二世帯住宅のシャッターですが、「手動が良い?」「それとも電動が良い?」高齢の親世帯のことを考えると電動シャッターの方が良さそうですが、実際のところはどうでしょう。
我が家は完全分離型の二世帯住宅で11年暮らしています。二世帯住宅を建てた当初、親世帯は60代半ばで、現在は70代後半にさしかかっています。
親世帯の年齢によってもシャッターの選択が変わってきますので、ここでは親世帯のシャッター事情を実際の経験を交えながら説明させていただきます。
ちなみに我が家のシャッターは手動タイプです。
朝起きたらガラガラと開けて、夜になったらガラガラと締めるシャッターですね。
この記事では、親世帯がシャッターを使用している状況を解説させていただきますので、これから二世帯住宅をご検討の方は、ぜひ、最後まで読んでみてください。
2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
二世帯住宅で手動シャッターを11年間使用した所感
我が家は完全分離型の二世帯住宅で1階にも2階にもシャッターが取り付けられています。(すべて手動タイプ)
YKK製の「フレミングⅡシャッターウインドウ」です。
親世帯がこの手動シャッターを63歳から現在(75歳)まで使用した感じは
- シャッターを開ける際、思ったよりもシャッターが重い
- 開閉時の音(ガラガラ音)が大きい
- 完全に開けると閉める時、手がとどかない(おばあちゃん)
ですね。現状、親世帯も元気なので特別困っていないですが、もっと年齢を重ねたらどうなるか分かりません。
<シャッターが重い>
シャッターを開ける時も締める時も重いです。高齢の親世帯でも持ち上がりますが、手や足が不自由だったりするとしんどいかもしれません。
現在、75歳の親世帯は問題なくシャッターを開け閉めできています。
<開閉時の音が大きい>
開け閉めの際、ガラガラという大きな音がします。どれくらいかというと1階の親世帯がシャッターを閉めると2階の子世帯の部屋にいても分かるくらいです。
2階で暮らしている私は、シャッターの音で親世帯の状況を確認したりできているため、悪いことばかりではないですね。
<完全にシャッターを開けると手がとどかない>
身長が160センチ以下だとシャッターを閉める時、手がとどきません。手がとどかない人ようにヒモが取り付いています。
シャッターの写真ですが、ヒモの先端に磁石があって、シャッターを閉める時はその磁石をシャッターにつけて、ヒモが絡まらないようにできます。
二世帯住宅なら電動シャッターの方が良い?
親世帯が高齢になった時のことを考えると電動シャッターも選択肢の一つに入りますが、費用のこともあるので悩ましいところですね。
家を新築する際、手動シャッターであれば、標準仕様のハウスメーカーがほとんどなので、追加費用はかかりません。でも電動シャッターの場合、標準採用ということはほとんどないため、追加費用がかかります。
我が家も二世帯住宅を建てる際、電動シャッターも検討しましたが、最終的に手動シャッターにしました。
理由は
- 手動⇒電動への仕様変更費用が、20万円以上必要だった
- メンテナンス費用が高額
- 将来、シャッターの開け閉めは、子世帯が行えば良いと考えた
この中で特に気になったのが、メンテナンス費用ですね。モーターや制御関係の部品交換の場合、10万円以上のメンテナンス費がかかります。
手動シャッターであれば、メンテナンス費用を心配する必要もないです。
結論:二世帯住宅のシャッターは手動タイプで十分
高齢の親世帯の場合、電動シャッターが良いように感じるかもしれませんが、シャッターは手動タイプで十分です。
我が家の親世帯(70代後半)を見ていても手動シャッターで困ることはありません。仮に今後、もっと高齢になってシャッターの開け閉めができない状況になれば、子世帯である私がシャッターの開け閉めをします。
シャッターを開け閉めできないような状況の親世帯であれば、いずれにしても様子を見る必要があるので、そのついでにシャッターを開ければ良いですね。
最近の家は、メカが多くメンテナンス費用が高額になりがちです。メンテナンス費の負担を減らす意味でもシャッターは手動タイプで良いと実感しています。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。