この記事を読んで分かること☝
- タマホームのリフォームの売上が伸びている要因
- タマホームのリフォーム営業の実態
タマホームの事業内容は、注文住宅を始め、分譲住宅、リフォーム、分譲マンションなどがあり、ここ数年はリフォームの売上が伸びています。新築、特に注文住宅の受注数が伸び悩み赤字に転落している現在は、タマホームもリフォーム事業にかなり力を入れているように感じます。
タマホームの決算が5月末なので、仮に今(3月)注文住宅を受注しても5月末までに完成することがなく、つまりは今期の売上として計上できません。しかし、リフォームの場合、工事内容によってですが、今、受注できれば5月末までに売上を上げることは可能です。
我が家は11年前に建てた「大安心の家」で、タマホームから見たらちょうどリフォームを提案できるターゲットというわけです。もちろん我が家もタマホームからリフォームの案内ということで連絡をもらいました。
この記事では、タマホームのリフォーム事業の内情について解説していますので、ぜひ、最後まで読んでみてください。
2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。
二世帯住宅での生活(生活歴11年)しながら、最もローコストで理想の二世帯住宅が、どういうものなのか研究。
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
タマホームのリフォーム事業の業績は伸びている
タマホームと言えば注文住宅、最近では分譲住宅も注目を浴びていますが、その中で堅実に業績を伸ばしているのがリフォーム事業です。
- 2022年5月期:9,543百万円
- 2023年5月期:10,299百万円
- 2024年5月期:11,022百万円
と言う感じでリフォームの売上高も伸びています。2024年5月期の注文住宅の売上高が172,468百万円、分譲住宅が46,142百万円となっており、リフォーム事業の売上高は新築部門の売上には及ばないですが、かなりの規模になっています。
リフォーム事業の売上のメインは「保証延長のメンテナンス」
リフォーム事業の内訳を知ることはできませんが、決算書の説明資料の内容から築10年のタマホームユーザーに対して、保証延長のためのメンテナンスが売上の大部分を占めているのではないかと推察されます。
タマホームは通常10年保証があり、新築して10年経過するとその保証期間が終わってしまいます。そこからさらに保証期間を10年延ばす場合、タマホーム指定のメンテナンス工事を実施する必要があります。それが
- 防蟻処理
- 外壁のシーリング打替え工事
この工事がリフォーム事業の売上の大部分を占めていると想定されます。もちろん24時間換気システムや壁紙、IHクッキングヒーターなどのリフォームもやっていますが、わざわざタマホームでお願いしなくても、リフォーム会社やホームセンターでも購入することができますからね。
基本は保証延長に関わる工事が売上の中心です。
【タマホームの保証延長と10年点検の内容】メインは床下とサイディング・シーリングの点検 - 大器晩成を信じて
タマホームのリフォームの売上は今後必ず伸びていく
今後、タマホームのリフォーム事業の売上は伸びていきそうですね。理由としてはタマホームは、毎年毎年1万棟近くの注文住宅や分譲住宅を販売しているので、それだけタマホームユーザーが多くなります。
まったくの新規でリフォームの注文をもらうことは、他のリフォーム会社やホームセンターなど競合が多いので、なかなかハードルが高いですが、「メンテナンスの一環」として保証期間の延長を一つの売りにしているので、安定的に売上は上がるでしょう。
ちなみに我が家のことを少し書かせていただくと、我が家は新築して12年が経過しています。10年経過したタイミングでタマホームから「保証延長の案内」が届き、説明会に行ってきました。その時は説明だけ聞いて、保証延長の工事はしませんでした。それから2年経過しましたが、毎年、1月か2月にタマホームから連絡がきます。
「保証延長の工事はかがですか?」みたいな感じで。
要するに5月の決算月に向けてリフォームの営業を強化しているということですね。
【倒産せずに生き残るハウスメーカーの見極め方】リフォーム事業の有無がポイント - 大器晩成を信じて
タマホームのリフォームは金額が高い
タマホームのリフォーム金額が高いかどうかは一概には言えません。10年保証の延長もあるわけですし、単純に金額だけで比較するのは難しいです。
ただ、一つ言えることは、タマホームで保証延長のため、防蟻処理や外壁のシーリングの打替えをするなら、相見積は取った方がいいですね。ホームセンターで簡単に取ることができます。
私が実際にタマホームの営業マンと話しをした感じだと、見積金額に値引き代はみてそうな雰囲気だったので。最終的にタマホームで施工するにしても相見積を取ってタマホームと価格交渉はすべきですね。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。