何かお店で購入を検討している際、店員さんに急かされて焦ってしまい満足のできる買い物をできなかったという経験は、どなたでもあると思います。
家の検討も全く同じことがおきます。
でも家の場合、金額が大きいので失敗は許されないですよね。
家を建てるというのは、よく「一生に一度の大きな買い物」と表現されますが、まさにその通りだと思います。
だからこそ「焦ることなく」じっくり検討して、家を建てる必要があります。
今回は、この「焦り」という心理状態の原因と対策について、書いていきます。
ハウスメーカーと契約までのプロセスと「焦り」の要因
まず家を建てるまでの流れを考えることにします。
(契約までと契約後に分けることができます。)
契約前
➀家を建てる意思が芽生える
芽生えるという言い方は、あまりよくないかもしれませんね。これまで漠然と考えて
いたことを実際に検討しようと決意するという感じです。私の場合は、35歳という
年齢がきっかけでした。
②情報収集するためにハウジングセンターや住宅メーカーの展示場へいったり、住宅
情報誌を購入。今は新型コロナの影響で自粛していると思いますが、ハウジングセン
ターって色々なイベントをやっているので、家族で行くと結構、面白いです。
私が覚えているのは、パエリアの試食会ですね。めちゃくちゃ食べました(笑)
③情報をもとに資金計画やどういう家が欲しいなどを少し具体的に考えるようになる。
まだ漠然とだが、ハウスメーカーなのか工務店なのか、依頼する会社の選別も行う。
④選別したハウスメーカーへ行き、具体的な話を聞く。またこちらの希望を伝え、プラ
ン及び金額提示の依頼をする。(複数社)
⑤複数社から間取りや見積もりの提案を受ける。
⑥ハウスメーカー決定
契約までを簡単に書きましたが、ここで「焦り」の感情が発生するのが、④と⑤です。正確には「焦らされる」という感じでしょうか。
④と⑤は、実際にハウスメーカーの営業マンとのやり取りになりますが、当然、あなたが具体的に検討しているお客さんだと分かれば、何とかして契約してもらおうとしてきます。
例えば、今月中に契約すれば、〇〇〇〇という特典が付きます、とかすぐに契約してもらえれば、〇〇値引きします、などこちらを急がせます。
また、いつまでに契約しないと希望の期日までに完成できない、ということもあるでしょう。
とにかくこちらを「焦らせて」何とか契約まで話を持ち込もうとしてきます。
(契約までいけば、他のハウスメーカーに切り替えられることは、まずないですからね)
この時に大切なことは、営業マンの言っていることは、「一生に一度の大きな買い物」においては、ほんの些細な得レベルのことなんですよ。だから営業マンの話に乗る必要はないです。
もしそれによって、その営業マンであったり、ハウスメーカーがあなたから離れていくのであれば、それはそれで良いと思います。
そういうところに「一生に一度の大きな買い物」を任せることはできません。
冷静になってハウスメーカーを選定してくださいね。
契約後
➀プランを具体的につめる。間取りの決定。
②機器仕様の打ち合わせ及び決定
③各種申請
④建築及び完成
ここで「焦り」がでてくるのが、➀②③です。
先に③について書きますが、これはある程度仕方ないです。完成時期から逆算して、期日が決まっていますので、頑張って対応する必要があります。
問題は、➀②です。ハウスメーカーも契約までいけば、ひと段落という感じです。(正直なところ)ここからは、段取りよく話を進め、早く終わらせたいのが本音でしょう。
(タマホームの場合は、効率を考えてよりその傾向が強いです。)
すごい急かしてくると思います。
当然段取りもあるので、むやみやたらに納期を伸ばしてもいけませんが、何事も「焦って」決めたのでは、後で後悔しかねません。
検討するのに時間が必要であれば、その旨をはっきり言って、調整していくことが必要です。
我が家の場合は、言われるがままだったので、今になって「ちょっとこれは・・」と思う部分があります。
「焦り」は、判断を誤らせてしまう一番の要因ですので、注意してください。
契約までと契約後の「焦り」について、書いてきましたが、これは実体験をもとにしていますので、家を検討の際は、「焦り」に負けず頑張ってみてください。
そうすれば、きっと良い家を建てることができると思います。