この記事を読んで分かること☝
- 決算月に注文住宅を契約するメリットがあるのかどうか
- メリットのある契約タイミング
- 決算月に契約した方が良い住宅
5月はタマホームの決算月ですが、ここまで業績は好調を維持しているので、良い決算発表になると想定されます。
ところで世間で時々耳にする「決算期は値引きやサービスが大きくなる」という話について考察していきます。
- 決算月だから○○○円値引きするので今契約するのがお得です
- 決算月だから○○と○○をサービスするのでお得です
などなど、チラシに表示している場合もあるし、営業マンがそういうトークをすることもあります。
結論を先にお話しすると、ハウスメーカーは決算月だからといって、契約をほしがることはない、ということです。要するに、値引きや特典を付けてまで契約したいとは思っていない、ということですね。
もし現在、ハウスメーカーの営業マンから決算月だからといって契約をせかされている方がいらっしゃるのであれば、急いで契約する必要はないです。いわゆる営業トークの一つであって、特別にあなたが得するということはないです。
ただ、決算月に購入して価格的なメリットを受けることのできる新築もあります。それは分譲住宅や建売住宅ですね。
分譲住宅や建売住宅はすでに建っており、決算月までに販売できないとハウスメーカーの在庫になってしまうので、大幅な値引きを受けられる可能性もあります。
詳しくはこちらを読んでみてください。
【分譲住宅は購入するタイミングが重要!】決算月前なら200万円以上 お得になることも - 大器晩成を信じて
この記事では、決算月に関することを分かりやすく解説していますので、ぜひ、最後まで読んでみてください。
2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。
二世帯住宅での生活(生活歴10年)しながら、最もローコストで理想の二世帯住宅が、どういうものなのか研究。
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
- 決算月に契約を急がない方が良い理由
- タマホームで契約するなら1月か2月がおすすめ
- ハウスメーカーの決算月は営業活動より無事に引渡すことが重要
- 建売住宅は決算月がお得になる可能性あり
- ハウスメーカーと契約する良いタイミング まとめ
決算月に契約を急がない方が良い理由
世間では決算セールという言葉があるように決算月に購入すると消費者にメリットのある場合が多いです。
ただ、注文住宅に関しては、決算月だからといって特別な特典が付くことは基本的にありません。
世の中のメーカーや小売業者が、決算月に力を入れる理由は、その期の売上や利益を確保したいからです。例えば「今月(決算月)これだけ売上をあげれば今期黒字になる」という背景のことですね。
仮に上場企業であれば決算発表をする必要があるため、黒字決算と赤字決算で株主に与える印象がまったく違います。非上場企業でも業績が信用に繋がるわけですから、何とか黒字にしようと決算月は必死です。
でも、新築住宅ではこの状況が違います。
注文住宅の場合、ハウスメーカーが売上計上(利益確定)できるのは、家が完成して施主に引き渡したタイミングです。契約時ではないです。
ですから、仮に決算月に契約したとしてもその期の売上にはならないわけです。
こういう背景があるので、決算月に特典をつけて契約を急がしてくるハウスメーカーには違和感を感じます。
単純に早く契約してほしいから、適当なことを言っているという感じで。決算月だから契約を急がしてくる営業マンには、ご注意ください。単純に営業トークで特別なことはありません。
※売上計上できなくても、決算月に契約がほしい場合もある
基本的に決算月に契約しても売上計上できないため、ハウスメーカーが決算月に特典を付帯して営業活動することはおかしいと思っていますが、ただ例外もあってそれは、売上計上できなくても受注(注文をもらっている)軒数を確保したい場合です。
上場企業や決算発表をしているハウスメーカーはこの可能性があります。要するに売上計上はしていないが、未計上の物件が多数あるので業績は悪くないと説明するためですね。特にその期の業績が振るっていないハウスメーカーは、この可能性があります。
この場合は、決算月ということで何らかの特典を付けてもらえるかもしれません。
【タマホームは人には紹介できない】実際にタマホームで家を建てて良い家だとは思っているが・・ - 大器晩成を信じて
タマホームで契約するなら1月か2月がおすすめ
ハウスメーカーと契約するタイミングは、そのハウスメーカーの決算月から逆算することがおすすめです。
例えばタマホームの場合、5月末が決算です。材料の長納期化の問題はありますが、1月か2月頃に契約できれば、5月末までには完成します。(タマホームは期内に売上計上できる)
このタイミングで契約すると施主には2つ良いことがあって
- その期内の売上確保のため、契約特典が充実する
- 5月末までに引渡して確実に売上計上したいため、家の完成度が高まる(トラブルによる売上未計上を避けるため)
イメージを持っていただけますかねぇ。
要するにタマホームが5月末までに売上を確保しようと考えると、このタイミングまでに契約を取らなければならないので、色々な特典をつけて、何とか契約につなげようとするわけです。
施主にとっては、良いことしかないので、1月2月の契約はおすすめですね。
⇒タマホームの営業マンは対応が悪い⁉】低予算のお客さんは相手にされない可能性あり
検討開始は夏から秋にかけてが良い?
1月か2月にタマホームと契約するなら前年の夏から秋にかけて、検討を開始する必要があります。こちらの希望を伝えてタマホームからの提案が出てくるまで、2~3週間ほどかかるため、タイミングを見誤らないようにお気をつけください。
<補足:ハウスメーカーの営業マンは基本的に契約を急がせる>
住宅業界は競合他社が多いので、営業マンは基本的に契約を急がせてきます。いい感じでお客さんとやり取りしていても、知らないうちに他のハウスメーカーと契約してしまったなんてこともたくさんあります。
営業マンは何とかして契約に漕ぎつけようしますので、その見極めが大切ですね。
つまり、営業マンの言う通り契約することが、自分にとって本当にお得なのかどうか。上記で説明させていただいた、決算月から逆算して考えることは、その判断材料にはなります。
ハウスメーカーの決算月は営業活動より無事に引渡すことが重要
決算月の営業マンは営業活動に注力するよりも、工事中の家を完成させて無事に引渡しすることが重要な任務です。
引渡しができなければ売上を計上することができず、決算書の数字に影響を及ぼしますからね。
そういう意味では、お客さんへの提案に身の入らない営業マンがいるかもしれないので、決算月にモデルルームへ行ってハウスメーカーを選ぶのは得策ではないです。
決算月にモデルルームで対応してくれる営業マンは
- 全然売れない、仕事のできない営業マン
- 売れすぎて、忙しすぎて、新規客の相手がなかなかできない営業マン
のどちらかの可能性が上昇しているので、あえてこのタイミングを選ぶ必要はないかと思います。
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建売住宅は決算月がお得になる可能性あり
注文住宅の場合、契約してから家が完成するまで数ヶ月かかるため、決算月に売上アップを図るには即効性がありません。しかし建売住宅の場合は違います。
建売住宅の場合は、すでに家は完成しているため、住宅ローンの審査を通過することができれば、数週間で入居可能です。
分譲住宅を取り扱っているハウスメーカーの中には、即入居可能物件もあるため、そういった建売住宅は、ハウスメーカーの決算状況により大幅な値下げをする可能性があります。
例えば「あと少しの売上で目標金額を達成できる」状況であれば、大幅な値下げをしてでも販売に注力します。
もう一つは、なかなか買い手がつかない建売住宅ですね。決算月を超えて売れ残った建売住宅は税金の対象になってしまうので、ハウスメーカーは期末までの販売したいと必ず思っています。
【最新情報 アイダ設計なら999万円で家を新築できる】予算内で新築するなら、まずはアイダ設計で話を聞いてみよう - 大器晩成を信じて
<ローコストハウスメーカーで新築をご検討の方へ>
ローコストハウスメーカーで検討するなら、予算に合わせて3つの選択肢があるアイダ設計を候補に入れてみてはいかがでしょうか。
というのも、ここ数年のタマホームは、会社規模が大きくなったせいか、以前ほどのコストメリットがなくなっています。
比較対象のない中で契約してしまっては、あとで後悔する可能性があるので、複数のハウスメーカーで価格を比較することは必須の時代ですね
- 999万円の注文住宅
- 888万円の規格住宅
- 分譲住宅
ハウスメーカーと契約する良いタイミング まとめ
ほとんどの場合は、決算月に急いで契約するメリットはありません。ですから「決算月だから○○の特典を・・・」みたいな営業トークに紛らわされないように気を付けてください。
逆に決算月から逆算して、決算月の3~4ヵ月前はハウスメーカーも期内に家を完成できるユーザーを取り込むために必死です。期内に売上を上げることのできる施主に対しては、特典を含めメリットを受けることができます。
<契約するおすすめのタイミング>
- 注文住宅の場合:ハウスメーカーの決算月の3~4ヵ月前
- 建売住宅の場合:すでに完成している建物であれば決算月
ハウスメーカーの営業マンは、色々な手を尽くして契約を進めてきますが、自分なりに基準を持って接することが必要ですね。
これから新築をご検討の方は、契約のタイミングも見極めながら検討してみてはいかがでしょうか。