AdoのCMで話題になっているタマホームですが、私はタマホームのCMといえば、キムタクというイメージが未だに残っています。
10年前の2012年に私が家を建てた時は、キムタクのCMが全盛の時だったと記憶していますが、その際、良く言われていたのが、「タマホームはハウジングセンターなどに出店せず経費削減と言っているが、キムタクを起用する費用はもっと高いはずのため、家がそんなに安いのはおかしい」ということでした。
真相は、タマホームの経理担当にしか分からないことですが、ネットでそういう書き込みをよく見たものです。
今にして考えると、他のハウスメーカーが住宅展示場でモデルルームを展示している中、タマホームはテレビCMでキムタクを採用し、タマホームというハウスメーカーの知名度を上げるとともに、低価格を武器に新築の潜在需要を開拓していたのだと感じます。要するに昔であれば、新築を検討しないであろう所得層の開拓ですね。
今回はタマホームのCMについて、振り返ってみます。
<最終更新日:2023年2月21日>
2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。
二世帯住宅での生活(生活歴10年)しながら、最もローコストで理想の二世帯住宅が、どういうものなのか研究。
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
タマホーム みのもんたさんのCM
最初にタマホームのCMを見たのは、ちょっと覚えていないですが、12~3年前くらいだと思います。
みのもんたさんがCMに出られてて、タマホームのイメージソングが流れているCMでした。その当時は、私もまだ家を建てるという年齢ではなかったので、真剣にCMを見ることはありませんでしたが、タマホームというハウスメーカーがあることは認識しました。当初から低価格路線でしたね。
タマホーム キムタクのCM
その後、我が家も家を建てるということで、ハウスメーカーを検討するようになった時は、キムタクがCMに出ていました。
CMの放映数もすごかったのだと思いますが、タマホームのCMを見ない日はなかったですね。すごい勢いがあったのだと思います。
それにキムタクが色んなバージョンでCMに出てくるので、意識しなくても家といえばタマホームという感じがしていました。
これがタマホームの営業戦略だったのかどうかは分かりませんが、知名度も一気にあがりましたし、ローコストということも相まって一気に戸建て数を伸ばしましたね。今のタマホームの地位は、キムタクのCMがきっかけといっても過言ではないと思います。
タマホーム その後のCM
おそらく2018年頃からキムタク出演のCMがほとんどなくなったと感じます。ちょうどスマップ解散やら何かと世間を賑わせていた時期ですね。
正直、キムタクのあとタマホームのCMに出演していた人は、誰一人思い浮かびません。それくらいタマホームといえばキムタクだったわけです。
バージョンもたくさんありましたし。キムタクのCMに対して、同業者かどうか分かりませんが、批判もあったりして
- 「キムタクのCM出演料が高いので、その分、家も高くなっている」
- 「キムタクにCM代を払うなら家の金額を下げてほしい」
- 「キムタクのイメージが良くないので、タマホームでは家を建てない」
などなど、見受けられました。
でも今になって考えるとキムタクでのCM戦略は大成功だったと言えるのではないでしょうか。
残念ながら現在、タマホームとキムタクのCM契約は切れており、キムタクがタマホームのCMに出演することはないですが、タマホーム躍進の原動力になったのは、間違いなくキムタクのCMだったと思いました。
(まぁその後、キムタクも色々とゴタゴタがあったので、もしかしたらタマホーム側が契約を切ったのかもしれませんが)
タマホームのCMまとめ
現在、タマホームのCMキャラクターは松平健さんが勤めています。公式ホームページにも金ぴかの将軍様が陣取っていますよ。
これまでタマホームは、若年層をターゲットとして営業してきましたが、松平健さんは、世代を問わずファンがいますので、これからのタマホームの営業戦略としては、幅広い世代を顧客として取り込みたいと考えているのではないでしょうか。
少子高齢化で若者の数が減ることと、金銭的なゆとりのある中高年を取り込みたいということでしょうね。
CMは、それ自体も面白いですし、その企業の営業戦略も垣間見れるので、ハウスメーカーを選ぶ際のヒントになります。
これから新築をご検討の方は、そういう視点も持ってCMを見てみてはいかがでしょうか。
これからタマホームで新築をご検討の方にオススメ記事です。ぜひ、読んでみてください。