これからタマホームを検討される方は、ご存じないかもしれませんが、昔のタマホームは、とにかく価格に拘った販売手法を取っていました。
今でこそ、坪単価を公開していませんが、その当時は
「坪単価24.8万円」
を大々的に売りにしていました。
私は、10年前にタマホームで家を建てたので、この売り文句が心と財布に響いた一人です。
そんな感じで、低価格を武器に台頭してきたタマホームですが、最近では家のラインナップも増やし価格+家で勝負するようになってきました。
戸建数も順調に伸ばしており、昨年は受注10,000棟を超えましたね。
タマホームについて、率直に感じることは、家の作りや出来栄え、デザインは別としても他のハウスメーカーと比較して、優れているのは「マーケティング力」です。
今回は、タマホームのこれまでの躍進について、書いていきます。
新たな客層の開拓
タマホームを語る上で、重要なポイントは、昔であれば金銭面で家を建てることができない新たな客層を、低価格を売りにした戦略で、開拓したということが大きいですね。
他のハウスメーカーや工務店が、相手にしないような潜在需要を見つけ出したのが、タマホームです。
従来の客筋とは違うので、タマホーム初期の頃は、トラブルや苦労もあったでしょうが、「低価格=タマホーム」という言ってみれば、常識めいたものを消費者に植え付けることができました。
と同時に一般消費者に
「もしかしたら自分も家を建てることができるかもしれない」
という希望を持たせたのも間違いない事実だと思います。
私もその一人ですね。家を建てた当初の私の貯金額や年収では、家を建てようなんて思えなかったでしょうから。
事実、大手ハウスメーカーでは、金額面で非常に厳しく、検討すらできなかったです。
住宅業界の構図を変えた
これって住宅業界には、非常に大きなことで、需要自体のπが大きくなったわけです。工務店や小さなハウスメーカーの中には、タマホームによって開拓された客層の恩恵を受けている会社もたくさんあるはずです。
逆にこれまで安泰の地位を築いていた大手ハウスメーカーは、おもしろくないでしょうね。今までは、どのハウスメーカーも同じような価格帯で商売して、利益も十分にあったのが、タマホームの出現により、価格下落の一因になっているわけですから。
タマホームに流れたお客さんも結構いたのではと思います。
タマホームだけならまだしも他にもローコストハウスメーカーも出現してきて、一般的な消費者の考える家の価格が下がってしまったので、大手ハウスメーカーも価格を下げざる負えないですよね。
タマホームは、ローコスト住宅という選択肢を作った
今でこそ、ローコストハウスメーカーという言葉は一般的ですが、10数年前は半信半疑で見られていました。
ネットの口コミでは、酷い噂もたくさんありましたし、言われたい放題でしたね。
でもやっぱり低価格の魅力は大きいですよね。
ネガティブな情報がたくさんある中でも、業績を伸ばし続けました。
私は、実際、10年前にタマホームで家を建てていますが、結構、しっかりした造りの家ですよ。
【タマホームの家は大安心できる⁉】築10年の評価を公開 - 大器晩成を信じて
タマホームの現在の業績は?
昨年、受注10,000棟を超えて好調ですね。
約10年前に株式を上場した時は、財務内容が脆弱で倒産の心配をされた時もありますが、現在は財務内容も安定しています。
倒産する心配は、ありませんので、これからタマホームで検討される方は安心してください。
決算書で内容を分析していますので、心配な方は、こちらの記事をご覧ください。