この記事を読んで分かること☝
- これから二世帯住宅が増加する理由
- 二世帯住宅でうまくやっていくコツ
- 夫婦共働き世帯では二世帯住宅のメリットが大きい理由
先日、出張で3日間家を留守にしました。現在、我が家の子供たちは高校生と中学生なので私が不在でも、特別心配することもないですが、子供が小さかった頃は二世帯住宅で良かったと思うことが多かったです。
例えば、「小さい子供が2人いて、私が出張中の時、お母さんの入浴はどうするの?」みたいな時に二世帯住宅は役に立ちましたね。
夫婦だけの場合は心配することもないですが、子供が小さい時、特に小さな子供が複数人いる場合は、何かと心配事があります。
我が家の場合は、子供2人+犬1匹でしたので、「どうするの?」と思うような心配が色々とありました。
例えば
- 子供のお風呂はどうするのか
- 犬の散歩に行くとき、子供たちはどうするのか
など、子供から目を離せない年齢の時は何かと困ることが起きます。
今回は、夫である私が出張で不在の時、二世帯住宅で良かったことを解説していきます。色々なサイトで二世帯住宅のメリットは解説されていますが、この記事では私が実際に経験したメリットを書かせていただきます。
これから二世帯住宅をご検討の方は、ぜひ、最後まで読んでみてください。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
我が家の家族構成
- 親世帯:おじいちゃん おばあちゃん(70歳代)
- 子世帯:夫婦(40歳代)、高校生、中学生、犬
二世帯住宅で暮らすようになったのは11年前で、当時、子供は2人とも幼稚園でした。子供だけでお留守番もできなければ、お風呂に入ることもできない年齢です。
<夫婦+小さな子供+犬>の暮らしで、夫が出張などでいないと何かと困ることがあります。
犬の散歩どうするの?
我が家の犬は家の中で暮らしていますが、朝晩の散歩は必要です。当時、子供たちは4歳と2歳だったので、犬の散歩中、子供たちだけでのお留守番は怖いです。
かといって、子供たちを連れて犬の散歩というのもなかなか厳しいです。
(子供たちが勝手に走り回ったら危ない)
こんな時は、子供たちを親世帯に預け散歩に行っていました。
親世帯に「犬の散歩をお願いする」という選択肢もありますが、犬は「ご主人」をしっかり見極めていますので、子供を預けた方が間違いないですね。
(おそらく犬が言うことを聞かないか散歩に行かない)
【二世帯住宅で犬を飼いたい人必見!】11年間 二世帯住宅でペットを飼った経験談 - 大器晩成を信じて
入浴どうするの?
子供たちの入浴は、4歳と2歳であれば、親と一緒に同時にお風呂に入れることができます。頭洗って体も洗って、湯舟に浸からせれば完了です。
問題は自分(嫁)の入浴をどうするかですね。「子供を湯舟に浸からせている間に頭や体を洗えばいいじゃん」と言われるかもしれませんが、これはめちゃくちゃ危険です。
仮に湯舟のお湯を少なくしていても4歳や2歳の子供は溺れる可能性が十分にあります。
実際に私が子供と入浴している際に経験したことですが、子供と一緒に湯舟に浸かっている時、子供が足を滑らして全身が湯舟の中に入り込んでしまったことがあります。
その時は、私が目を離さず見ていたので問題にはなりませんでしたが、少しでも目を離していたらと思うとゾッとします。
子供は湯舟の中に全身が入り込んでしまうと自分で上がってこれないです。
二世帯住宅であれば、子供を入浴させて自分(嫁)が入浴するタイミングは、子供たちを親世帯に預けることができます。
買い物どうするの?
我が家の嫁は自動車免許を持っていませんでした。(今は持っていますが)ですから買い物へ行くときは、自転車の前に下の子を乗せて、後ろに上の子を乗せて移動していました。
二世帯住宅で暮らす少し前のこと、いつものように2人を自転車に乗せて買い物に行き帰ってきたら、下の子が自転車で寝てしまい起きなかったことがありました。
当時は、マンションの2階で暮らしており選択肢としては
「寝ている下の子を自転車に残し、荷物と上の子を2階へ運び、そのあと、急いで下の子のところへ行く」
ということでしたが、そうしている間に下の子が起きて、自転車が倒れてしまう可能性もあります。
その時は、困っている嫁さんを見つけご近所の方が手伝ってくれたようです。
二世帯住宅であれば、子供たちを親世帯に預け買い物に行くことができます。
子供やペット?が多いほど二世帯住宅は助かる
ここで説明させていただいた以外にも、子世帯の都合よく助かることはよくあります。特に年の近い兄弟の子供やペット(特に散歩の必要な柴犬など)のいるご家庭では二世帯住宅は何かと役に立つでしょう。
- 子供の1人が入院になった
- 自分自身(嫁)の体調がすぐれない
- 2人目や3人目の出産を控えている
など。それ以外に奥さんが自動車免許を持っていないご家庭でも二世帯住宅のメリットは大きいと感じますね。
⇒【二世帯住宅は親世帯が若いうちに建てた方が良い⁉】子世帯のメリットを確保するなら親世帯が働いているタイミング
二世帯住宅でうまくやっていけるかどうかは考え方次第
二世帯住宅でうまくやっていけるかどうかは、そこで暮らす人の考え方が大切です。これらのちょっとしたメリットを「すごく助かる」と感じるか「これくらい別に自分で何とかできる」と感じるかで、二世帯住宅の評価が変わります。
後者、つまり「これくらい別に自分で何とかできる」と感じる方は、二世帯住宅には向かないかもしれないですね。
ただ、いくら助かるといっても完全同居型の二世帯住宅はおすすめできません。要するに「同居のデメリットを二世帯住宅の工夫で補いながらメリットを受ける」ということです。
⇒【同居型 二世帯住宅で起きる問題 6つを具体的に解説】おすすめのタイプは完全分離型か部分共有型2択
これからは二世帯住宅が必ず増える
先日「日本の最低賃金が韓国より下回った」というニュースが流れていました。ヨーロッパと比較すると倍近く、日本の最低賃金は低いようです。
いきなり話が大きくなりましたが、要するに賃金の上がらない日本では、今後、ますます夫婦共働きが必要な時代になる可能性が高いということですね。
そういう意味では、子育てに関する面で親世帯の協力を得ることが多くなる時代になっていくと想定されます。
⇒【二世帯住宅は親世帯が若いうちに建てた方が良い⁉】子世帯のメリットを確保するなら親世帯が働いているタイミング
日本は戦後貧しい時代を経て高度成長期に入り、そのタイミングとともに核家族が増加してきました。でも現在の変化はまさにその逆を行っており、昔のように家族皆で力を合わせ暮らす時代が再度来るような感じになっています。
ただ、昔は「家族皆で」となると完全同居であったのに対し、現在は二世帯住宅という便利なシステムがあります。
これから新築を検討しようとお考えの方は、様々なことを想定しながら二世帯住宅も考えてみてはいかがでしょうか。(もちろん良いことばかりではないですが、二世帯でうまくやっていけるかどうかは建て方とルール次第ですね)
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。