんが、10年点検はやったほうが良いです。
外壁やシーリングは別としても、床下の点検は非常に価値があります。
私も実際に床下へ入りましたが、自分で床下すべてを確認することは、よほど根性がない限り不可能に近いです。
タマホームからすると営業的な側面もありますが、そんなことは考えずしっかり点検してもらってください。
タマホームの10年点検 まとめ
家のメンテナンスをすることは別に悪いことではないので、タマホームがこういう機会を持ちかけてくれたのは良かったと思います。
防蟻処理のことにしてもシーリングのことにしても私自身、すごく勉強になりました。最終的に保証延長のためのタマホームでメンテナンスを施工するかどうかは分かりませんが、メンテナンスの必要性は十分に理解できたので、今後の課題は
価格を抑えながら、良いメンテナンスをするにはどうすべきか、ということですね。
基本は相見積を取って比較ですから
- 価格の比較
- 施工業者の信用
ですね。タマホームの保証10年延長も良いですが、しっかりメンテナンスを出来ていれば、タマホームの保証がなくても問題ないと感じているので、タマホームを含めしっかり比較していきます。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。