この記事を読んで分かること☝
- 二世帯住宅の電気代が高くなる理由
- 二世帯住宅のエアコン選びが重要な理由
- 二世帯住宅とZEH住宅の相性
今年は梅雨の前から相当暑かったですが、梅雨が明けてからはさらに暑くなりましたね。我が家は二世帯住宅でもともと電気代は高い傾向(25,000~35,000円/月)ですが、今月(2024年7月)の電気代がかなりの金額になっているので、記事にさせていただきます。
結論から書かせていただくと、7月の電気代が70,000円超えました。電気代が上がった主な原因はエアコンですが、それ以外にもありそうですね。
簡単にこれまでの電気代をおさらいすると
- 2024年4月:20,348円
- 2024年5月:23,482円
- 2024年6月:34,486円
- 2024年7月:71,514円
となっています。エアコンを使用するようになった6月から徐々に電気代が上がり始めています。
我が家の電気代が爆上がりしている要因は
- エアコンの使用頻度が高まった
- エアコンの設定温度を下げた(暑すぎて)
- 子供が家にいる機会が増えた(夏休み)
- エアコンが古い
- ポータブルエアコンを設置した
- 政府の電気代の補助がなくなった
これだけ電気代があがってしまうと家計を直撃して我が家としては緊急事態なので、電気代が上がった原因を深堀して対策を考えていくことにします。
電気代でお困りの方、これから二世帯住宅をご検討の方は、ぜひ、最後まで読んでみてください。
2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。
二世帯住宅での生活(生活歴10年)しながら、最もローコストで理想の二世帯住宅が、どういうものなのか研究。
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
- 我が家(完全分離型 二世帯住宅)の電気事情
- 経産省の電気代補助がなくなったのは痛い
- ポータブルエアコンが電気代を押し上げている可能性も
- 二世帯住宅ならZEH住宅は必須か?
- 建築費用を抑えてZEH住宅を検討するなら
我が家(完全分離型 二世帯住宅)の電気事情
完全分離型の二世帯住宅で1階が親世帯、2階が子世帯となっており、電気は1契約の60アンペアですね。
二世帯分の電気を60アンペアでまかなっていますが、これまでブレーカーが飛んだりしたことはないですが、月々の電気代はなかなか高額です。
これまで月の電気代は、25,000~35,000円を行ったり来たりでしたが、今月(7月)はビックリするほどの電気代でまさに大変な事態です。
【二世帯住宅 電気代の実態は⁉】完全分離型の電気代は、月平均30,698円 - 大器晩成を信じて
エアコンの設置状況(全部で5台)
電気代が上がった主な原因はエアコンにあると考えていて、我が家のエアコンの設置状況は
機種 | 定格電力 | 消費電力(冷房) | |
---|---|---|---|
1階LDK 12畳 | 三菱MSZ-GV3624-W | 3.6kW | 1380W |
1階洋室 7畳 | パナソニックCS-22NFJ-W | 2.2kW | 570W |
2階LDK 12畳 | パナソニックCS-562CXR2-W | 5.6kW | 2190W |
2階洋室 7畳 | パナソニックCS-22NFJ-W | 2.2kW | 570W |
2階洋室4.5畳 | アイリスオーヤマ ポータブルエアコン | 2.3kW | 770W |
二世帯なので全部で5台設置してあります。この中で一番稼働しているのが、2階LDKに設置されているパナソニックのエアコンです。
LDKには、食洗器があり、天井も勾配天井のため部屋に熱がこもりがちです。個人的にはこの2階LDKのエアコンが電気代を大幅に増加させていると考えています。
理由は
- 昨今の温暖化の影響で冷えにくくなっている
- 汚れにより冷却機能が低下している
- 子供たちに節電と言う概念がない
ですね。それぞれもう少し詳しく見ていきます。
<昨今の温暖化の影響で冷えにくくなっている>
温暖化が騒がれるようになって十数年経ちますが、体感的には年々暑くなっていますね。我が家を建てた10年前と比較しても明らかに夏は暑いです。
もっとさかのぼって私が子供の頃(35年程前)と比較すると鳴いているセミの種類が変わってきています。
私が子供の頃は、アブラゼミがほとんどでしたが、ここ数年はアブラゼミを見かけることが少なく、温かい地域に生息するクマゼミがほとんどになっています。
昔はクマゼミを見つけると「すごい珍しい!」となっていたのが、今ではクマゼミばかりですからねぇ。
エアコンも省エネ、冷却性能の向上など性能があがっているので、10年前のエアコンではこの暑さを乗り切ることができないのかもしれないです。
<汚れにより冷却機能が低下している>
数年前にエアコンクリーニングはしましたが、かなり汚れていたので先日、エアコンクリーニングをしました。
前回はおそうじ本舗でしたが、今回はダスキンです。というのも、以前おそうじ本舗でエアコンクリーニングをした際、自動お掃除機能の部品をうまく取り付けていなかったため、エアコンの調子が悪くなりました。
費用はダスキンの方が高いですが、しっかりエアコンクリーニングをしてほしいですからね。実際、エアコンクリーニング後は調子が良いです。
作業も見させていただきましたが、丁寧ですごくきれいになりました。費用は抗菌コートを含め29、150円でした。
エアコンクリーニングをして、エアコンの効きが良くなったのかどうかについては、クリーニングをする前より、かなり冷えるようにはなりました。
ただ、外気温が高すぎるので、設定温度を25~26℃にする必要はありますね。クリーニング前は24℃設定でも部屋が冷えることはなかったので、十分に効果を感じています。二世帯住宅の2階で使用するエアコンは、2年に1回程度のエアコンクリーニングが必要と感じました。
<子供たちに節電という概念はない>
我が家には、高校生と中学生の子供が2人います。当たり前と言えばそうかもしれませんが、子供たちに節電という概念はありませんね。
いつもはエアコンの設定温度を25℃か26℃に設定しているところ、子供たちだけになると23℃風量最大になっていたりします。
まぁ自分が子供の頃を思い返せば、確かに同じことをするだろうなぁと思うので、私も怒ったりはしませんが、家計的にはなかなか厳しいですね。
一応、エアコンの設定温度を下げ過ぎないようには伝えていますが、普段どうなっているのかは分かりません。
経産省の電気代補助がなくなったのは痛い
経済産業省が管轄の電気代の補助について、2024年5月まで実施されていましたが、6月からその補助金がなくなり、それも我が家の電気代高騰の原因になっています。
2024年8月から10月まで、再度、補助金があるので、ある程度は電気代の負担も軽減されるかもしれません。
ただ、根本的には暑さとエアコンに問題があるような気がしていますが。
電気・ガス料金支援|経済産業省 資源エネルギー庁 (denkigas-gekihenkanwa.go.jp)
ポータブルエアコンが電気代を押し上げている可能性も
我が家の電気代が高くなっている要因の一つとして、先月、設置したポータブルエアコンがあるのではないかと感じています。
壁掛けエアコンと比較して充填されているガスの量が少ないので、これだけ暑いとなかなか効かないです。
そのため設定温度を23℃にしたりしてます。(実際にはそこまで設定温度を下げる必要がないと思っていますが、長女の部屋なので何度に設定しているのか不明です。)
ポータブルエアコンについては下記記事にまとめていますが、暑すぎる地域では壁掛けエアコンの方が良さそうですね。
【アイリスオーヤマ製 ポータブルクーラーを購入してみた】新築時にエアコン用コンセントと排気用の穴は施工しておいた方が良い - 大器晩成を信じて
二世帯住宅ならZEH住宅は必須か?
温暖化の影響で今後ますます夏が暑くなる可能性が高そうですが、二世帯住宅の場合、2階部分にも生活スペースを造るため、2階の断熱はよくよく考える必要があります。
そもそも木造住宅の2階は暑くなりやすく、キッチンや浴室など熱源もあるので、とにかく暑いです。
(個人的に感覚ですが、11年前に二世帯住宅を建てた時より今の方が暑く感じます。)
これから二世帯住宅を検討するなら断熱性に優れたZEH住宅が良いですね。日々の生活環境のこともあるし電気代のこともあるので。
断熱で特に注意したいのが、瓦と屋根裏の断熱材ですね。この部分の断熱効果が弱いと室内に熱が伝わり、熱源の多いリビングはかなり暑くなってしまいます。
【2024年はZEH住宅の需要が高まる】ローコストハウスメーカー2社のおすすめZEH住宅 - 大器晩成を信じて
建築費用を抑えてZEH住宅を検討するなら
とは言ってもZEH住宅は、普通の戸建てと比較して200~300万円ほど建築費用が高くなります。ただでさえ二世帯住宅は建築費用が高いのに、さらに予算アップとなるとなかなか検討が難しいですよね。
ただ、夏がこれだけ暑くなるとエアコンの電気代も我が家のように悲惨なことになってしまうので、断熱性能を無視した検討はおすすめできません。
完全なZEH住宅だと高額になってしまうので、とりあえず2階の断熱性を上げるため屋根と天井の断熱材にこだわってみてはいかがでしょうか。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。