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二世帯住宅 × タマホーム

【二世帯住宅の防犯対策】基本はご近所付き合いで対応できる

この記事を読んで分かること☝

  • 二世帯住宅における防犯対策の必要性
  • 二世帯住宅の防犯対策5選
  • 実際の体験談

完全分離型の二世帯住宅の場合、完全に世帯が分かれているといっても一つの家なので、仮に片方の世帯で泥棒が入った場合、必然的に残りの世帯も被害に合う可能性が高いです。

一般的な二世帯住宅は、世帯間を行き来できるように内扉が設けられているため、泥棒に入られると被害が大きくなってしまいます。最近は高セキュリティーの家も増加していますが、費用もかかるので予算的に誰でも導入できるわけではありませんよね。

そこで今回は、実際に二世帯住宅で11年暮らしてみて、必要だと感じた防犯対策について書かせていただきますので、これから二世帯住宅をご検討の方は、ぜひ、参考にしてみてください。

■この記事を書いた人■

2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)

実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。

一男一女の父親。

内扉にカギをつける

内扉

二世帯住宅には、世帯間をつなぐ内扉が存在します。我が家は上下完全分離型の二世帯住宅ですが、1階の玄関部分にその内扉があります。

内扉にはカギがなく、仮にどちらかの世帯のスペースに泥棒が侵入した場合、簡単に別世帯へも来れてしまいます。

親世帯と子世帯との関係性を考え、内扉にカギをつけるかどうか、悩まれる方もいるとは思いますが、防犯上はカギを取り付けた方が良いです。

【二世帯住宅の内扉はカギありなし⁉】内扉なしという選択肢も - 大器晩成を信じて

窓と室外機の位置関係

窓と室外機の位置 図解

二世帯住宅の場合、そこで暮らす家族の人数も多いため、エアコンの設置台数も必然的に増加します。これ自体は特に問題ありませんが、室外機の位置には注意が必要です。

我が家で「失敗だったなぁ~」と思うことは、1階の窓の下に室外機を置いてしまったことです。室外機があるとその室外機に上り、窓から簡単に家の中に入れてしまいます。二世帯住宅を検討する際は、窓の場所とエアコンの室外機をどこへ置くのか、最初に考えておくべき事項ですね。

子供の施錠忘れ対策

子供が小学生になると一人で友達と遊びに行くようになります。我が家の場合、夫婦共働きのため、子供が帰宅する時は、自分でカギを開けて家に入り、遊びに行くときはカギを閉めて遊びに行きます。

ただ、小学生だと時々「カギの閉め忘れ」が発生してしまいます。時には閉め忘れただけではなく玄関にカギがささったままだったこともありました・・・

対策として

  • カギを閉めるように教育する
  • 外に出かける時は、親世帯の玄関から出るようにする(親世帯は家にいる)
  • 子供の出かける音がした場合、親世帯に玄関を確認してもらうようにお願いする

がありますが、我が家は2番目の「出かける時は親世帯の玄関から」のパターンが多いですね。

ご近所付き合い(親世帯)

最近はご近所付き合いが希薄であったり、町内会に入会しない方も多いですが、親世帯の年代はたとえ面倒でも、ご近所付き合いをした方が良いです。

顔見知りが増えれば、日常生活で会話をすることもできますし、もちろん防犯面でも効果があります。

二世帯住宅でご近所付き合いをするメリットは

  • 親世帯が地域社会や他の人とのつながりを持てる
  • 親世帯に何か変わったことがあれば、ご近所の方が気付いてくれる
  • 知らない顔が家に出入りしていれば、ご近所さんが不審に感じてくれる

ですね。

【二世帯住宅を建てるなら福祉会館の近くがおすすめ!】親世帯が仕事をリタイアしたあとの不安を解消する - 大器晩成を信じて

セールス対策

一戸建てで暮らしていると、よく分からないような怪しいセールスをされることがあります。結構強引なセールスマンもいますが、そういうセールスマンに対して親世帯が言うことは「全部、2階で暮らす息子に任せているから息子に聞いてくれ」です。

そうすることにより親世帯が騙されたりすることがありません。まぁ私は少し面倒くさいですが、防犯上は効果的です。

被害にあった体験談

もう8年くらい前の話ですが、おばあちゃんが一人で出かけて帰ってくる際、家の目の前でひったくりにあってしまいました。私は長男を連れて近所の公園で遊んでいましたが、ご近所の方が公園まで呼びに来てくれて、すぐに家に帰りました。

ひったくりはそのまま逃げてしまいましたが、ご近所の方が対応してくれたおかげでおばあちゃんも軽いケガで済みました。

カギの入ったバッグを盗まれてしまったので、カギは交換することになりましたが、大きなケガもなく済んだことが幸いです。

私自身、二世帯住宅で暮らすまで、ご近所付き合いは面倒と思っていましたが、親世帯の世代の人には、ご近所付き合いは必要だと感じましたね。

「カギのかけ忘れ」を不安になった時、二世帯住宅で助かった話

「出かけたものの家のカギを閉めてきたのか不安・・」という気持ちは誰でも経験がありますよね。こういう時、二世帯住宅はすごく便利です。

家に残っている世帯に電話をして、施錠の有無を確認してもらえばいいわけですから。

性格もあると思いますが、おばあちゃんから何回か「カギがかかっているか確認してほしい」という連絡をもらったことがあります。

二世帯住宅の防犯対策 まとめ

二世帯住宅の防犯対策 まとめ 図解

玄関や人の出入りが多いということは、それだけ外部から出入りできる場所が増えるので、二世帯住宅において防犯を意識することは重要ですね。

二世帯住宅で防犯を考える場合

  • 内扉のカギの有無
  • エアコン室外機の場所
  • 小さな子供の施錠忘れ
  • ご近所付き合い
  • セールスマン対策

を説明させていただきました。家のセキュリティー機器や造りを考えることも大切ですが、基本は人とのつながりが大切ですね。

親世帯と子世帯とのつながり、親世帯とご近所さんとのつながり、です。二世帯住宅を建てるということは、基本的にその場所でずっと暮らすということです。

親世帯のご近所さんとのつながりができれば、防犯面はもちろんのこと日々の生活も充実します。(特に仕事をリタイアしてから)

当然、防犯対策のできた二世帯住宅も必要ですが、二世帯住宅を建てる際は、建てようと思っているその地域社会で親世帯がご近所付き合いをできそうかどうか、という視点を持つことも大切だと感じました。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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