今から12年前に我が家はタマホームで「大安心の家」を建てました。普通に契約して問題なく家が建ったわけですが、暮らし始めて少し経った頃、タマホームの営業マンが我が家に来て「給排水工事の費用を払ってほしい」と言われました。
私としては状況が理解できずに「えっ?」という感じでしたが、給排水工事費用はタマホームの工事費には含まれておらず、別工事だったようです。
私としては、かかった費用は払わなければならないと考えているので、もちろん支払いましたが、ちょっと腑に落ちない感じもありました。
おそらくタマホームの営業マンの説明不足や私の確認不足だったと感じていますが、ハウスメーカーによって給排水工事費用の扱いはそれぞれですね。
この記事では給排水工事費用について私の体験談やハウスメーカー毎の対応の違いを解説させていただきますので、ぜひ、最後まで読んでみてください。
2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。
二世帯住宅での生活(生活歴11年)しながら、最もローコストで理想の二世帯住宅が、どういうものなのか研究。
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
- 完成後にタマホームから別途給排水工事費用の請求をされた
- タマホームの給排水工事は「建物本体」とは別工事扱い
- 給排水工事費用の取り扱い比較(ハウスメーカー別)
- 新築住宅の給排水工事にかかる費用とは?
- 給排水工事の主な内容と費用相場
- 新築する際は給排水工事費用の事前確認と明細化が重要
完成後にタマホームから別途給排水工事費用の請求をされた
引渡しから1~2週間後でしたが、給排水工事費用を請求された時は、正直、ショックでしたね。というのも家の建築や引越費用などで、当初の想定を超える金額がかかっていたので。「しばらく質素に暮らそう」と考えていたところでの請求ですからね。
それも金額が25万円!
本来かかる費用なので文句はないですが、給排水工事費用がタマホームの範疇ではなく別途かかることを知らなかったので、まったくの想定外でしたね。
給排水工事の請求書は「タマホーム」ではなかった
この給排水工事の請求書ですが、タマホームからではなく水道工事業者からの請求書でした。外構工事と同じような扱いでしたね。
我が家の外構工事は業者をタマホームに紹介してもらい、契約や支払いについてはその外構業者と我が家で直接やっていました。
給排水工事も同じような扱いだったわけですが、そもそも私が給排水工事の費用が別途業者から請求されると知らなかったので、ちょっとしたトラブルになりました。
タマホームの給排水工事は「建物本体」とは別工事扱い
タマホームでは、建物の中の配管や水回り設備(キッチン・洗面・浴室など)は「本体工事」として含まれています。
しかし、道路から敷地への給排水管引込工事は、タマホームが直接施工しない「外部工事」として扱われています。
理由は道路からの給排水管の引込工事は、場所によってかかる費用が異なるからですね。道路から敷地内までの距離が長ければ、それだけ費用がかかるので見積として最初に明記できないわけです。
「給排水工事費用は忘れがち」だからこそ、契約前に明確化を
結果的に我が家はは建築費とは別に、給排水工事費用として25万円を後日、個別で水道業者に支払うこととなりました。
しかも引き渡し後しばらく経ってからだったため、完全に予算外の請求にショックを受けたのを覚えています。
本当はハウスメーカーの営業マンがしっかり説明してくれれば問題なかったことと思いますが、営業マンも忙しいので忘れることもありますよね。
これから新築を検討される方は、営業マンに「給排水工事費用」について契約前にしっかり確認してみてください。
給排水工事費用の取り扱い比較(ハウスメーカー別)
ハウスメーカー毎に給排水工事についての対応方法が異なるため、営業マンへの確認が比数ですね。例えば給排水工事の距離が長い場合、かなり高額になることも考えられます。
ハウスメーカー名 | 給排水工事費用 | 備考・特徴 |
---|---|---|
秀光ビルド | ✔ 含まれる | コミコミ価格に屋外給排水や仮設工事を含む |
アキュラホーム | ✔ 含まれる(地域差あり) | 基本見積に付帯工事を含む方針。詳細明示あり |
アイダ設計 | ✖ 含まれない(別途) | 「999万円の家」など本体価格のみの提示が多い |
タマホーム | △ 一部含まれる | 宅内は含むが、宅外引込や距離により追加費用あり |
クレバリーホーム | △ 含まれるがFCごとに異なる | 外構・付帯工事の扱いは店舗ごとに差がある |
ユニバーサルホーム | △ 含む店舗が多いが要確認 | フランチャイズのため対応内容にバラつきあり |
一条工務店 | ✖ 原則含まれない | 詳細な設計後に別途工事費を見積り |
住友林業 | ✖ 原則別途 | 個別プランごとに外構・給排水は後日算出 |
新築住宅の給排水工事にかかる費用とは?
建物本体とは別に発生する「見落としがちな費用」
注文住宅を新築する際、建物の本体価格以外に発生する「給排水工事費」。
見積書の「付帯工事」や「別途工事」として記載されていることが多く、後から請求されて驚く方も少なくありません。
給排水工事の主な内容と費用相場
工事内容 | 費用の目安(税込) | 内容の概要 |
---|---|---|
屋外給水工事 | 10万~20万円 | 前面道路の水道本管から宅地内への引込、メーター設置 |
屋外排水工事 | 15万~30万円 | 汚水・雨水の配管、公共下水や側溝への接続 |
宅内配管工事 | 建築費用に含む | 住宅内の給水・排水管(キッチン、浴室、トイレなど) |
新築する際は給排水工事費用の事前確認と明細化が重要
- 契約前に「給排水工事費は本体に含まれているか」を確認
- 「宅内」と「宅外」で工事区分が異なる点に注意
- 見積書の「付帯工事」「別途工事」欄をチェック
- 請求書の宛先(施工業者)も確認しておく
家づくりで後悔しないためには、建物本体だけでなく周辺工事費も含めた総額で判断することが大切です。
これから新築をご検討の方は、給排水工事費用についても意識しながらハウスメーカーと打合せをしてみてください。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。