新築住宅を検討する時、「どのハウスメーカーがいいのか分からない」という悩みをほとんどの人が持ちますよね。私も新築の検討をしていてすごく悩んだ覚えがあります。検討するハウスメーカーは工務店も入れると100社以上になるので、悩まないのが無理です。
そんな悩みを持っている人に対して、SUUMO(スーモ)では、定期的に全国のハウスメーカーランキングを発表しています。ランキングの要素は、サイト内でそのハウスメーカーのアクセスをもとに順位を決めているようですが、ローコスト系のハウスメーカーが多数上位に入り込んでいるので、できるだけ予算を抑えながら新築を検討したい人が多いことが伺えます。(昨今の値上げは新築価格にも影響を与えています)
ただ、残念のなことにSUUMO(スーモ)ではそれぞれのハウスメーカーの詳細を知ることができないため、この記事ではランキング上位のハウスメーカーについて、詳しく解説させていただきますので、これから新築をご検討の人は、ぜひ、最後まで読んでみてください。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
ハウスメーカーランキング上位15位(最新)
会社名 | 価格帯 | |
---|---|---|
1位 | アイダ設計 | ローコスト |
2位 | タマホーム | ローコスト |
3位 | 三菱地所ホーム | 中間価格 |
4位 | 桧屋住宅 | ローコスト |
5位 | 積水ハウス | 大手HM価格 |
6位 | クレバリーホーム | ローコスト |
7位 | ヤマダホームズ | 中間価格 |
8位 | 木下工務店 | ローコスト |
9位 | へーベルハウス | 大手HM価格 |
10位 | 富士住建 | ローコスト |
11位 | 一条工務店 | 中間価格 |
12位 | 綿半林業 | 中間価格 |
13位 | 日本ハウスHD | 大手HM価格 |
14位 | アキュラホーム | 中間価格 |
15位 | 住友林業 | 大手HM価格 |
【全国版】ハウスメーカー・住宅メーカーランキング(2024年11月)|SUUMO注文住宅
ここ数年、資材や人件費の高騰により建築費用が高額になることもあって、ランキングの上位はローコストハウスメーカーが多くなっていますね。どういった家を建てるかにもよりますが、大手ハウスメーカーであれば建築費用だけで5,000万円を超える金額もめずらしくないです。
実際、私も新築を検討した際、何から検討して良いのか分からないため、名前の知れた大手ハウスメーカーの展示場ばかり行って話を聞いていましたが、あまりに金額が高いため心が折れた覚えがあります。
それからはローコストハウスメーカーで検討するようになり、最終的にタマホームで大安心の家を建てた経緯がありますね。
このランキングを見ると私と同じような人が多いのではないかと感じてしまいます。
ただ、このランキングがすべて正しいとは思っていなくて、ここではランキング内のハウスメーカーについて解説させていただきます。
<1位 アイダ設計>
アイダ設計が、このランキングの上位にいることはすごく理解できます。「色々なハウスメーカーで話を聞いたけど予算的に合わなかった人」の最後の砦という存在でもありますからね。
アイダ設計の家の特徴
- ローコストハウスメーカーの中でも低価格帯
- 自社プレカット工場の存在によりコストダウン
- 注文住宅、規格住宅、分譲住宅と多様なラインナップ
- 狭小住宅の設計が得意で小さな土地でも建築できる
- 上場企業の安心感がある
このブログでもアイダ設計を取り上げさせてもらうケースがありますが、個人的には価格を抑えて新築住宅を建てたい人なら、一度はアイダ設計で話を聞いておいた方がよいですね。
特集記事はこちら
【2025年度 最新版 アイダ設計なら999万円で家を新築できる】予算内で新築するなら、まずはアイダ設計で話を聞いてみよう - 大器晩成を信じて
価格を抑えながら新築を検討するならアイダ設計は外せない存在です!
<2位 タマホーム>
ローコストハウスメーカーと言えばタマホームという感じで世間に認知されているタマホームですが、最近は高性能住宅に力を入れている傾向があり、以前ほど価格のインパクトがない可能性もあります。
我が家は11年前にタマホームで大安心の家を建てましたが、当時よりは2~3割ほど価格も上がっています。
価格が上昇傾向とはいっても大手ハウスメーカーと比較すれば、まだまだ安いのでローコストで新築を検討するなら外せない存在ですね。
タマホームの大安心の家について詳しい記事はこちら
【実例】タマホームの二世帯住宅は2205万円【ローコストで二世帯住宅を建てるコツを解説】 - 大器晩成を信じて
ローコストハウスメーカーの草分け的存在!
<3位 三菱地所ホーム>
三菱地所ホームの価格は、ローコストハウスメーカーよりは高いけど大手ハウスメーカーよりは安い中間価格帯ですね。親会社が三菱地所という安心感があります。
三菱地所ホームの家の特徴
- ツーバイネクスト工法(地震に強く断熱性・気密性が高い)
- 全館空調システム「エアロテック」採用
あまり耳馴染みのないハウスメーカーですが、全館空調をご検討の方は話を聞いてみてもいいですね。
関東地区にお住いの人におすすめ!
<4位 桧屋住宅>
桧家住宅|注文住宅・ハウスメーカー|全館空調シェアNo.1「Z空調の家」|ヒノキヤグループ
桧屋住宅の価格帯はローコストで価格を抑えながら、全館空調システム「Z空調」を希望している人にオススメですね。
私自身もすごく実感していますが、ここ最近の夏は暑すぎてエアコン使用過多により電気代がかなり高額になっています。「Z空調」で光熱費を安く抑えられる目途がたつなら検討する価値は十分にあります。
ローコスト且つ全館空調を希望の人は桧屋住宅で話を聞いてみてください!
<5位 積水ハウス>
【公式】家・住まいのことなら積水ハウス|住宅・ハウスメーカー
積水ハウスは大手ハウスメーカーだけあって価格は高いです。もちろんその分良い家なわけですが、建築費用として4,000万円以上は考えておいた方が良いですね。
積水ハウスの家の特徴
- グリーンファースト・ゼロ(エネルギー収支ゼロを目指す)の採用
- シーカス(地振動エネルギー吸収システム)の採用
- オリジナルの外壁材
価格が高いだけあってオリジナリティの高い技術を家づくりに取り入れています。
先進技術を取りえれた住宅を建てるなら積水ハウスがおすすめ!
<6位 クレバリーホーム>
【公式】クレバリーホーム (cleverlyhome) 自由設計の住宅メーカー
価格帯はローコスト系の中では高い方ですが、それでも大手ハウスメーカーと比較すればかなり安く家を建てることができます。
クレバリーホームの家の特徴
- 標準でタイルの外壁を採用(メンテナンス費用を抑えることができる)
- 天井の高さが2.6m(一般的には2.5m)
- 炭とイオンで室内の空気を浄化する機構(シアスミン・エア)
- 水道水の微細な気泡を混ぜる機構(洗浄力の向上)
- プレミアムハイブリット構造(耐震性と耐久性の向上)
他社にない特徴のある家を建てたい人におすすめ!
<7位 ヤマダホームズ>
ヤマダホームズ | 注文住宅・ハウスメーカー|ヤマダホールディングスグループ
ヤマダホームズはローコストの住宅とハイクラスの住宅と両方扱っている珍しいハウスメーカーです。ローコストハウスメーカーであるレオハウスを吸収合併した経緯と親会社がヤマダ電機ということもあり、そういう状況になっています。
ヤマダホームズの家の特徴
- IT技術を活用したスマートホーム
- ヤマダグループの製品(家電や家具)を設置した家
新築に合わせて家電や家具も揃えたい人におすすめ!
<8位 木下工務店>
【公式】注文住宅は木下工務店|高気密・高断熱のデザイン注文住宅の新築を建てるハウスメーカー・工務店
木下工務店の価格帯はローコストですね。最近はテレビCMも活発に流しているので名前くらいは聞いたことのある人も多いでしょう。
木下工務店の家の特徴
- DUOフレーム工法を採用して地震発生時の揺れを軽減
- 最長50年の長期保証
地震の多い地域の人は、DUOフレーム工法の話を聞くだけでも価値がある
<9位 へーベルハウス>
注文住宅・住宅メーカー | ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)
言わずと知れた二世帯住宅と言えばへーベルハウスです。日本で初めて二世帯住宅を販売したと言われており、二世帯住宅の実績と研究は他社とは比較にならないです。
もちろん二世帯住宅だけでなく普通の戸建てでもへーベルハウスの特徴があって
- 軽量気泡コンクリート(ALC)を採用(地震や火災に強い)
- 断熱材ネオマフォームの採用による高断熱
- 高い防音性能
価格は高いですが、それだけの価値があります。
へーベルハウスの二世帯住宅について、詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
【ヘーベルハウスの二世帯住宅を分析してみた】予算(6,000万円以上)があるならヘーベルハウスの二世帯住宅はおすすめ - 大器晩成を信じて
二世帯住宅において圧倒的な経験値を持っています。
<10位 富士住建>
価格帯はタマホームに並ぶローコストですが、全国展開していないため、施工地域が関東圏に限られます。
富士住建の特徴は「完全フル装備の家」ですね。照明やカーテン、エアコンなどが設置されています。ヤマダホームズに少し似た雰囲気ですが、平均的な価格は富士住建の方が高いコストパフォーマンスを発揮しています。
私も家を新築した際、カーテンやエアコン選びに苦労したので、ハウスメーカーで全部用意してくれるのはかなり助かりますね。
完全フル装備の家は、一度、話を聞いてみる価値ありです(関東圏に限る)
<11位 一条工務店>
「家は、性能。」こだわりの家づくりなら一条工務店|住宅メーカー(ハウスメーカー)
高性能の家を売りにしている一条工務店の価格帯は、大手ハウスメーカーに近いですが、最近では安価な規格住宅(HUGmeハグミー)も販売しています。
一条工務店の家の特徴
- トップクラスの高気密・高断熱性能
- 全館床暖房を採用
- タイル外壁を採用(メンテナンス費用の軽減)
規格住宅HUGmeハグミーは本体価格1,490万円~
<12位 綿半林業>
綿半林業という会社の名前はあまり知られていないかもしれませんが、新潟県を拠点として「夢ハウス」というブランドで全国展開しているハウスメーカーです。
価格帯はバラつきがありますが、ローコストと大手の中間価格帯ですね。
綿半林業の家の特徴
- 天然無垢材を使用
- 自社一貫生産
無垢材で家を新築するなら綿半林業「夢ハウス」に話を聞いてみてはいかがでしょうか
<13位 日本ハウスホールディングス>
日本ハウスHDの価格帯は、大手ハウスメーカーに近いですね。国産檜を使用した家ということで、材料にこだわった家を建てたい人に人気です。
日本ハウスHDの家の特徴
- 高品質な国産の檜を使用
- 太陽光発電を標準装備
材料にこだわった家づくりを考えるなら日本ハウスHDがおすすめ
<14位 アキュラホーム>
アキュラホームの価格帯はローコストですね。二世帯住宅でも2,000万円台で建てることができてコストパフォーマンスが高いです。
アキュラホームの家の特徴
- アキュラシステムによる透明性の高い見積
- 柱なしの大空間のリビング
- 全館空調システム「匠空調」を採用
価格を抑えた高性能住宅が強みですね。
個人的にアキュラホームはおすすめですね!話を聞いて損はないです
<15位 住友林業>
住友林業 - 総合住生活関連企業 (戸建住宅・注文住宅・土地活用・賃貸経営)
住友林業は大手ハウスメーカーの価格帯で、木の家のこだわりのある人に人気です。
住友林業の家の特徴
- 木質感のある家
- ビッグフレーム工法による高い間取りの自由度
- 高い耐震性
- 設備機器も10年保証
こだわった木造住宅を建てたい人におすすめ
ランキング内からおすすめのハウスメーカー2選
ハウスメーカーランキングの中からおすすめのハウスメーカーを2社選んでみました。その2社とは
- アイダ設計(1位)
- アキュラホーム(14位)
です。
この2社に共通していることは、「ローコストにこだわっている」「品質にこだわっている」ですね。特にアイダ設計はコスト低減に強いこだわりを持っているハウスメーカーなので、価格を抑えながら新築を検討したい人にはおすすめです。
- 価格重視の人
- 予算的に大手ハウスメーカーでは難しい人
はぜひ、この2社で話を聞いてみてください。きっと活路が開けますよ。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。