この記事を読んで分かること☝
- タマ・プレミアムコートEXの使用感
- 10年経過したコーティングの評価
- お得にフロアコーティングをする方法
- ペット(犬・猫)に合うフロアコーティング業者
我が家は、2012年にタマホームの「大安心の家」を建てて、昨年ちょうど10年経過しました。
新築の際、フローリングの保護とペットの滑り止めを目的として、タマリビング扱いの「タマ・プレミアムコートEX」を施工しました。
この記事ではタマ・プレミアムコートEXの使用感と10年後コーティングがどうなっているのかを解説していきます。
先に結論を書かせていただくと「タマ・プレミアムコートEX」は
- フローリングの質感に高級感が出て良い
- 人の滑り止めとしては十分
- ペットの滑り止めとしては物足りない
- 掃除機の使用はおすすめできない(細かいキズがつく)
- キッチンマットの使用は要注意(コーティングが剥がれる)
特にペットの滑り止めとして検討されている方は、注意してください。これからフローリングのコーティングを検討される方のお役に立てる内容となっていますので、ぜひ、最後までお読みください。
2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。
二世帯住宅での生活(生活歴10年)しながら、最もローコストで理想の二世帯住宅が、どういうものなのか研究。
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
プレミアムコートEXの価格と特徴
私が家を建てた時の商品名は、「プレミアムコートEX」でしたが、現在は「プレミアムコートEXプラス」と商品名が変わっています。
ここでは、私が施工した「プレミアムコートEX」の特徴と価格、そして「プレミアムコートEX」と「プレミアムコートEX]の違いを説明します。
【プレミアムコートEXの価格】
2012年のプレミアムコートの価格は、4,800円/㎡でした。
我が家は、47.28㎡施工してもらったので、
47.28㎡×4,800円/㎡=238,291円
フロアコーティング費用:238,291円
施工場所は
- 1階2階のLDK(二世帯住宅のため)
- 親世帯と子世帯の玄関ホール
- 階段・廊下
寝室や子供部屋には施工しませんでした。(予算的な都合があり・・・)
フロアコーティングは相見積で価格比較をした方が良い
この記事を読んでくださっている方は、家を新築された方がほとんどだと思いますが、新築を検討する際、相見積を取って仕様や価格比較はされましたか?
新築の相見積は、ハウスメーカー毎に間取りや仕様や大きさが違うので、価格の比較がなかなか難しいですが、フロアコーティングは相見積での価格比較がしやすいです。
というのもフロアコーティングは
- 仕様の違いが分かりやすい
- 価格は施工面積で決まっている
ため、仮に50㎡であれば、どの業者さんも50㎡の施工で見積を作成してくれます。
タマホームのフロアコーティングが相場と比較して、高いなのか安いなのか、確認するためにも相見積を取ることはおすすめですね。これからフロアコーティングをご検討の方は、ぜひ、相見積をとって価格比較をしてみてください。
「プレミアムコートEX]と「プレミアムコートEXプラス」の特徴
プレミアムコートEX | プレミアムコートEXプラス | |
---|---|---|
材質 | 超硬化ガラスコーティング | 超硬化ガラスコーティング |
硬度(皮膜の固さ) | 硬度9H以上 | 硬度9H以上 |
滑りにくさ | 滑りにくい | 滑りにくい |
キズのつきにくさ | 手入れ方法により | 手入れ方法いより |
管理性(お手入れ) | 簡単 | 簡単 |
耐UV性 | 保護性あり | 保護性あり |
殺菌作用 | なし | Ag皮膜による殺菌性あり |
プレミアムコートEXとプレミアムコートEXプラスの大きな違いは、殺菌性の有無ですね。新型コロナの時代を反映させた感じです。
シリコン系のフロアコーティングの硬度は、7Hですからかなり固い皮膜と言えます。
プレミアムコートEXを施工して10年経過した状況
ここまでタマ・プレミアムコートの特徴を説明させていただきましたが、ここからは実際の使用感を解説していきます。
<滑りにくさ>
素足や靴下、スリッパで歩くことがありますが、コーティングをしていないフローリングと比較すると確かに滑りにくいです。
かといって、引っかかるほどではないですから、丁度いい滑りにくさですね。
コーティングの質感もしっとり感があって、表現が難しいですが滑らかです。
(コーティングしていないフローリングは、カサカサ感想した感じです。)
<キズのつきにくさ>
これは正直に言うと「キズ」はつきます。私がタマ・プレミアムコートEXの施工を決めた一つの理由が、この「キズがつきにくい」という特徴でしたが、実際に生活してみるとキズがつかないなんてことはありません。
プレミアムコートEXの取扱説明書には下記のような記載があります。
掃除機を掛けた場合、掃除機のヘッド部分とフローリングとの摩擦により、表面のコートを傷つける場合があります。
掃除機でキズがつくので、コーティングの表面にキズはつきやすいです。
ただ、そのキズがフローリングまで達してしまうことは少ないので、フローリングの保護という意味では役に立っています。
<お手入れの楽さ>
基本的なお手入れ方法は、モップ掛けですからお手入れは楽です。汚れが付着した場合は、固く絞った雑巾で清掃します。(簡単に汚れは落ちます。)
ただ、上記で書いた通り、掃除機の使用はオススメできないので、掃除機で掃除したい方は、気を遣うことになります。
<ペットとの相性>
この家で暮らすようになって2匹の犬を飼っていますが、プレミアムコートEXの床が滑りにくいといっても、犬にとっては滑りやすい床です。
よくバランスを崩しますし、階段はコーティングしてあっても滑ってうまく登ることができません。
正直にお伝えすると、ペットの滑り止めになると思って、プレミアムコートEXを施工するのはオススメできません。
犬にとっては、普通のフローリングもプレミアムコートEXも同じ滑る床です。また、結構キズのつきます。
でも、普通のフローリングよりは、犬も歩きやすそうですが。
プレミアムコートEXの評価
個人的にプレミアムコートEXを施工して良かったと感じることは
- 上品な光沢感がある(安っぽくない)
- 汚れが拭き掃除で落ちやすい
- フローリングが紫外線で傷みにくい
- 普通に使用していれば、10年ではまったく問題ない
です。
一方で問題があると感じたことは(管理の方法が悪いこともありますが)
- キッチンマット部のコーティングが剥がれた
- ペットには滑りやすい
- 掃除機をかけるとコーティングに傷がつく
です。
キッチンマットを敷いていた場所のコーティング面はこんな感じです。
光の当たっている部分のコーティングが剥がれています。キッチンマットの端の部分ですから擦れて剥がれたんですね。
これからフロアコーティングを検討される方にお伝えしたいことは
- プレミアムコートEXの被膜は優秀
- 10年で被膜がダメになることはない
- 絨毯やマットを敷くのはNG
- ペットのいる方は、もっと滑り止めの効いたコーティングがよい
ですね。
<ペットにオススメなフロアコーティング>
特に散歩好きな犬は、肉球がカサカサになって滑りやすいので、ペット用のフロアコーティングも検討してみるといいかもしれないですね。
ペット専用のフロアコーティング「優床」の費用は、タマ・プレミアムコートEXより若干高いですが、検討する価値はあります。
コーティング名 | 価格 |
---|---|
タマ・プレミアムコート | 4,800円/㎡ |
優床スーパーコート | 8、580円/㎡ |
優床グリップコート | 6,600円/㎡ |
<優床フロアコーティングのメリット・デメリット>
メリット
- 日本工業規格の滑り性試験済
- 滑りにくい床で犬猫の負担軽減
- 優れた撥水性によりシミや臭いを防ぐ
- 傷がつきにくい
- 高級感のある光沢
- 食品衛生法に適合した材質
デメリット
- 施工コストが他のコーティング剤より割高
ペット対応のフロアコーティングなら「優床」が有名です。
コーティングを施工した無料サンプルでコーティング面を確認することができますので、犬や猫と一緒に暮らしている方は、ぜひ検討してみてください。