
最近、新築の引渡数を伸ばしている「ヤマダホームズ」と「ヒノキヤグループ(桧屋住宅)」ですが、この両社はヤマダホールディングス(ヤマダ電機)のグループ企業です。
ただ、親会社は同じでも、両社は成り立ちも得意分野も違っていて、ヤマダホームズはSxL構法、ヒノキヤグループはZ空調+高断熱という別々の強みを持っています。
「同じグループ=同じ家」ではありません。
この記事では、両社の関係性を整理しつつ、技術・価格帯・提案思想の違いを分かりやすく解説しています。ハウスメーカーを選ぶ際、そのハウスメーカーが誕生した背景なども分かっておくと選びやすくなるので、ぜひ、参考にしてください。

👨🔧 この記事を書いた人
2012年にローコストハウスメーカーで完全分離型の二世帯住宅を新築。
生活歴12年のリアルな経験をもとに、家づくりのヒントや失敗談を発信しています。
「いかにして手の届く価格で新築住宅を検討するか」「ローコストで理想的な二世帯住宅とは」をテーマに日々研究。
価格・間取り・断熱・防音まで、実体験を交えながら徹底解説。
👨👩👧👦 一男一女の父(47歳)
🏠 二世帯住宅×ローコスト住宅の専門ブロガー
ヤマダホームズを解説

ヤマダホームズ | 注文住宅・ハウスメーカー|ヤマダホールディングスグループ
ヤマダホームズは、ヤマダホールディングス(旧ヤマダ電機)が住宅事業を本格化させるために、複数の住宅関連企業を統合して誕生したハウスメーカーですね。
もともと異なる得意分野を持つ会社をまとめ上げたことで、幅広い住宅ニーズに対応できる“総合住宅メーカー”としての基盤が整いました。
分かりやすく書くと高級住宅からローコスト住宅まで対応という感じですね。
個人的には、タマホームの競合であったレオハウスを吸収合併しているので、ローコストの側面が強いと感じています。
| 年 | 出来事 | 統合・関連企業 | 主な特徴・役割 |
|---|---|---|---|
| 1951年 | 「小堀住研」創業 | 小堀住研株式会社 | 建築家による高品質デザイン住宅で知られる。後にヤマダホームズの高級住宅ラインへ継承。 |
| 1959年 | 「エス・バイ・エル(S×L)」設立 | エス・バイ・エル株式会社 | 木質パネル工法(SxL構法)の開発企業。耐震性と断熱性の高さが特徴。 |
| 2011年 | ヤマダ電機が住宅事業に本格参入 | ヤマダ・ウッドハウス設立 | ヤマダ電機の店舗網を活かした住宅販売モデルを構築。「家電+住宅」を提案。 |
| 2013年 | エス・バイ・エルを完全子会社化 | SxL(エス・バイ・エル)ホーム | 耐震パネル技術と施工ノウハウを獲得。注文住宅の品質向上に寄与。 |
| 2018年10月 | 住宅関連4社を合併し「ヤマダホームズ」設立 | ヤマダ・エスバイエルホーム、ヤマダ・ウッドハウス、エス・バイ・エル住工、ハウジングワークス | 各社の強みを融合し、全国ネットの住宅メーカーとして再スタート。 |
| 2020年 | 「レオハウス」を吸収合併 | レオハウス株式会社 | ローコスト住宅ブランドを取り込み、価格帯の幅を拡大。 |
| 2022年~ | ヒノキヤグループとともにヤマダHD住宅部門を再編 | ヒノキヤグループとの連携 | 「Z空調」などの技術シナジーを活かし、スマートハウス・省エネ住宅を推進。 |
このように、ヤマダホームズは複数ブランドの統合を経て「技術×提案力×全国ネットワーク」を兼ね備えた企業へと発展しました。
家電と住宅を融合させた提案ができる点は、他社にはない大きな強みといえます。
ヤマダホームズの家の特徴
| 特徴 | 概要 | 主なシリーズ・構法 | 価格帯の目安(坪単価) |
|---|---|---|---|
| SxL構法(木質パネル工法) | 木質接着パネルによる高耐震・高断熱住宅。耐震等級3相当の強固な構造体を標準化。 | 「SxLシグマ」「SxLアルファ」 | 約65〜80万円/坪 |
| スマートハウス提案 | 家電・照明・太陽光・蓄電池を連携させたIoT住宅。ヤマダ電機とのシナジーで家電を含めたプランが可能。 | 「スマートハウス」「ZEH対応モデル」 | 約70〜85万円/坪 |
| デザイン・ラインナップの多様性 | 平屋・二世帯・都市型3階建など幅広く対応。デザイン性の高い商品群を展開。 | 「RASIO」「ウッドセレクション」「ricca」 | 約60〜75万円/坪 |
| 長期保証・メンテナンス体制 | 最長60年保証(条件付き)と定期点検サポート。構造・防水・設備までグループ一体で対応。 | 全シリーズ共通 | 初期保証10年+延長制度で長期対応 |
| コストパフォーマンス | 住宅性能・価格・保証のバランスに優れ、家電・家具・太陽光などをまとめて購入可能。 | 自由設計/規格住宅 | 全体平均で約65〜80万円/坪 |
ヤマダホームズは、耐震性・デザイン性・設備連携のすべてをバランス良く備えたメーカーです。特に家電と住宅の一体提案やスマートホーム構築のしやすさが他社にはない強みで、ZEH基準・長期優良住宅にも標準対応しています。
ヒノキヤグループを解説

ヒノキヤグループ公式サイト – 品質の高い住宅を、革新的なアイデアで。
ヒノキヤグループは、1988年に埼玉県で創業して以来、住宅性能を追求しながら着実に事業拡大を進めてきました。2000年代以降は「Z空調」などの革新的技術を武器に成長し、現在ではヤマダホールディングス傘下の主要住宅ブランドとして全国展開しています。
| 年 | 出来事 | 企業・ブランド | 主な特徴・内容 |
|---|---|---|---|
| 1988年 | 埼玉県加須市で創業 | 東日本ニューハウス株式会社 | ローコストかつ快適な住まいを提供する地域密着型ビルダーとしてスタート。 |
| 1998年 | 社名を「桧家住宅株式会社」に変更 | 桧家住宅 | 自社ブランド「桧家住宅」を立ち上げ、高気密・高断熱住宅を中心に展開。 |
| 2007年 | 名古屋証券取引所市場第二部に上場 | ヒノキヤグループ株式会社 | 経営基盤を強化し、全国展開を本格化。グループ経営体制を構築。 |
| 2015年 | 「Z空調」開発・発売 | 桧家住宅 × ダイキン工業共同開発 | 全館空調「Z空調」を発表。住宅の温度差をなくす新しい快適性を提案。 |
| 2018年 | グループ体制を拡大 | パパまるハウス・ヒノキヤレスコなど | ローコスト住宅やプレハブ住宅など、多様なブランドを傘下に加え事業多角化を推進。 |
| 2022年 | ヤマダホールディングスの完全子会社化 | ヒノキヤグループ全体 | ヤマダHD傘下に入り、住宅・家電のシナジーを強化。スマートホーム領域での連携を進める。 |
| 2023年 | グループ6社を吸収合併 | 桧家住宅、パパまるハウス、ヒノキヤレスコ、日本ハウジングソリューション、まいすまい、桧家リフォーミング | 経営資源を集中し、企画・開発・施工・販売まで一体化した体制に再編。ブランド間のノウハウ共有を加速。 |
このようにヒノキヤグループは、創業以来「断熱・快適性・省エネ性」を軸に進化してきました。Z空調の成功を皮切りに、ヤマダグループとの連携でさらにスマート化・多ブランド化を進めています。現在では、高性能住宅市場におけるリーディング企業のひとつとして評価されています。
家の特徴
ヒノキヤグループ(桧家住宅)は、「Z空調」に代表される全館空調システムと高気密・高断熱の住宅性能で知られています。下表では、主な特徴を価格帯とともに整理しました。
| 特徴 | 概要 | 代表的なシリーズ・技術 | 価格帯の目安(坪単価) |
|---|---|---|---|
| 全館空調「Z空調」 | 家全体を24時間一定温度に保つ全館空調システム。ダイキン工業との共同開発で、省エネ性能と快適性を両立。ヒートショックを防ぎ、室内の温度差を解消。 | Z空調(桧家住宅・パパまるハウス標準搭載) | 約65〜75万円/坪 |
| 高気密・高断熱「Wバリア工法」 | 現場発泡断熱材「アクアフォーム」と遮熱アルミ材の2層構造により、断熱性能を高め冷暖房効率を向上。夏涼しく冬暖かい住宅環境を実現。 | Wバリア工法(ZEH対応・HEAT20 G2〜G3クラス) | 約60〜72万円/坪 |
| 設計の自由度・屋上リビング | 「青空リビング」や「小屋裏スペース」など、家時間を楽しむアイデア設計が充実。二世帯・平屋・3階建てにも柔軟に対応。 | 屋上付き住宅「青空リビング」、小屋裏空間付き「アクティブガレージ」など | 約65〜80万円/坪 |
| コストパフォーマンス | 全館空調を標準搭載しながらも価格を抑制。高性能住宅としては手頃な価格帯で、ZEH補助金にも対応しやすい設計。 | 「桧家住宅」「パパまるハウス」「ヒノキヤレスコ」 | 全体平均で約65〜75万円/坪 |
| 快適性と省エネ性能 | 温度差のない快適な室内環境と高断熱外皮によるエネルギー効率を両立。冷暖房コストの削減と健康快適性を兼ね備える。 | Z空調+高断熱構造(全棟ZEH対応) | 約68万円前後/坪 |
ヒノキヤグループの住宅は、全館空調を標準装備しながらも価格を抑え、高い快適性と省エネ性能を実現しています。特にZ空調+Wバリア工法の組み合わせは、他社にない大きな強みであり、「一年中快適で経済的な住まい」を求める層に高く支持されています。
ヤマダホームズとヒノキヤグループの技術的な共有について

ヤマダホームズとヒノキヤグループは、ともにヤマダホールディングスの住宅セグメントとして連携していますが、工法・構造・商品企画は元々のルーツが異なるため、現在も基本技術は別々に運用されています。
- ヤマダホームズ:SxL構法(木質パネル工法)を中心に、耐震性・設計自由度を重視。
- ヒノキヤグループ:Wバリア工法+Z空調を主軸とした高断熱・全館空調住宅を展開。
ただし、親会社であるヤマダHDが「省エネ・スマート・ZEH」方針をグループ全体で推進しているため、共通化・協業領域が広がりつつあります。
共有・連携している主な技術領域
| 分野 | 共有・協業の内容 | 具体例・補足 |
|---|---|---|
| スマートハウス技術 | ヤマダ電機が持つIoT・HEMS技術を共用。Z空調や蓄電システムと連携可能な家電制御基盤を共通利用。 | 「ヤマダスマートホーム」プラットフォームを両社住宅に導入。空調・照明・給湯を家電連携。 |
| 省エネ・ZEH基準設計 | 断熱等級・一次エネ基準を統一。ZEHビルダー登録もグループとして一括対応。 | ヤマダホームズ・ヒノキヤ両方が「ZEH Oriented」標準対応。 |
| 設備・家電連携 | 太陽光発電・蓄電池・EV連携などのシステム機器をグループ共同調達。 | 「ヤマダエネルギーシステム」として太陽光+蓄電を共通ブランド化。 |
| 建材・資材調達 | スケールメリットを活かした共同仕入れ体制。構造材・断熱材・サッシ類などを共通化。 | 一部、ヒノキヤ仕様断熱材をヤマダ住宅に試験導入中。 |
| 住宅性能評価・保証基準 | 長期優良住宅・住宅性能表示制度などの申請・保証スキームをグループで統一。 | 10年保証〜60年延長制度の仕組みが共通化。 |
別々に維持している技術領域
- 構造工法:ヤマダホームズ=SxLパネル/ヒノキヤ=木造軸組+吹付断熱。
- 空調技術:Z空調はヒノキヤ独自ブランド(ダイキン共同開発)で、ヤマダホームズでは標準採用ではない。
- デザイン思想:ヤマダ=汎用設計+家電連携型、ヒノキヤ=性能住宅+快適性重視。
こんな人に向く
- ヤマダホームズ向き:家電一体のスマート提案、店舗ネットワーク、プラン自由度を重視。
- ヒノキヤ向き:室温の均一性や省エネ、全館空調での快適性を最優先。
ヤマダホームズとひのきやグループのまとめ
ヤマダホームズとヒノキヤグループは、いずれもヤマダホールディングス傘下にある住宅メーカーですが、ルーツも技術も異なる「個性派」ブランド同士です。
- ヤマダホームズ:旧エス・バイ・エル(S×L)構法を継承し、耐震性・設計自由度・家電連携を強みとする総合住宅メーカー。レオハウス統合により、高級〜ローコストまで幅広く対応。
- ヒノキヤグループ:「Z空調」と「Wバリア工法」に代表される高断熱・全館空調住宅が強み。快適性・省エネ性を追求した性能志向の住宅ブランド。
両社の最大の違いは家づくりの方向性にあります。
- ヤマダホームズは「家電と住宅の一体提案」「スマートハウス」を軸に、利便性と拡張性を重視。
- ヒノキヤは「断熱・空調・快適性」を最優先し、健康で省エネな暮らしを追求。
一方で、親会社のヤマダHDによる共通基盤も整っており、ZEH対応・スマート家電連携・資材調達・保証制度など、グループ全体での統一が進んでいます。
まとめポイント
- ヤマダホームズ=SxL構法・家電連携・スマートハウス志向
- ヒノキヤグループ=Z空調・高断熱・快適性重視
- 両社ともZEH・省エネ住宅に強く、価格帯も坪単価65〜80万円前後で重なりつつある
- 選び方の基準は「家電一体の利便性」か「空調一体の快適性」か
同じグループ内でも“家づくりの思想”は異なります。
「性能で選ぶならヒノキヤ」「自由設計と家電連携で選ぶならヤマダホームズ」というのが分かりやすい指針です。
最終的には、モデルハウス見学や体感イベントで実際の「温度差・静けさ・使い勝手」を体感しながら、自分たちの暮らし方に合う方を選ぶのがおすすめです。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「できるだけ価格を抑えて新築を検討したい・・」
「でも安かろう悪かろうは困る・・」
もしあなたがそんな悩みをお持ちなら、 予算に合わせて新築を検討できるアイダ設計を候補に入れてみてはいかがでしょうか。
というのも、 ここ数年のタマホームは、会社規模が大きくなったせいか、以前ほどのコストメリットがなくなっています。
比較対象のない中で契約してしまっては、あとで「もっと良いハウスメーカーがあったのではないか・・」と後悔する可能性があるので、複数のハウスメーカーで価格を比較することは必須の時代ですね。
必ず複数社を比較することが、後悔しない家づくりの第一歩です。
アイダ設計の商品ラインナップは、ローコスト住宅からZEH住宅まで幅広いので、予算に合わせて新築を検討することができます。
- 999万円の注文住宅
- 888万円の規格住宅
- 分譲住宅
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