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【二世帯住宅 光熱費の契約は二つに分けた方がいい⁉】光熱費の支払割合で揉めると嫁姑問題が必ず起きる

この記事を読んで分かること☝

  • 二世帯住宅の光熱費を分けていない場合に起きる問題点
  • 世帯毎に光熱費を分けた方が良い理由
  • 契約を一つにした方が、光熱費が高くなる可能性もある

まず知っていただきたいのが、二世帯住宅の光熱費は思っている以上に高額になりがちです。私は完全分離型の二世帯住宅で10年間暮らしていますが、暮らし始めた当初は光熱費の金額の高さにびっくりしました。

そんな高額になりがちな二世帯住宅の光熱費ですが、新築する際の選択肢として

  • ガス、水道、電気は契約を1つにした方が基本料金の分お得
  • それぞれの世帯でどの程度使用しているのか分かった方がいいから契約は分ける

の2パターンありますが、どちらがいいのか難しい問題ですよね。

二世帯住宅 光熱費の考え方 図解

仮に契約を1つにした場合、親世帯と子世帯でどういう割合で支払うのか、決めておかないと後々問題にもなります。

私が実際に二世帯住宅で暮らしてみた経験からおすすめする選択肢は、ガス、水道、電気の光熱費は、世帯ごとに契約を分けた方が良いということです。

いくら家族といっても、お金のことはしっかり決めておかないと、あとで必ず不満はでてきます。

二世帯住宅を検討している時は、気分も盛り上がっているので、ついつい簡単に考えがちですが、色々な状況を想定しながら考えてみてください。

■この記事を書いた人■
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)

実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。

一男一女の父親。

二世帯住宅の光熱費を世帯毎に分けた方が理由

私自身、完全分離型の二世帯住宅に10年暮らしていますが、二世帯住宅の光熱費は、必ず世帯毎に分けることをおすすめします。

なぜならば、光熱費の契約が1つだと、世帯毎の使用量が分からないからです。これ、軽く考えがちですが、二世帯での生活をうまく送っていくためには、非常に大切なことですね。

実際に二世帯住宅で暮らしてみて実感したことですが、いくら家族といっても親世帯と子世帯は違う世帯ですから、お金のことは明確にしておかなければ、もめ事のもとになります。

二世帯住宅は、ただでさえ、嫁姑問題が発生する可能性があるので、できる限りもめ事の原因となる内容は、なくしていくことが大切です。

【二世帯住宅 お金のルール決めは重要!】二世帯のお金にまつわる体験談を公開 - 大器晩成を信じて

世帯毎の光熱費の使用量が分からないことによる問題点

  • 世帯毎の使用量が分からないと光熱費の支払い割合でもめる
  • 節電、節水等を頑張っても効果が分かりにくい

世帯毎の使用量が分からないと光熱費の支払い割合でもめる

我が家は、電気と水道を世帯毎で分けていないため、いつももめています。

お互いに「うちはそんなに使用していない」という平行線です。

でもこの話って、本当に不毛なんですよね。どれだけお互いに主張しても、最終的にどれだけ使用したのか分からないので。お互いにストレスにもなりますし、嫁姑問題にも発展しますよ。

節電、節水等を頑張っても効果が分かりにくい

二世帯分の光熱費をまとめていると毎月、かなり高額の支払いになります。そのため、節電や節水をしようと頑張りますが、二世帯分がまとまっていると、その効果が分かりにくいです。

何が良くて、光熱費が下がったのか分からないので、節電、節水の思考が弱くなり、光熱費が高くなる傾向にあります。

完全分離型 二世帯住宅で光熱費を分けていない場合(経験談)

我が家は、ガスは世帯毎に分けていますが、電気、水道は二世帯で1つの契約です。ここでは、光熱費を分けていないと、こういう問題が発生するという経験談を書いています。

光熱費の支払(ガス代)

ガス代は、親世帯(1階)と子世帯(2階)で各々、ガス会社と基本契約を結んでいるので、各々で使用した分と基本料金を支払うことになります。

(安全上の理由で、1つにはできませんでした。)

分けているのでお互いの世帯がどの程度、ガスを使用しているのか分からないですし、支払割合で揉めることもありません。

光熱費の支払(電気代)

電気はガスと違い、親世帯(1階)と子世帯(2階)で分けておらず、1つの契約となっています。(60アンペアで使用上、問題はありません。)

この1つの契約というのが揉め事の元凶ですね。要するに親世帯と子世帯の各々の電気の使用量が分からないので。お互いに「そんなに電気は使用していない」っていう水掛け論が勃発してしまいます。

特に電気代は、昨今の値上げもあり高額になります。高額になればなるほど揉めます。

電気代もガスと同様に分けておけばよかったと何度思ったことか・・・・

特に電気代は、使用すればするほど1kWあたりの単価が高くなって、トータルの電気料金も高額になってしまうため、契約は2つに分けることをおすすめします。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

⇒二世帯住宅の電気料金の月平均は30,698円

光熱費の支払(水道代)

これも親世帯(1階)と子世帯(2階)で分けておらず、1つの契約となっています。電気と同様に各々の使用量が分からないでの、何となく支払割合を決めていますが、もちろん支払の割合について、問題は発生しています。

水道の配管口径は、20Aで水圧が弱いとか水の量が少ないなどの問題はありません。逆に水量が多すぎるため、シャワーや蛇口の締めて、水圧を弱めています。

⇒二世帯住宅の水道料金は平均40,800円/2ヶ月

結論:二世帯住宅のガス、電気、水道は親世帯と子世帯で契約を分けるべき

光熱費については、考え方が2つあって

  • 契約を1つにまとめたほうが、基本料金が1つなので、こちらの方が得で良いという考え方
  • 各々で契約した方が、支払金額が分かりやすいので、そのほうが良いという考え方

二世帯住宅の光熱費 図解

実際に二世帯で10年住んでみた感じだと、私は圧倒的に後者、つまり世帯毎に契約を分けることを支持します。

今でこそ何となく、支払割合が決まっていますが、例えば水道代の支払が多い時なんかは、お互いに「それほど水道を使用していない」という平行線の言い合いになるからです。電気代も然り。今までこれの調整で何度、気を病んだか分かりません。

それに子供(孫)が大きくなってくると、光熱費は必ず高くなります。(特に風呂)ただでさえ二世帯生活は難しいといわれている中で、こういう揉め事の元を残しておいてはいけないと思います。これから二世帯住宅を検討されている方は、ぜひ光熱費を分けることをおすすめします。

ただ、どうしても光熱費の契約を分けることが難しい場合は、各世帯の使用量が分かるように「子メーター」の設置は最低限必要です。

我が家の光熱費(実績)

電気代(二世帯)・・・・30,000円  (夏場40,000円)

水道代(二世帯)・・・・40,000円   子供が小さい時は、30,000円程でしたが。

ちなみにこれが3月の請求。

水道明細

水道明細

これがもっと高くなっていくかもしれないと考えるとゾッとします。水道代は、なかなか節約が難しい部分で、お風呂のシャワーノズルを変えたりしましたが、効果のほどは分かりません。

最近は電気料金の削減を考えてZEH住宅を検討される方が増えています。特に二世帯住宅の場合は、この記事でも書かせていただいた通り、光熱費が高額になる傾向があります。これから二世帯住宅をご検討の方は、ZEH住宅も視野にハウスメーカーを検討してみてはいかがでしょうか。

詳しくはこちらの記事にまとめてみましたので、ぜひ、読んでみてください。

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