タマホームは1998年に創業してから26年間で約14万棟の新築住宅を施主に引き渡してます。年平均5,300棟です。これだけ新築の引渡し数が多いと中古住宅として流通する数もそれなりにあります。
ハウスメーカー系の注文住宅は、中古住宅としてもそれなりの価格を維持していますが、その中でタマホームの中古住宅は割安感があるので、検討されている人も多いですね。ただ、タマホームの場合、知名度が高いため良くも悪くもネット上の情報が多く中には悪い口コミもあるので、「価格はお手頃だけどタマホームの中古住宅が大丈夫なのか心配・・」という話もあります。(実際にタマホームの家で暮らしている私にそういった相談をされる人もいます。)
私は11年前にタマホームで注文住宅を建てて現在も暮らしています。11年暮らしてみてタマホームの中古住宅を購入するなら「ここを確認した方が良い」という部分もあるので、これからタマホームの中古住宅をご検討の人は、ぜひ、最後まで読んでみてください。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
タマホームの中古住宅を購入する際の確認ポイント
私は実際にタマホームの「大安心の家」で暮らしていますが、タマホームの中古住宅を購入するならここを確認しておいた方が良いという部分があります。
確認すべて箇所は
- 基礎周りの状況
- 外壁の状況(シーリングの状況)
- 可能であれば床下
- 浴室の状況
- トイレの水の流れ具合(特に2階)
- キッチンフード(フィルターの中)
- キッチンの下(水漏れ)
- バルコニー
ですね。安く中古住宅を購入してもその後もメンテナンス費用が高額になっては意味がないですから、中古住宅の状況を確認して場合によって(予算的に問題なければ)はリノベーションを考えてもよいかもしれないですね。それでは一つずつ詳細を解説させていただきます。
<基礎周りの状況>
家の強度は基礎が重要なので、基礎のコンクリートの状況を確認します。コンクリート部分にクラック(割れ)や欠けていないかの確認です。
特にクラック(割れ)が発生している場合は、地盤がゆるくなって歪みの力がかかっている可能性があります。
誰がみても分かるので、現地で建物を確認できる場合は一周回ってみた方が良いですね。
<外壁の状況(シーリングの状況)>
外壁の確認で大切なところは、サイディングとサイディングを繋ぎ合わせているシーリングの劣化具合です。シーリングが劣化しているとそこから雨水が侵入して雨漏りの原因になります。
10~20年でシーリングの打替えが必要なため、築10年以上の中古物件の場合は、シーリングの打替えを実施したかどうか確認してみるといいです。
もし実施していないようであれば、その中古住宅を購入後にあなたが実施しなければなりません。家の大きさによって費用はことなりますが、外壁塗装込みで約100万円ほどはかかります。
<可能であれば床下>
床下の点検口から床下に入ることができます。可能であれば床下全体を確認したいところですが、かなり狭いので大柄な人だとちょっと難しいかもしれないです。
床下で確認する箇所は
- 床に水が溜まってないか(雨漏り)
- シロアリはいないか
- 空気が澄んでいるか(湿っていないか)
ですね。私も床下に入ったことはありますが、ほこりが舞うのでくしゃみには気を付けてください。
<浴室の状況>
浴室で確認するポイントはカビです。見える範囲のカビは除去できますが、見えないところが要注意です。その見えない部分というのが、浴槽のカバーの中と蛇口の下の部分ですね。どちらもカバーがされており、普段は中をみることができません。
思ったよりもカビが酷い状況になっている可能性もあります。ちなみに写真でお見せするのは心苦しいので控えますが、我が家のカビの状況は最悪です。
<トイレの水の流れ具合(特に2階)>
2階のトイレは排水管が長いため1階のトイレと比較すると詰まりやすいです。実際、我が家も2階のトイレはよく詰まります。
実際に水を流してみて流れが悪いように感じる場合は、配管洗浄などの対策が必要です。
<キッチンフード(フィルターの中)>
キッチンフードにはフィルターが取り付けられていますが、それでもフード内にはかなりの油汚れが付着してしまいます。
10年も使用していると油がネトネトで動作も悪くなってしまいます。実際に11年間使用したフード内はこの写真の通りです。
きれいに清掃されているのか確認が必要です。
<バルコニー>
バルコニーには防水加工が施工されています。その防水加工に破損があると雨漏りの原因になってしまいます。目視で確認するとともに将来的なメンテナンスについても確認しておいた方が良いですね。
築10年以上なら防蟻処理の実施をしているか
タマホームの家は新築して10年間、シロアリ保証がついています。ただ、10年経過するとその保証がなくなるため、別途で防蟻処理をする必要があります。
シロアリ被害があると修繕に高額な費用がかかるため、シロアリの被害がないか、築10年以上なら防蟻処理を実施しているのか、これは重要なポイントです。
もし防蟻処理をせずに販売されているなら、シロアリ被害の確認と防蟻処理の実施を購入の条件にしてもいいですね。
タマホームの家は10年以上経過してもまったく問題はない
価格的なメリットがあるならタマホームの中古住宅はおすすめですね。私もタマホームの家で11年暮らしていますが、不具合はないですし地震が来ても破損することもないので安心して暮らせています。
10年以上経過したタマホーム「大安心の家」の詳しい状況はこちらの記事を読んでみてください。
【タマホームの家が「やばい」という噂は本当⁉】10年暮らしてみた評価を公開 - 大器晩成を信じて
断熱性や気密性も11年前の性能でも問題ありません。タマホームの販売数を考えると、今後、タマホームの中古住宅は増えていきますので、もっとコストメリットが出てくるのではないでしょうか。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
費用面がクローズアップされますが、リノベーション戸建にはメリットが多いので、費用を抑えながら住宅を検討されている方は、一度、「リノベ不動産」の資料請求をしてみてください。