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【嫁姑問題が不安な方必見!】二世帯住宅 最大の難関 嫁姑問題が起きる理由を解説

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嫁姑問題、世界中の至る所で発生しています。

それくらい日常的な問題ですが、二世帯住宅で嫁と姑が近くに住んでいたらなおさら問題は起きます。

二世帯住宅での暮らしにおいて、嫁姑問題は大なり小なり発生しており、嫁姑問題がまったく起きないというのは、ほぼ奇跡に近いかもしれません。(もちろん問題のないご家庭もあるとは思いますが、かなり少数派ですね。)

我が家も10年前から二世帯住宅で暮らしていますが、ご多分に漏れず様々なことが起きてきました。

  • 嫁さんがあいさつにこない
  • 2階(子世帯)の音がうるさい
  • 気遣いができていない
  • 子供にお菓子を買い与えるな
  • etc

そのたびに私が間に入り、何となしてきました。

二世帯で暮らす場合、すでに嫁姑問題が起きているか、もし問題が起きていないのであれば嫁か姑のどちらか、もしくは両者が不満は持っているが口に出して言わないので、表面上はうまくいっているように見えるという状況が多いように感じます。

(ちょっとくどいようですが、中にはうまくいっているご家庭もあると思いますが)

今回は、二世帯住宅の肝である嫁姑問題について書かせていただきます。

■この記事を書いた人■

2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。

二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)

実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。

一男一女の父親。

 

 

嫁姑問題が起きやすい状況

嫁姑問題の起きやすい住まいの形態は、下記の通りです。

  1. 完全同居
  2. 部分同居
  3. 完全分離の二世帯住宅(上下横割り 1階 親世帯 2階 子世帯)
  4. 完全分離の二世帯住宅(左右の縦割り)
  5. 同じ敷地内に家2つ
  6. 全く別々で遠く離れている

ちなみに我が家は③の完全分離の二世帯住宅(上下横割り)です。

完全に分かれているので、嫁と姑が顔を合わせることはかなり少ないですが、上下横割りの二世帯住宅の場合、2階床の音が1階に響くため、完全にプライバシーが守れているということはないですね。

ただ、二世帯住宅をしっかり造りこめば、上下横割りの二世帯住宅でも生活音対策はできます。ポイントは床の構造(二重床など)と間取りです。

⇒二世帯住宅 成功の間取りを詳しく解説

嫁姑問題の原因

下記のグラフは、嫁が義理の実家へ帰省する際、感じていることを調査したアンケート結果です。

  1. 休んだ気がしない25.2%
  2. 気が進まない23%
  3. 楽しみ22%
  4. ストレスが溜まる13.7%
  5. 楽ができる11.1%
  6. その他4.4%

となっています。ネガティブな意見が60%以上占めています。

離れて暮らして、たまに帰省するだけでも60%以上の嫁がネガティブな考えを持っています。

嫁姑問題 アンケート

義実家への帰省に感じていること

(出典:「帰省」に関する意識調査 | 市場調査・マーケティングリサーチならゼネラルリサーチ

上記アンケート結果のように、全く別々に暮らしていても嫁姑問題の火種があります。二世帯住宅で近くに住んでいたら、なおさら嫁姑問題が発生する可能性が高まります。完全同居というのは、その究極の選択ですね。

よほど気が合えば、完全同居でもうまくいくのかもしれませんが、実際に二世帯住宅で生活している私としては、すごく気を遣いそうなので、その環境で生活したくないですね。

私のこれまでの常識でいうと➀の完全同居なんて、ありえないと思っていたのですが、ツイッターをみると結構な人数の方が、完全同居しているようです。ちょっと驚きです。

嫁と姑は、言ってみれば、水と油です。水と油が交わることはないです。その水と油が、同じ場所にいたら、そりゃ反発しますよ。お互いに言いたいこともあるだろうし、気に入らないこともあるので。

⇒嫁姑問題の原因の7割は姑にある

嫁姑問題が起きた時、一番大変なのは誰?

通常、夫がその間に入って、潤滑油の役割をします。中には何もしない方もいらっしゃるかもしれませんが、どれだけ辛くても夫が間に入って調整するしかないです。私も完全分離の二世帯住宅と言えども嫁姑問題は起きるので、よく間に挟まれてしまいます。

ただ、私の経験上言えることは、嫁姑問題は永遠に続くものではないです。二世帯住宅で暮らし始めたばかりの時は、お互いの常識も違い違和感からもめ事が起きやすいですが、3年もすれば問題も起きなくなります。

二世帯住宅の嫁姑問題は、最初の3年間をどれだけうまく乗り切るかです。3年が過ぎたら流れは変わります。

詳しくはこちらをご覧ください二世帯住宅で失敗しないための5つの重要ポイント

①の完全同居や②の部分同居は、私はちょっと自信ないですね。

完全分離の二世帯住宅でそれほど嫁と姑の接点がなくても、間に挟まれて大変なのに完全同居や部分同居は・・・ストレスが溜まり過ぎて生きていけません・・・多分・・

要するにそれほど、嫁姑問題は難しいということです。

二世帯生活を問題なく送るために必要なこと

完全同居や部分同居での生活は

  • 嫁:不満いっぱい  
  • 姑:不満いっぱい  
  • 夫:不満いっぱい

という構図になりがちです。上記にも書いた通り、嫁と姑は水と油です。

仮に離れて暮らしている時は、うまくいっていたとしても、近くで一緒に暮らすとかなりの確率で問題起きるはずです。まずはこれをしっかり理解することが大切ですね。

⇒嫁姑問題を回避するコツ

これから二世帯住宅を建てられる夫の方の中には、うまくやっていく自信のある方もいらっしゃると思いますが、経験者の私から一言、「思っているよりも大変なこと」が起きます。

予算的な問題はあると思いますが、新築で二世帯住宅を建てられるのなら、完全同居や部分同居の家にするべきではないと感じます。

ただ、新築の場合はいいですが、すでに建っている家で二世帯生活を送るとなると、そうもいきませんよね。要するに実家に入るということですが。

その場合、普通の一戸建てなので、完全同居というパターンですが、どれだけ良い姑でも、どれだけ良い嫁でも、うまくやっていける可能性はかなり低いです

どちらかがすごい我慢強くて、忍耐強くて、ストレスを感じないような人であれば可能かもしれませんが、そんな人いませんよね。

二世帯で暮らそうと考えるなら、ぜひ、新築の二世帯住宅をご検討ください。大手ハウスメーカーの二世帯住宅だと5,000~6,000万円という価格になってしまいますが、ローコストハウスメーカーであれば、完全分離型の二世帯住宅でも2,000~3,000万円で新築することができます。

(中古の二世帯住宅という選択肢もありますが、おすすめはしません。

理由はこちら⇒二世帯住宅の中古住宅をオススメできない2つの理由

予算や間取りのこともあるので、軽々しくは言えないですが、極力、完全分離型にすることをおすすめします。

これから二世帯住宅を検討するという方は、ぜひ、こちらの記事もご覧ください。

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