
二世帯住宅で11年間暮らして今更ながらに気づいたことですが、親世帯と子世帯が近くで暮らす上で「金銭感覚」という視点は思いのほか大切ですね。
夫婦関係でもそうですが、金銭感覚が違い過ぎると相手に不満を持ったり、時には揉めごとに発展したりします。特に二世帯住宅での親世帯と子世帯の場合、夫婦とは違い生きてきた時代が違うので、金銭感覚についてお互いにズレが生じやすいです。
この親世帯と子世帯の金銭感覚の違いは、揉めごとの原因になるので二世帯住宅でうまくやっていくためには対策は必要です。(もちろん中には親世帯と子世帯の金銭感覚が近く問題が起きないこともありますが)
実際に金銭感覚の違いで私が実感した揉めごとは
- 子世帯の外食が多い
- ネット通販での買い物が多い
- 子供の習い事が多い
- 子供がスマホを持っている
- 頻繁に家族で出かけている
などなど。親世帯からすると無駄使いをしているように見えるわけです。確かに親世帯の時代にはなかったことばかりですから、なかなか理解するのも難しいですし、無駄使いに見えるのも分かります。
ただ、このままだとお互いにストレスが溜まって、後々、大きな問題になりかねません。二世帯住宅でうまくやっていくには、この金銭感覚のズレを修正していく必要があります。
この記事では親世帯と子世帯の金銭感覚のズレについての対応方法を解説していますので、ぜひ、最後まで読んでみてください。

👨🔧 この記事を書いた人
2012年にローコストハウスメーカーで完全分離型の二世帯住宅を新築。
生活歴12年のリアルな経験をもとに、家づくりのヒントや失敗談を発信しています。
「いかにして手の届く価格で新築住宅を検討するか」「ローコストで理想的な二世帯住宅とは」をテーマに日々研究。
価格・間取り・断熱・防音まで、実体験を交えながら徹底解説。
👨👩👧👦 一男一女の父(47歳)
🏠 二世帯住宅×ローコスト住宅の専門ブロガー
二世帯住宅で親世帯と子世帯の金銭感覚の違いで起きる問題

親世帯と子世帯といっても別々の世帯ですから金銭感覚が違っていて当然であって、ただ、離れて暮らしていれば気にならないことも近くで暮らしていると気になるもんです。
金銭感覚の違いは、漠然とした不安となってストレスの原因にもなってしまいます。その結果、親世帯と子世帯の関係がおかしくなってしまう可能性もありますね。
ここでは親世帯と子世帯で具体的にどんな金銭感覚の違いがあるのか、例を上げさせていただきます。
- 子世帯の外食が多い
- ネット通販での買い物が多い
- 子供の習い事が多い
- 子供がスマホを持っている
- 頻繁に家族で出かけている
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<子世帯の外食が多い>
夫婦共働きの場合、子世帯はどうしても外食が多くなってしまいます。その上、昔と違いテイクアウトも充実しているので、家で食事を作る機会は昔より確実に減っています。子世帯が外食について「家で食事を作るのも外食も費用的に大きな差はない」と認識しているのに対し、親世帯の世代では、「外食=高額」という認識があり、子世帯との金銭感覚にズレが生じやすいです。
<ネット通販での買い物が多い>
一昔前まで日用品や衣類などの購入は、スーパーやホームセンターでしたが、Amazonや楽天などのネット通販の普及により、「必要なものはネットで購入する」というのが当たり前になってきています。
実際、ネットで購入した方が価格が安いものも多いので、節約になっている部分もありますが、親世帯から見ると頻繁にネットで買い物をしていると無駄なものを購入しているように見えるわけです。(テレビショッピングのイメージがある)
要するにネット通販の認識の違いによる金銭感覚のズレが生じているわけですね。
<子供の習い事が多い>
私が子供の頃は、習い事というと習字やそろばん、学習塾があるくらいでしたが、今はたくさんの習い事があります。英会話やダンス、サッカーなどなど。
子供が習い事をしていないご家庭もあるとは思いますが、今は何らかの習い事を子供にさせているご家庭の方が圧倒的に多いですよね。どちらかと言えば、習い事をするのが当たり前という雰囲気もあります。
習い事は月数千円の費用がかかるので、習い事のあまりなかった世代の親世帯からすると「習い事にそんなにお金をかけてるの?」となってしまいます。
<子供がスマホを持っている>
中学生になると子供もスマホを欲しがります。友達同士の連絡もスマホで取ったりするので必需品と言っても過言ではありません。
ただ、子供にスマホを持たせることは、毎月、通信費がかかります。現代の子供たちの状況を知らない親世帯からすると「子供にスマホを持たせてお金がもったいない」となります。
<頻繁に家族で出かけている>
暮らしている地域にもよりますが、ショッピングモールがこれだけたくさんあると何の用もなくても出かけたりする現代ですが、「家族でのお出かけ」が特別なものであった親世帯からすると「そんなに出かけてお金がかならないの?」という疑問がわいてしまいます。実際のところ子世帯も頻繁に出かけたからといって、無駄にお金を使うわけでもない(食事代はかかる)ので、親世帯の考えていることはちょっと違うわけですが、ここにも金銭感覚の認識にズレが生じます。
親世帯と子世帯は生きてきた時代が違う(常識が違う)
親世帯と子世帯の金銭感覚の違いは、どちらが良いとか悪いとかではなく、生きてきた時代の違いによることが多いです。
ただ、実際には
- 親世帯は子世帯に対して⇒お金を使い過ぎではないか
- 子世帯は子世帯で⇒お金を使いすぎている意識はない
という金銭感覚のズレが生じてしまい、このままにしておくと親世帯と子世帯の人間関係にも問題が派生する可能性もあります。
一言で表現すると「誤解が生じている」ということですが、この状況はあまり良いとは言えないので、誤解を解くような対策が必要ですね。
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親世帯と子世帯の金銭感覚の差を埋める方法
生きてきた時代の背景により、親世帯と子世帯の金銭感覚のズレが生じているわけで、別の言い方をすると持っている常識が違うということですね。
この状況を改善するためには
- 親世帯にスマホを利用してもらう
- スマホの便利さや楽しさを親世帯にも体感してもらう
- 親世帯と子世帯で社会的なニュースを共有する
この3つを行動することが有効です。これは私も実際にやってみましたが、かなり効果的です。スマホを利用するとネットニュースやYouTubeといったテレビとは違う情報を得るわけですが、良くも悪くもネットには世の中の流れが反映されています。
そういった情報に触れることで親世帯も子世帯の感覚に近いものを得て、子世帯の生活に理解を示すようになります。
これから二世帯住宅を建てて新生活を送られる方は、ぜひ、この記事の内容を日々の生活にお役立ていただければと思います。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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私はタマホームで二世帯住宅を建てて12年間暮らしています。特に大きな問題はないですが、正直なところ「もっと間取りにこだわって二世帯住宅を建てればよかった・・」と思っています。(間取りが普通すぎて面白くない)
ワクワク感があるのも注文住宅の良さですから、「私のちょっとした後悔」をこれから二世帯住宅を検討される方は、ぜひ、参考にしていただきたい。(と思っています)
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