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【水栓金具の選び方】浄水器一体型の水栓がオススメ

日常的に使用している水道の蛇口やシャワーノズル、少し古い方(ちょっと言い方失礼ですが・・・)は、ご存じだと思いますが、昔は金属製のものが多かったですよね。

いつ頃のタイミングか分かりませんが、プラスチック製が増えて、最近の住宅ではほとんどがプラスチック製です。

今でも屋外の水道や公園の水道は、金属製の蛇口が使用されていますが、住宅やマンションの蛇口やシャワーノズルが、なぜプラスチック製になってきたのか、水栓のことをまとめながら考察していきたいと思います。

■この記事を書いた人■

2012年に年収470万円ながらローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。現在、二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)

実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。

一男一女の父親。

水栓の種類

水栓の種類は、想像よりも多いですが、大きく分けると「単水栓」と「混合栓」に分かれます。

  • 単水栓⇒昔ながらの水しかでない蛇口
  • 混合栓⇒お湯と水の二種類が取り付いている蛇口

最近の住宅で単水栓を使用しているのは、屋外の水道くらいですね。屋内は、ほぼ混合栓です。

水栓金具メーカー

製造工場を持っている水栓金具メーカー

・TOTO

・LIXIL

・KVK

・SANEI

・ミズタニバルブ

・水生活製作所

他にももっとたくさんありますが、水栓の大手企業は、TOTO、LIXIL、KVK、SANEIですね。ご自宅のシャワーノズルや水道の蛇口をみてください。おそらくこの4社のどれかが取り付いていると思います。

ちなみにタマホームで建てた我が家の水栓メーカーは、KVK製でした。

大手4社の内では、KVKが低価格のラインナップ製品が充実しています。

大手水栓メーカーのリンクを載せておきますので、気になるメーカーは、ご覧ください。

3.水栓の材質

冒頭に書いた通り、水栓には金属製とプラスチック製があります。

金属製

金属製の蛇口の材質は、真鍮を使用するケースが圧倒的に多いです。

真鍮とは、銅と亜鉛の合金で、金属の中では加工性にすぐれています。真鍮自体は、茶色というか金色という感じの色合いで、アクセサリーなんかも金で作ると高いので、真鍮で作ったりします。

ちょっと話がそれましたが、水栓で真鍮を使用する場合は、真鍮で加工したものの表面にメッキをつけます。メッキの種類は、ニッケルとクロムでまず先にニッケルをメッキして、その上にクロムメッキですね。クロムメッキは耐食性に優れていて、皮膜も固く、外観もピカピカになるので見栄えがします。

安価なアクセサリーもニッケルメッキ製が多いです。

プラスチック製

ABS樹脂というものを使用しています。加工性に優れており、デザインの幅は、金属の真鍮製よりも大きいです。

プラスチック製の水栓も加工後はメッキをつけます。ただし、プラスチックは普通電気を通さないので、メッキをつけることができないですが、特殊な加工をしてメッキをつけていきます。(プラスチックへのメッキ方法を説明するとメチャクチャ長くなるので、それはまたの機会に)

プラスチック製の水栓も最終的には、ニッケルメッキをつけて、その上にクロムメッキをつけて完成です。外観の光沢は、金属製の水栓と全く同じですが、デザインは色々な種類があります。

あとプラスチックでメッキをしていないものもありますね。メッキとつけていない分、安いです。まぁ見た目もちょっと安っぽいですが。

金属製の水栓とプラスチック製の水栓の比較

・金属製と比較してプラスチック製は軽い

・プラスチック製の方が、加工しやすくデザインの幅が広がる

・外観の光沢や耐食性は同等

・普通に使用する分には、強度も同等

・販売価格は、プラスチック製の方が高い

メッキが錆びたり、剥がれたりする心配はあるのか?

現在、水栓につけられているメッキは、クロムメッキというもので、皮膜が非常に固く、耐食性も高いので、メッキが割れたり、また錆びたりということは、まずないです。(可能性はゼロではないですが・・・)

もし錆びている水栓があるとすれば、それはクロムメッキではないですね。

真鍮そのものか、ニッケルメッキのみでコストを抑えるため、クロムメッキをつけていないか。

万が一、クロムメッキが剥がれたということであれば、それは水栓金具メーカーの製造工程に何らかの問題があって、製品不良が発生したものです。まぁそれくらいクロムメッキは丈夫ということです。

ちょっと話は逸れますが、自動車のエンブレムやグリルのピカピカした部分は、水栓金具と同じプラスチックにメッキをしたものです。野ざらしで、高温低温の厳しい環境下でも割れたりしていませんよね。

住宅やマンションでプラスチック製の水栓(蛇口やシャワーノズル)が増加した理由

ここまで読んでいただいてたらお分かりだと思いますが、プラスチック製の水栓が増加した理由は、重量とデザイン性ですね。

金属製の水栓も加工のしやすい真鍮を使用していますが、プラスチック製の方が、加工の自由度が圧倒的に高いですね。また、大きな水栓を製造したい場合も金属製だと重量が重く、取り付け強度的にダメであったとしてもプラスチック製であれば問題ないです。

また加工性が高いので、浄水器一体型の蛇口を造ることだってできます。(金属製で浄水器付きのものは、私はみたことがありません・・・)

これらの理由により、プラスチック製の水栓が増加しました。

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どのメーカーの水栓がおすすめか

どのメーカーの水栓でもいいと思います。ちょっと無責任な言い方になってしまいましたが、要はプラスチック製が増加してきた理由がデザインなので、あなたの気に入ったデザインの水栓を選ぶことが正解です。

日本のメーカーのものであれば、製品品質にそれほど差はないですから。

特にこだわりのない方は、浄水器一体型がオススメです。ウォーターサーバーの水と比較してもおいしく飲める水です。

常にペットボトルで水を買って飲んでいる方には、節約にもなりますよ。

ということで、今回は水栓金具について、書かせていただきました。

以上、ありがとうございました。

蛇口一体型の浄水器かウォーターサーバーをご検討の方は、下記記事もぜひ読んでください。

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