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二世帯住宅 × タマホーム

【二世帯住宅の生活では距離感が大切!】親世帯と子世帯は、普段の交流がない方がうまくいく

この記事を読んで分かること☝

  • 二世帯住宅で暮らす親世帯と子世帯のちょうど良い距離感
  • 近居と二世帯住宅の違い
  • 親の介護を考えた家づくりのポイント

1階で暮らすおじいちゃんは、毎年、健康診断を受けていて、今年の検査ではちょっと指摘事項がありまして要精密検査ということですね。

で、先日、精密検査を受けてきたところ、初期段階ではあるものの、あまり良くない病気が見つかって本人は落ち込んでいます。

その後、治療方針を決めるため、さらに詳しく検査したわけですが、その結果は子供である私も聞きにいきました。(病院からご家族も・・と言われたわけではないですが、おじいちゃんに一緒に来てほしい、と言われたので)

このブログでは何度も書いていますが、我が家は上下分離型の二世帯住宅で、私はその2階で暮らしてます。(親世帯は1階)

これまでも同じような?ことが何回かありましたが、近くで暮らしているとこういう時の対応は楽です。一緒に病院へ行くにいても親を迎えに行く必要がないですし、状況も分かりやすいですからね。かと言って完全分離型の二世帯住宅で別々に暮らしているので、ずっと顔を合わせているわけではなくストレスにもならないです。二世帯住宅のメリットと感じますね。

最初から「親の面倒は誰かに任せる」と決めているのであれば、遠くに住んでいても近くに住んでいても関係ないですが、「将来、親の面倒を見る必要がある」とお考えの方は、二世帯住宅も候補の一つとして考えてみるのもおすすめです。

今回は、「二世帯住宅で親世帯の面倒を見る」という観点で記事を書かせていただきますので、これから二世帯住宅をご検討の方は、ぜひ、参考にしてください。

■この記事を書いた人■

2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)

実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。

一男一女の父親。

誰が親の面倒を見るのか

我が家の場合は、私のほかに兄がいるので選択肢としては

  • 兄が親世帯の近くで暮らし面倒を見る
  • 弟(私)が親世帯の近くで暮らして面倒を見る
  • 近くでは誰も親世帯の面倒を見ない

この3パターンがあって我が家の場合は、弟である私が二世帯住宅で親世帯と暮らしています。特別な理由はないですが、もともと兄も私も将来的には親の面倒は見ないといけないと考えており、私の方が親との相性が良かっただけですね。

(普通に親子関係がうまくいっていた)

近居でなく二世帯住宅を選択した理由

二世帯住宅で暮らす前から親世帯とは、割と近くで暮らしていました。自動車で15分くらいの距離ですね。距離にすると4~5kmほどです。

二世帯住宅を建てようと考えた理由は、将来、親の面倒を見なくてはならないという側面が強かったですね。「親の面倒は知らない」という感じは持てなかったです。

ただ、当時は親世帯も若くて病気や介護を具体的に考える状況ではなかったので、漠然としていましたが。

そのまま近居という選択肢もありましたが、親世帯が弱ってから二世帯住宅を建てようと思っても金銭的にも体力的にも厳しくなると考えたので、親世帯がまだ現役で働いている今がそのタイミングだと思い二世帯住宅の新築に踏み切りました。

結果的にこの選択は正しかったと実感しています。我が家の子供たちが小さい時、たくさん面倒も見てもらったし、金銭的な援助も受けましたね。

二世帯住宅を検討するなら親世帯が若いうちの方が、子世帯にとってメリットは大きいです。

⇒二世帯住宅は親世帯が若いうちに建てた方が良い⁉】子世帯のメリットを確保するなら親世帯が働いているタイミング

完全同居は介護の側面からも弊害が大きい

とはいっても完全同居は厳しいですね。そもそも完全同居にはプライバシーの問題があるためおすすめできませんが、親世帯が病気や介護が必要になってずっと一緒にいたら、こちらも気が滅入ってしまいます。

この記事を読んでくださっている方の中には、二世帯住宅をご検討の方もいらっしゃると思いますが、新たに検討するのにわざわざ完全同居型にする必要はないです。

個人的には完全分離型がおすすめですが、建て方次第では玄関共有型でも悪くはないですね。

⇒玄関共有型 二世帯住宅のポイントは玄関スペースを独立させること

二世帯住宅のメリットを引き出すには普段の距離感が大切

今回、おじいちゃんの不調について対応していますが、二世帯住宅で暮らしているからといって普段から交流が盛んなわけではありません。

一緒に食事をすることもほとんどないですし、普段、顔を合わせることもほとんどありません。でも、お互いに何かあった時は協力し合っています。

  • おじいちゃん、おばあちゃんが病気になった時の対応
  • 子供(孫)が病気やケガをした時の対応
  • 子供(孫)が長期休みの時の昼食
  • etc

親世帯と子世帯の距離が近くて、いつも交流していると我慢することもあるし、ストレスも溜まりますよね。

これから二世帯住宅を建てるのであれば「二世帯住宅=皆で仲良くする」という認識は捨てた方が良いです。

二世帯住宅 親世帯と子世帯の距離感 図解

特に親世帯に多いと思いますが、こういう認識を持っていると二世帯での生活はなかなかうまくいきません。

二世帯住宅を建てる前に各世帯の認識の照らし合わせを行ってみてはいかがでしょうか。「二世帯住宅=皆で仲良くする」ではなく「二世帯住宅=困っていたら協力する」ということですね。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。