私が二世帯住宅で10年以上暮らしていることは、このブログでも何回か書かせていただいていますが、二世帯住宅を建てるなら実際に二世帯住宅で暮らしたことのある営業マンに担当してもらうのがベストですね。
二世帯住宅は実際に暮らしてみないと分からない問題点やポイントがたくさんあるため、普通の戸建てしか担当したことのない営業マンでは役不足に感じます。
二世帯住宅の検討を担当してもらう営業マンを良い順に考えると
- 実際に二世帯住宅で暮らしている営業マン
- もともと木造の賃貸物件を担当していた営業マン
- 二世帯住宅の販売実績が豊富な営業マン
- 幼少期に二世帯で暮らした経験のある営業マン
この順番で良い営業マンです。
ベストは現在進行形で二世帯住宅に住んでいる営業マンです。ただ都合よく上記の営業マンが担当してくれるとは限りません。
そこで今回は、私の経験をもとに二世帯住宅の検討でここだけは押さえておくべきポイントを解説させていただきます。
10年以上も二世帯住宅で暮らしていると様々な経験をしますので、ぜひ、二世帯住宅の検討に役立ててください。
ただ、出来れば二世帯住宅で暮らしている営業マンに担当してもらった方が良いので、ハウスメーカーの展示場へ行ったら、
- 「実際に二世帯住宅で暮らしている営業マンに担当してほしい」
- 「二世帯住宅の経験が豊富な営業マンに担当してほしい」
と伝えてみてはいかがでしょうか。
その結果どうなるか分かりませんが、言うだけなら何のリスクもないですし、うまくそういう営業マンが担当してくれれば、二世帯住宅の検討がスムーズに進むので言って損なことは一つもないです。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
二世帯住宅で暮らしたことのない営業マンの事例
これは我が家の話しですね。我が家はタマホームで二世帯住宅を建てました。10年前は今ほどネットの情報も普及しておらず、基本的にはハウスメーカー任せで二世帯住宅を検討しました。
我が家を担当してくれた営業マンは、別に悪くはないですし、仕事もきちんとこなしてくれていましたが、ただ、振り返って思うことは
「もっと二世帯住宅に詳しい営業マンだったら、もっと良い二世帯住宅を建てることができたのではないか」
ということです。
要するに普通に注文住宅を建てるだけであれば、その営業マンで良かったですが、二世帯住宅となると特別な知識や経験が必要なので、結果的にちょっと物足りない二世帯住宅になってしまったと感じています。
二世帯住宅を建ててみて物足りなかった部分
ここでは私が実際に感じた物足りない部分を具体的に説明させていただきます。
二世帯住宅を建てる上で重要なポイントになるので、これから二世帯住宅をご検討の方は押さえるようにしてください。
<2階床の防音>
2階床の防音対策については、このブログでもくどいほど書かせていただいていますが、これについては今でも後悔というか、もっと対策をしておけばよかったと思う部分です。
実際に二世帯住宅で暮らしたことのある営業マンなら床の防音対策について、何らかの提案があって然るべきポイントです。それくらい二世帯住宅における2階床の防音対策は重要です。
我が家は何とかうまくやっていますが、この床の防音不足は二世帯生活を破綻させる可能性があります。
- 子供の足音がうるさい
- 夜出掛けたのがわかる
- 夜中に物音を立てないように気を付ける
防音不足はプライバシーの問題とストレスの問題が発生します。
残念ながら我が家を担当してくれた営業マンからは、防音について何の提案もありませんでした。もし私が営業マンなら絶対に防音対策のことは伝えますね。
要するに実際に二世帯住宅で暮らしたことがあるかどうか、二世帯住宅のお客さんを担当したことがあるかどうか、その差ですね。
<子世帯の間取り>
子世帯(2階)の間取りも物足りないですね。7帖の洋室と4.5帖の納戸を子供部屋として考えていましたが、子供が大きくなってきてちょっと問題があります。
それは4.5帖の納戸です。我が家はタマホームで新築しましたが、タマホームはある一定数以上の部屋数になると追加料金が発生します。
その費用を抑えるため、部屋ではなく納戸扱いにしました。
納戸扱いにして起きた問題として
- 24時間換気システムの換気口がない
- テレビジャックがない
- 部屋が狭い
- エアコン用のコンセントがない
など。
子供が小さい頃は問題なかったですが、子供が大きくなって納戸を子供部屋にしようと考えた場合、何かと問題があります。
確かに費用を抑えたいとは言いましたが、営業マンとしてより良い二世帯住宅を造るための助言が欲しかったですね。
<収納スペース>
二世帯住宅は限られた広さの中で生活スペースを確保するため、収納スペースが小さくなりがちです。
二世帯住宅のスペースが不足しがちなのは、実際に暮らしている人であれば理解できます。現実的に収納スペースを確保できるかどうかは別として、検討段階で営業マンから「二世帯住宅は収納スペースが小さくなりがちですよ」といった注意喚起があれば、考え方も違ってきます。
営業マンの提案の引き出し数がモノを言いますね。
<電気・ガス・水道の契約(契約を分けるかどうか)>
光熱費関係は大きく分けて3パターンが考えられます。
- すべて契約一つ
- すべて契約は一つ+子メーターの設置(使用量を分かるように)
- すべて契約を分ける
この光熱費関係も我が家を担当してくれた営業マンは曖昧だったですね。二世帯で10年暮らした経験から選択肢は、2か3が良いですが、我が家は1です。
1の「すべて契約一つ」は、使用量で揉めたり、料金が高くなったりと二世帯住宅においては良い選択肢ではないんですよね。
これも営業マンに経験がないと分からない内容ですね。
二世帯住宅は普通の営業マンだと施主任せになる
この記事では、実際に二世帯住宅を建ててみて特に気になる4つをご紹介させていただきましたが、細かいことを言えば、もっとたくさんあります。
- 階段の場所
- 玄関の位置関係
- 洗濯竿を掛ける金具
などなど。
二世帯住宅の完成度は、経験値が大きくものをいう住宅です。
営業マンが物足りなりと二世帯住宅の完成度が低くなってしまうため「営業マンの能力が不足している」と感じるなら施主自身がしっかり勉強をして、二世帯住宅に必要なポイントを押さえていく必要があります。
このブログでは、失敗しない二世帯住宅を建てるために必要な情報を公開していますので、ぜひ、参考にしてください。
「営業マンの見極めは難しい」「二世帯住宅の検討で何から始めたら良いのか分からない」という方は、こちらの記事も合わせて読んでみてください。
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まずは実際に二世帯住宅で暮らしている営業マンを探してみよう
理想の二世帯住宅を建てるなら、実際に二世帯住宅で暮らしたことのある営業マンを見つけるのが近道です。
具体的に二世帯住宅の検討を進めようと考えられている方は、住宅展示場やモデルルームに行って「実際に二世帯住宅で暮らしている営業マンに担当してほしい」と伝えてみましょう。
当然、二世帯住宅で暮らしている営業マンも家を売るのが仕事ですから、不利になることははっきり言わない可能性もあります。そういった場合の対策としては、このブログに書かれていることを参考にしていただき打合せに臨めば、かなり良い二世帯住宅を建てることができるのではないかと感じています。
(情報発信していて、自らこう言うのも大変恐縮ですが・・)
せっかく建てた二世帯住宅もその後の生活がうまくいかなければ意味がないです。考えることが多くて大変だとは思いますが、しっかり検討して理想の二世帯住宅を建ててください。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。