この記事を読んで分かること☝
- 二世帯住宅の親世帯がスマホを持つメリット
- 二世帯住宅で親世帯と子世帯が揉める本質
- 親世帯がスマホを利用する際に注意点
私が二世帯住宅で暮らすようになって11年が経過しましたが、率直に感じることは「以前よりも二世帯での生活がしやすくなっている」ということです。
二世帯住宅の暮らしで煩わしいことは、時代の変化による親世帯と子世帯の常識の違いによって生じる摩擦ですね。
例えば
- 子供の教育方針
- 起床就寝時間
- 食事の時間
- 外食費の頻度
などなど、親世帯が暮らしてきた時代と現代では、かなり時代的な常識に変化があり過ぎて、それが揉め事の原因にもなっています。
ただ、ネットによる情報の普及により、二世帯住宅特有の摩擦が改善傾向にあります。具体的にいうと親世帯もネットに触れる機会が増えて、現代の常識が身に付き親世帯と子世帯の摩擦が減っているということです。
実際に我が家でも親世帯がスマホを持つようになってから、子世帯に対する理解が深まりました。それに合わせて小言も減りましたね。
この記事では、二世帯住宅を建てたあとの生活をうまくやっていくためのコツを解説していますので、これから二世帯住宅で暮らし始める方は、ぜひ、最後まで読んでみてください。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
- 二世帯住宅での生活が難しい理由
- うまくやっていくには、常識のギャップを埋めることが必要
- 常識のギャップを埋めるのにスマホが有効
- 親世帯がスマホを持つと子世帯との関係が良好になる
- 二世帯住宅でガラケーを使用している親世帯にはスマホの利用がおすすめ
二世帯住宅での生活が難しい理由
二世帯住宅で親世帯と子世帯の関係を難しくさせている原因を一言で言うと「ジェネレーションギャップ」ですね。
特にここ20~30年の間で世の中の常識や生活様式が激変したことにより、この「ジェネレーションギャップ」の溝は大きくなっています。
例えば外食を例にあげると昔は共働き世帯も少なく、また外食する店舗も少なかったので、ほとんどの食事は家で摂り、特別な時だけ外食をしていましたが、現在は共働き世帯も増え外食する店舗も増えたので、外食する機会が相当増えています。
子世帯が頻繁に外食していることを親世帯があまり良く思わないのは、こうした時代背景の変化による「ジェネレーションギャップ」と言えますね。
他にも
- 通信費
- 子供のスマホの利用
- ネットでの買い物
- 食事の時間帯
などなど、親世帯には理解できないことがたくさんあります。
うまくやっていくには、常識のギャップを埋めることが必要
昔の常識を持ち込んで「こうあるべき」という考え方が強いと二世帯住宅で揉める可能性がかなり高まります。
仮に揉めてない場合は、親世帯か子世帯のどちらかが相当我慢しているということです。ただ、我慢して表面上うまく対応していると、いずれ我慢できなくなるタイミングが来てしまいさらに大きな揉め事になってしまいます。
そうならないためには、親世帯と子世帯の「ジェネレーションギャップ」を埋める必要があります。
常識のギャップを埋めるのにスマホが有効
世間の常識を知る身近な方法として、
- テレビ
- ネット検索
- YouTube
があります。ネットを利用しない高齢の親世帯の場合、ニュースの情報源はテレビに偏ります。テレビで間違った情報が流れるケースはほとんどないですが、必ずしも中立な立場で放送されているとも限りません。
一方、子世帯の親や子供の情報源はネットが多く、テレビのような規制も少ないので、親世帯の知らない常識を持ち合わせることになります。
その結果、親世帯と子世帯の間に常識のギャップが生まれるというわけです。
昔の常識がアップデートされていない親世帯とまさに今の常識を持っている子世帯、ジェネレーションギャップと言えますね。
親世帯がスマホを持つと子世帯との関係が良好になる
親世帯がスマホを利用するようになると親世帯と子世帯の関係が良好になります。個人的にかなり効果的だと感じています。
親世帯がスマホを利用することによる効果は
- テレビだけでなくネットのニュースを見ることにより今の常識を理解する
- 何でも自分で調べるようになるので頭が活性化される
- YouTubeの面白さを体感し、YouTubeを見ている孫の行動に理解を示す
- クックパッドや編み物など新たな趣味を持つことができる
- 時代に取り残されていない感覚をえることができる
などなど。私を含め現代人にスマホは必需品です。親世帯にとってもスマホは面白いようで、時間があればいつもスマホの画面を見ていますね。
親世帯がスマホを利用する際の注意点
スマホを初めて利用する親世帯は、ネットやYouTubeの情報がすべて本当だと信じてしまう傾向があります。
要するにテレビの感覚でネットやYouTubeを見るわけです。「テレビのように公にされている情報が間違っていることはない」という感じで。
注意しないと近所にあるお年寄りのコミュニティーで偽の情報を流してしまう可能性があります。
我が家の親世帯もスマホを持ち始めた頃は「YouTubeではこう言っていた」「ネットにこう書かれていた」という話をされて、「その情報は間違ている」と私も何回も訂正しました。「ネット上には偽の情報がたくさん出回っている」と言ってもなかなか理解できないようでしたが、根気よくネットの世界を説明して、最近では自分なりに情報の正確性を考えるようになってくれました。
親世帯がスマホを利用する際は
- すべての情報を鵜呑みにしないこと
- 悪い情報に引っかからないこと
この2つを理解してもらうことが必須です。
親世帯がスマホで喜んだこと(バス路線検索)
親世帯がスマホを利用するようになってすごい喜んだことがあります。それはバス路線を検索できるアプリですね。
普段、バスで出かけることの多い親世帯にとって、このバスのアプリはかなり便利なようです。時刻を調べることができるのと合わせて、現在、バスがどのあたりを走っているのか分かります。
バスの運行状況を確認しながら、バスが遅れている時は、家を出発する時間を遅らせたり、我が家の両親は非常に喜んでいます。
二世帯住宅でガラケーを使用している親世帯にはスマホの利用がおすすめ
11年間二世帯住宅で暮らしているので、時には親世帯と子世帯の関係性に悩むこともありましたが、親世帯がスマホを利用するようになってから明らかに親世帯と子世帯の関係が良好になりました。
ネットを利用できない親世帯は孤独に感じることもあり、その結果、昔の常識を持ち出してしまう可能性があります。昔の常識を持ち出されてしまうと親世帯と子世帯の常識にギャップができて揉めたり、お互いにストレスを感じる原因になります。
別に高額なスマホを用意する必要はありません。親世帯がスマホで利用する機能は、ネットの検索エンジンとYouTubeだけです。
我が家の親世帯は、iPhone12と中古のiPadを使用しています。
二世帯住宅で暮らしているかに関わらず、親世帯と子世帯との関係でお悩みの方は、ぜひ、試してみてください。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました、