この記事を読んで分かること☝
- 二世帯住宅と排水音のトラブル事例
- 二世帯住宅の排水音の対策方法
- 実際に二世帯住宅で暮らした所感
二世帯住宅のトラブル原因として「生活音」の問題があって、このブログでも「音」についてはたくさん書かせていただきました。
その「生活音問題」の中で水回りの「音」がトラブルの原因になるケースも割と多いです。例えばトイレを流す音、お風呂のお湯を排水する時の音、キッチンの排水が流れる音などですね。
結論を先に書かせていただくと我が家では、水回りの音でトラブルになったことはありません。「音」が気にならないわけではなく、普通に生活していて水回りの音が聞こえないです。
(もしかしたら耳を澄ませば聞こえるのかもしれないですが)
水回りの音問題は、間取りの検討にも関わる内容で、この記事では私の経験談も交えながら解説させていただきますので、ぜひ、最後まで読んでみてください。
2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。
二世帯住宅での生活(生活歴10年)しながら、最もローコストで理想の二世帯住宅が、どういうものなのか研究。
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
排水の流れる音はトラブルの原因になる
トイレやキッチン、浴槽の排水を流す音ですが、二世帯住宅に限らずアパートやマンションなどの集合住宅でも発生する身近な音問題です。
二世帯住宅の場合は、2階から1階へ排水が流れる縦の配管で水の流れる音がするので、夜静まった時にその排水の流れる音が気になって仕方がないということが起きます。
どういう音かと言うと、すごく大きな音ではなく、水が流れていると分かるような音ですね。
夜に静まっている時に聞こえると、ちょっと気になるような音です。
二世帯住宅で「生活音対策」は最重要
このブログでは何度も書かせていただいていますが、二世帯住宅で生活音対策をすることは最重要事項です。
主に2階⇒1階への生活音ですが、木造住宅は音が響くため、歩く音も聞こえたりします。生活音が聞こえると1階の世帯は音が気になって生活に支障をきたす、2階の世帯は日常の生活が1階の世帯に筒抜けになってしまうというプライバシーにかかわるような問題もあります。
2階床を2重床にするなどして対策するわけですが、排水の流れる音も同様に対策する必要があります。
我が家の間取りと排水の音問題
11年間、二世帯住宅で暮らしていますが、我が家の場合、排水の音で揉めたことは今まで一度もありません。排水の音がしないわけではなく、1階の生活空間に音が聞こえないので揉めていないということです。
下の間取りは我が家のものです。
左が1階で右が2階の間取りです。(上が北側)水回りは北側にすべて集まっており、2階⇒1階への排水配管は洗面所のところに設置されています。
この間取りの場合、排水配管と寝室で距離があるので、夜寝静まった時でも排水の流れる音は聞こえません。
(屋外の下水管も北側にあるため、排水配管が寝室や和室を通過することがない)
親世帯と子世帯で生活の時間帯が異なるため、もし排水配管が親世帯の寝室近くにあった場合、夜、水を流せないなどのトラブルになる可能性がありますね。
(さすがにトイレは我慢できない)
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排水の音は間取りで対策する
生活排水の音を防ぐ方法は
- 間取りを工夫する
- 防音配管、配管に防音材をまく
のどちらかですね。寝室や和室を排水配管の近くに造りたい場合は、排水配管の施工で対策するしかないですが、音の問題は実際に生活してみないと分からないというリスクがあります。
理論上、音は防げると言っても実際に生活してみたら気になる可能性があります。
個人的におすすめなのは、間取りで対策ですね。
二世帯住宅では、排水の音も含め生活音対策を万全にする必要があると実感しているので、慎重に考えた方が良いです。
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間取りを検討する際は、排水音の対策も考えながら
二世帯住宅の間取りを検討する場合に考えることは、二世帯住宅のタイプ(同居型、部分分離型、分離型)やプライバシー対策、生活音対策などがありますが、これに「排水音対策」も考えるということですね。
特に排水配管は、壁の中を通っているので、「排水音問題」があるからといって簡単に対策ややり直しができないです。
二世帯住宅は極端な話、生活音の対策ができていれば、うまく生活していけます。でも、生活音の問題をかかえていると実際に生活し始めてから、ずっとトラブルの種を抱えていることになります。
時間が経てば解消する問題でもないのでずっとですね。
排水音の対策は、大きな問題にならなさそうなので、ついつい抜けがちになりますが、毎日の生活の質にかかわる問題なので、ぜひ、しっかり考えてみてください。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。