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【二世帯住宅を建てるなら福祉会館の近くがおすすめ!】親世帯が仕事をリタイアしたあとの不安を解消する

この記事を読んで分かること☝

  • 二世帯住宅を建てる場所(土地)の考え方
  • 親世帯が老後を充実して暮らすためのコツ
  • 二世帯住宅を建てるなら福祉会館の近くが良い理由

二世帯住宅を建てる際の心配事として、親世帯が高齢になった時のことを考えられる方が多いです。

特にご両親が趣味もなく仕事ばかりやられてきた方だと「仕事を辞めたら暇になってボケてしまうのではないか」と考えてしまいますよね。

よく分かります。私も二世帯住宅を建てるとなった時、漠然と心配していました。

我が家は、11年前に二世帯住宅を建てて、その時は親世帯も働いていていましたが、4年ほど前からは仕事も辞めて、まさに「親世帯がボケてしまわないか」という心配な状況となっています。

親世帯が仕事を辞めて陥る状況は

  • 趣味がないので暇になる
  • やらなければならないことがないので暇になる
  • 社会との接点がなくなる
  • 人との交流がなくなる

我が家の親世帯も仕事を辞めたばかりの時は、こんな状況で私も心配をしていましたが、仕事を辞めて4年経過した現在、親世帯は毎日楽しそうに過ごしています。

その要因は

  • 福祉会館の催し物に参加するようになった
  • 敬老パスを取得して自動車ではなく電車・バス移動するようになった
  • シルバー人材センターへ登録した

今回はこれから二世帯住宅を検討される方が不安に思っている「親世帯が仕事を辞めたあと」の対策について、実際の我が家の状況を書きつつ説明させていただきますので、ぜひ、最後まで読んでみてください。

■この記事を書いた人■

2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)

実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。

一男一女の父親。

親世帯が仕事を辞めた後の状況

仕事を辞めたあとの親世帯の生活 図解

親世帯が仕事を辞めたのは、今から4年ほど前です。正社員というわけではなくパートのような雇用形態だったので、朝9時~15時まででした。

体力的にしんどい仕事でもなく時間もちょうど良い感じでしたが、70歳半ばということで、仕事を辞めることになりました。

私としては「仕事を辞めたあと親世帯がどうなるのか」心配でしたので、ずっと働ければと思っていましたが、さすがに無理ですよね。70歳半ばまで働かせてくれた、その会社に感謝です。

で、実際仕事を辞めたあとどうなったのか。

う~んやっぱり暇そうにしていました。母親は色々と趣味を見つけて前向きに取り組んでいましたが、父親は何をやっていいのか分からず、掃除や昼寝、散歩などをしていました。色々とやってはいるものの仕事がないと生活に張りがないという感じでしたね。

大体、私が予測していた通りの状況で、短期間であればこの状況でも問題ないと思いましたが、これからずっとですからね。

何か対策を考えなければという感じでした。

【二世帯住宅で苦労するタイミング2選】親世帯が仕事を辞めて暇になるともめ事が起きる - 大器晩成を信じて

福祉会館のイベント・講座に参加

どこの県にも福祉会館という施設があります。この福祉会館では高齢者向けのイベントや講座が定期的に開催されています。

例えば

  • 認知予防教室
  • 映画
  • ヨガ・体操
  • 書道
  • フラダンス
  • etc

などなど、時期によって様々なイベント・講座があり、基本的には無料で参加できます。自分のやってみたい講座に申し込み、場所の広さにより参加人数が限られるため、抽選になります。

我が家の親世帯は、仕事を辞めてから福祉会館の講座に参加しており、そこで友達ができたり、たまにそこで知り合った方とお茶したりしているようです。

「次は何の講座を受けよう」と言いながら予定を見たりしているので、それなりに楽しんでいるようです。

この福祉会館絡みで一つ良かったと思っていることが、我が家の近くに福祉会館の施設があったことです。この福祉会館の建物はどの地域にもあるわけではなく、住んでいる場所によっては、電車やバスで移動する必要があります。

我が家の場合は、徒歩5分のところにあるので「すごくいい場所に二世帯住宅を建てたなぁ」と実感しています。

(最初から考えていたわけではないです。結果的にという感じですね。)

福祉会館 講座サンプル 1
福祉会館 講座サンプル 2
福祉会館 講座サンプル

 

敬老パスで電車・バス移動は面白いらしい

我が家の親世帯は、基本的に自動車で移動してます。ですから仕事をしている時は、電車やバスに乗ることが、ほとんどありませんでした。

仕事を辞めて時間があるので、敬老パスをもらい電車・バス移動に挑戦していますが、これもなかなか楽しそうです。

自働車では生きにくい場所(駐車場がない)や行けるということで喜んでいました。

今までやってこなかったことを挑戦するのは、年齢がいくつになっても面白いようですね。

「○○○」へ行ってきたという話をよくしています。

いくつになっても新しいことに挑戦することは面白いことなんですね。

シルバー人材センターは運が良ければ仕事が見つかる

70歳半ばですが、社会とつながっていたいと思うのか、仕事をしたいという意欲があるため、シルバー人材センターへも登録しています。

登録すると毎月、仕事の案内が届き、できそうな仕事があれば、申し込むという感じですね。基本的には近場で高齢者のできる仕事という限定的な条件のため、なかなか良い仕事は見つかりませんが、「良い仕事があったら働ける」という意識を持てるだけでも気持ちに張りがでるようです。

親世帯を見ていても、いきいきしてきたのを感じます。

「そこまで仕事をしなくても」と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、高齢者にとって仕事をして社会の役に立つ、お金を稼ぐ、ということは大きなモチベーションになります。

【75歳以上の親世帯と二世帯住宅を建てるポイント5選】おすすめは玄関共有型 - 大器晩成を信じて

二世帯住宅を建てるなら「福祉会館」の近くがおすすめ

二世帯住宅と福祉会館の関連 図解

土地を購入して二世帯住宅を建てる際

  • 親世帯、子世帯の通勤経路
  • 子供の学校
  • 土地の価格
  • 地域の治安
  • 生活環境(お店や役所との位置関係)

を考えて場所を検討しますが、二世帯住宅ならここにもう一つ「福祉会館の近く」という条件も付け加えることがおすすめです。

我が家を建てた時、私は「福祉会館」と言う視点はまったくもっておらず、たまたま運よく福祉会館が近くにありましたが、もしこの「福祉会館」が遠かったり、交通に便が悪い場所だったら、親世帯のことで私の悩みはもっと大きくなったことでしょう。

「福祉会館が徒歩圏内」という条件だとかなり絞られてしまうので、バス1本で行けるとか、電車の乗り換えなく行けるなどの場所がいいですね。

というのも福祉会館に自動車で来られている方もいらっしゃるようですが、とはいってもずっと自動車に乗れるわけではないので、徒歩か公共交通機関のどちらかですね。

親世帯に聞いた話ですが、福祉会館には結構遠くから来られている高齢者も多いようで、我が家の両親は「福祉会館が近くでよかった」と常々言っています。

こういう話は実際に二世帯住宅で暮らしてみないと分からないことですので、これから二世帯住宅をご検討の方は、この経験談を役に立てていただければと感じます。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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