この記事を読んで分かること☝
- 二世帯住宅で苦労した体験談
- 二世帯住宅で暮らす親世帯の状況
- 二世帯住宅を建てる最適な年齢
二世帯住宅を建てるタイミングですが、親世帯が若ければ若いほど良いと感じています。要するに親世帯が仕事をしている年齢が良いということです。
我が家は10年前に二世帯住宅を建てましたが、その時の年齢構成は
- 親世帯:おじいちゃん67歳 おばあちゃん65歳
- 子世帯:私35歳 妻33歳 子供2人 幼稚園
この当時、大人は全員働いていました。それから10年が経過して私と妻は働いていますが、おじいちゃん、おばあちゃんは70歳半ばを過ぎて仕事を辞めています。
親世帯が仕事をしている時期と仕事を辞めてからの時期、実際に両方を経験してみて思ったことは、親世帯が働いていた時の方が良かったような気がします。
具体的にはお金の面と生活面です。
- 収入が減る⇒不安になる
- 仕事を辞める⇒暇になる
この記事では私の経験をもとに、この2つが二世帯住宅での生活に与える影響と二世帯住宅を建てるタイミングについて、解説していきますので、二世帯住宅をご検討の方はぜひ参考にしてください。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
収入源による老後の不安
二世帯住宅を建てた当初は働いていた親世帯も、70歳を過ぎると仕事を辞めるタイミングです。我が家の場合はシルバーセンターで仕事を見つけ70歳半ばまで働いていましたが、現在は仕事を辞めています。
仕事を辞めれば収入が減るわけですが、客観的に見ていて感じることは、収入が減って普段の生活が不便になることはなく、将来の不安が先に立ってしまうようです。
「70歳半ばで二世帯住宅で子供と生活していても将来のお金の不安がある」ということですね。
親世帯と話をしていると「とにかくお金が不安」という雰囲気を感じます。実際にはそんな不安に感じるような要因はないと思いますが・・
ただ親世帯のお金に関する漠然とした不安感は、二世帯住宅での生活において何かと影響があります。
顕著に表れているのは光熱費ですね。我が家は親世帯と子世帯で光熱費を分けていないので、光熱費が高額になると小言を言われます。それ以外にもお金に関することに対してナーバスになっているので気を遣います。
親世帯も仕事のない生活に徐々に慣れてきているので、最近はそうそう問題も起きないですが。
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暇になると色々なことが気になる
趣味のないお年寄りが仕事を辞めると、暇になる、時間を持て余す、ケースが多いですが、我が家の親世帯もまさにこんな感じです。
暇になると家や家族のことが何かと気になるようで、家の掃除であったり、メンテナンスであったり、孫のことであったり、仕事をしていた時は時間がなくて気が付かなかったようなことも気になって、色々と言いたいみたいです。
我が家の親世帯の場合は「色々と言ったらいけない」という意識があるので、正確には言いたいけど我慢している感じですね。
これも仕事をしていた時にはなかった状況ですね。
親世帯もこれではいけないと思ったのか、最近では新しい趣味に取り組んだり、出かけたりしています。
これから二世帯住宅をご検討の方で親世帯の趣味が何もない場合は、熱中できるような趣味を持てるよう促すことも大切ですね。
いざ仕事を辞めてから趣味を探すのは、なかなか難しいですから。
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全員仕事をしていた方が二世帯住宅はうまくいく
二世帯住宅では、大人は全員仕事をしていた方がうまくやっていけます。まぁ当然ですよね。仕事をしている時間は一日の大半を占めるので、それだけ親世帯と子世帯の接する時間が短いわけですから。
また大人全員が働いていた方が、金銭的にもゆとりができますし。
私は10年間 二世帯住宅で暮らしていますが、実感としては、やはり親世帯と子世帯の接する時間が少ないほど、もめ事が起きることもなく平和に生活できています。
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二世帯住宅を建てるなら親世帯が若いうちに
これまで二世帯住宅の人間関係で苦労したタイミングが2回あります。
それは
- 二世帯住宅を建てて暮らし始めた時
- 親世帯が仕事を辞めた時
二世帯住宅で暮らし始めた当初は、お互いに常識の違う親世帯と子世帯が暮らすので、そのすり合わせが大変でした。
最初の3年くらいは何かと問題が発生して苦労していましたが、その後の二世帯生活は順調でしたね。
どちらかといえば「二世帯住宅でよかった」ということの方が多かったです。
次に苦労したタイミングが、親世帯が仕事を辞めた時ですね。これについては、前々から「親世帯が仕事を辞めたら二世帯生活はどうなるのだろう?」という漠然とした不安感は持っていました。
親世帯のお金の不安感は想定外でしたが、「暇になって色々言いたくなる」ということは想定できていました。そして「何か趣味を持ってもらわねば・・」と思いつつ対策ができていませんでしたね。
我が家の場合は、何とかこの2つの苦労タイミングを乗り越えましたが、これから二世帯住宅を検討される方に、私からお伝えしたいことは
- 二世帯住宅を建てるなら親世帯が若いうちに
- 親世帯が無趣味な場合は、熱中できる趣味の提供
が大切だと感じました。
今回のお話は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。