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【ウクライナショック】木材価格の高騰でハウスメーカーや工務店はどうなる⁉

ウクライナとロシアの戦争により住宅メーカーや消費者にとって、様々な影響が考えらる状況となっています。

というのも、日本の木材輸入量で、「合板の材料となる単板の8割強」「製材の2割弱」がロシアからの輸入となっており、ロシア産の木材が入りにくい状況のため、国内の木材価格が過去最高の水準となっているためです。

yahooニュースでは、下記の通り取り上げています。

ロシアによるウクライナ侵攻の余波で、国内の木材価格が過去最高の水準になっている。戸建ての部材に使われるロシア産の輸入が難しくなるとみて、在庫の確保を急ぐ動きが出ている。急激な円安や原材料高で木材以外の建材も値上がりが進んでおり、不動産マーケットにも影響が及びそうだ。

不動産市場にもウクライナショック 木材価格が過去最高水準に(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

これから新築を検討しようとする方には、色々と悩みの種になりそうですが、消費者にとって、発生するであろう大きな問題は2つです。

■こんな方に読んでいただきたい■

・新築を検討しているが家の値上がりが気になる

・家を新築したいが、ハウスメーカーの倒産が心配

 

経営が苦しくなるハウスメーカーや工務店は必ず発生する⁉

ウクライナショックによる住宅業界の問題点は2つ

  • 木材や機器価格の高騰により新築価格の上昇
  • 木材や機器の入手困難による建築スケジュールの問題

この二つのうち、特に問題なのが、建築スケジュールの問題です。

ハウスメーカーや工務店は、注文をもらって家を建てて初めて、お客さんからお金を得ることができます。

材料不足により建築スケジュールを組むことができないことは、その建築会社の財務を圧迫することになります。

財務的に安定している会社は良いですが、特に中小の工務店は資金的に余裕がないところもありますので、今後、ハウスメーカーや工務店の動向に注意する必要があります。

木材価格の推移

木材価格は、昨年のウッドショックでかなりの値上がりをしていました。

下記は農林水産省が集計している「すぎ」の価格推移です。

 

木材価格統計調査:農林水産省

すぎの角材(乾燥材)に至っては、昨年の3月と今年の3月で価格が2倍になっています。ウクライナショックというのは、ここからさらに価格が上昇することを意味しています。

住宅価格の高騰

昨年のウッドショックや住宅機器の値上げがある中で、さらにこのウクライナとロシアによる戦争の影響で木材の価格が上がります。

酷いものだと2倍の価格ということもあるようです。どんな製品でもそうですが、住宅の場合、通常、原材料が少しあがったくらいでは、住宅の価格は上がりません。

というのも住宅価格というのは、基礎、壁、屋根、フローリング、窓、断熱材、そしてそれを作業する職人の賃金、ハウスメーカーの管理費、企業の利益などを含めて決まるため、木材の価格といっても全体の数%なんですよね。

その数%があがったくらいでは、全体の価格に及ぼす影響は小さいですが、現在は、あらゆるものが値上がりして、且つウクライナショックなので、これはさすがに住宅自体の価格が上がっても仕方ないです。

実際、消費者としては、値上がり前後で比較ができないので、分かりにくい部分はありますが、住宅価格は確実に上がっています。

ハウスメーカー、工務店の倒産を懸念

価格の上昇とともに木材などの材料の入手が困難になっています。

実際、価格よりもこちらの方が大きな問題で、規模の小さな工務店資金繰りの厳しいハウスメーカーにとっては、死活問題です。

せっかく、消費者から注文をもらっても家を建てることができなければ、お金を得ることができません。お金が入ってこなくても毎月の固定費はかかります。

仮に注文を受けたとして、注文時のお金はもらえるにしても家が完成しなければ、中間時と完成時の支払を購入者から受けることができないわけです。

財務内容が脆弱な工務店やハウスメーカーは、非常に厳しい状況になります。

これから新築を検討される方へ

住宅価格の値上がりは仕方ない部分があるので、ある程度、受け入れるしかないです。先行き不透明なので、時間が経過しても価格が下がっていくのか、さらに上がっていくのか、誰にも分かりません。ただ、検討をやめて時間が経過するのを待つのはあまり得策とは思いません。

それより注意したいのが、ハウスメーカーや工務店の財務内容です。非常に厳しくなる企業も出てくると想定されます。

今後、一部の厳しいハウスメーカーでは、注文を急がせたり、支払条件を変えてきたりするかもしれません。特に支払条件について、注文時の支払を多く請求するハウスメーカーや工務店は、やめておいた方が無難です。

資金繰りが厳しくなっている可能性があります。ハウスメーカーによって、支払条件は異なると思いますが、一般的には注文時1/3 中間(上棟時)1/3完成時1/3ですので、この条件を崩している会社は、ご注意ください。

【タマホームは大丈夫⁉】ハウスメーカーの倒産について考える - 大器晩成を信じて

ハウスメーカーの倒産リスクを見極める方法は、その会社の決算書を見ることです。

決算書を確認することができれば、その会社の財務的な体力がわかるので、すぐに倒産しそうなのか、財務的に余裕があるのか、判断できます。

上場企業や一部の優良企業であれば、決算書を開示していますが、中小の工務店は決算書を開示していません。そのあたりの情報をどうやって入手するか。

オススメなのは、新築をお願いしようとしている「ハウスメーカーや工務店に直接、決算書を開示してもらう」ように依頼することです。

「決算書の開示はできません」と言われたらそのハウスメーカーや工務店はやめておいた方が無難かもしれません。

家は一生に一度の高い買い物で、失敗することはできません。ハウスメーカーや工務店選びは、慎重にしてくださいね。

各ハウスメーカーの決算内容は、こちらの記事に詳しくまとめましたので、ぜひご覧ください。

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