最近は日用品を購入する場合もお店ではなくネットで購入される方が増えていますね。そのネットで購入した商品は、当たり前ですが宅配業者さんによって家に届けられます。我が家も世間と同じようにネットショッピングを利用する機会が増えていて、直近では飲料水、キッチンフードのフィルター、24時間換気システムのフィルター、妻の化粧品などを購入しました。
普通の戸建てやマンションの場合、ネットショッピングをして何か問題になることはないですが、これが二世帯住宅の場合は少し事情が違います。
我が家は完全分離型の二世帯住宅で暮らしていて、玄関も分かれていますが、宅配業者さんによっては、そんなことはお構いなしにどちらか一方の世帯に荷物を届けられる場合も少なくありません。
見られて困るものを購入するわけではないですが、例えば子世帯の荷物が親世帯に届いていたらプライバシー的に良くないですよね。(その逆もしかり)
宅配業者さんがしっかり分けて配達してくれれば何の問題もないですが、現実的には難しいので、二世帯住宅の造り方で対策するしかないです。
これから二世帯住宅をご検討の方は、プライバシー対策にも関わる部分なので、ぜひ、最後まで読んでみてください。
2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。
二世帯住宅での生活(生活歴10年)しながら、最もローコストで理想の二世帯住宅が、どういうものなのか研究。
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
完全分離型 二世帯住宅への宅配業者の対応は?
我が家は完全分離型の二世帯住宅で玄関、郵便受け、インターホン、表札が分かれています。(分かれているとはいっても隣同士ではあります。)
表札には同じ苗字が書かれているので、二世帯住宅で同じ一族が暮らしていることは分かります。
実際に二世帯住宅で暮らしていて感じることは、宅配業者さんによって対応が異なるということです。大きく分けて4パターンありますが
- 世帯毎に届けてくれる
- 片方の世帯に全部届ける
- 不在の時、もう片方の世帯に届ける
- 不在の時、不在通知を残して再配達してくれる
この中で問題なのが、「片方の世帯に全部届ける」「不在の時、もう片方の世帯に届ける」ですね。そんな宅配業者いるのか?と思われるかもしれないですが結構います。
置き配の時は、特にひどくて全部、親世帯の玄関に置いてあることもしばしばあります。(親世帯の玄関の方が、若干、道路から近い)
プライバシーの問題が生じる可能性がある
内緒にしなければならない荷物があるわけではないですが、それでも自分の頼んだ荷物が親世帯や子世帯に見られるのが嫌だというケースは多いですね。
年齢的にネットで商品を購入する機会は圧倒的に子世帯が多いです。お嫁さんの立場で考えれば、自分の購入した商品を義両親に見られたくないという気持ちは当然ですよね。それがストレスになる可能性も十分にあります。
我が家の場合は、親世帯が何かを言うタイプではないので問題にはなっていないですが、何かと口を挟みたい親世帯だったら大きな問題が起きると感じます。
二世帯住宅においてプライバシーの問題は最重要事項なので、最悪の場合、二世帯住宅での生活がうまくいかなくなることもありえます。
【二世帯住宅の郵便受け】親世帯と子世帯で郵便受けを分けても問題発生 - 大器晩成を信じて
宅配便は今後も増加する
「それならネットで商品を購入しなければいいんじゃないか」という考え方もありますが、これだけネットが普及してネットでしか販売していない物もあるので、ネットショッピングをまったく利用しないということはできないです。
(それはそれでストレスになる)
実際ネットショッピングの取引額推移は
- 2000年:1兆円
- 2010年:10兆円
- 2021年:21兆円
と毎年伸びています。これだけネットショッピングが普及しているので、利用せずに生活する方が不自由です。
やはり家の造り方でプライバシー対策を考える必要がありますね。
引用元:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました (METI/経済産業省)
二世帯住宅で宅配物を別世帯へ届けられないための対策は?
そもそも玄関共有型や同居型の二世帯住宅であれば、同じ玄関に荷物が届くので親世帯が荷物を受け取ることは避けることができません。
でも完全分離型の場合は、玄関に一工夫するだけで親世帯が荷物を受け取ることを避けることができます。(そもそもしっかりプライバシー対策をしたい理由で完全分離型にしているので、荷物を親世帯に届けてもらっては困るのですが・・)
対策としては
- 表札を分かりやすいように表記する
- 子世帯の玄関にだけ宅配BOXを設置する
防犯の面もあるので、必ず良いとは限らないですが、表札に家族全員を記載しておけば、気の利く宅配業者さんであれば、きちんと依頼主のところへ荷物を届けてくれます。(ちなみに我が家はテプラで名前を記載しているので、非常に見えにくいです。)
もう一つは宅配BOXですね。子世帯の玄関に宅配BOXが設置されていれば、必ずそのBOX内に荷物を届けてくれます。
ポイントは「子世帯の玄関にだけ」というところですね。そもそも親世帯がネットショッピングを利用する機会も少ないですし、仮に親世帯の荷物が子世帯の宅配BOXに紛れ込んでも大きな問題にはなりません。
これからさらにネットショッピングが普及すると想定されるので、これから二世帯住宅をご検討の方は、宅配業者対策も合わせて考えてみてください。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。