大器晩成を信じて

二世帯住宅 × タマホーム

【二世帯住宅の不安はこれで解消】「2023年度 二世帯住宅 33の疑問にずばり回答」二世帯住宅での暮らし10年間を公開

この記事を読んで分かること☝

  • 二世帯住宅を建てたキッカケは?
  • 二世帯住宅で嫁姑問題はあるの?
  • 二世帯住宅の価格は?

我が家が、二世帯住宅を「建てた理由」と「その後の生活」を質問形式で回答しています。

この記事にお越しくださった方は、二世帯住宅を検討されている方が多いのではないかと思いますが、二世帯住宅での生活って、漠然とイメージはできても実際どうなのか、なかなか想像することができないですよね。

  • 嫁姑問題は大丈夫なの
  • 二世帯住宅の費用負担は
  • 親世帯と子世帯の交流は
  • 孫と親世帯の関係は
  • etc・・・・

二世帯住宅での生活について、疑問は尽きないでしょう。

そこで今回は、実際に二世帯住宅で10年暮らしている経験をもとに、これから二世帯住宅を検討される方が、「気になっているであろう」ことにQ&A方式で回答させていただきます。

その前にYouTubeで二世帯住宅の生活感を公開されている動画を見つけましたので、この記事と合わせて、動画も参考にしてください。


www.youtube.com

■この記事を書いた人■

2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。

二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)

実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。

一男一女の父親。

二世帯住宅で暮らす家族構成は?

私の両親(父:77歳 母:75歳)

私の家族(私:45歳 妻:42歳 長男:15歳 長女:12歳)

あと犬が同居しています。

二世帯住宅を建てたのが、約10年前なので皆それなりに年齢を重ねていますね。特に親世帯は仕事を辞めて家にいる時間が長くなったので、変化という面では大きいです。

人間関係は概ね良好ですが、やはり親世帯が仕事を辞めて家にいる時間があるとちょっとした問題は起きますが・・・

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

⇒二世帯住宅では親世帯が仕事を辞めて暇になるともめ事が起きる

世帯年収は?

家を建てた当初は、700万円くらい(内訳:私 470万円   両親  300万円)

ローンは、私名義で組みました。

私の年収自体は少ないですが、会社の信用が大きいこともあり、借りることができましたね。

現在の世帯年収は、1,000万円くらいです。

(内訳:私 750万円 妻  100万円 両親  150万円)

年収自体増えていますが、なんか年々、生活が厳しくなっているような気がします。

⇒二世帯住宅を建てた私の年収

二世帯住宅のタイプは?

完全分離型の二世帯住宅です。

予算的に厳しかったですが、同居や部分共有という選択肢は考えませんでした。プライバシーの確保を前提条件として二世帯住宅を検討していたため、完全分離型 一択でしたね。

この選択は、今振り返ってみても正解だったと思っています。

実際に経験してみて感じたことは、大手ハウスメーカーで部分共有型の二世帯住宅を建てるのならローコストハウスメーカーで完全分離型を検討するのが、良いのではないかと感じています。

それくらい完全分離型という部分に二世帯住宅の価値を感じています。

⇒完全分離型 二世帯住宅をおすすめする理由

依頼したのは、ハウスメーカー?工務店?

依頼したのは、ローコストハウスメーカーのタマホームです。私が家を建てた10年前のタマホームは、低価格を売りにしていました。

当時は今ほど、ローコストを売りにしたハウスメーカーがなく、目立っていたのがタマホームでした。予算的に厳しい我が家は、必然的にローコストハウスメーカーでしたね。

現在は、ローコストハウスメーカーも増えて、これから二世帯住宅を検討される方がうらやましいです。

⇒おすすめのローコストハウスメーカー9選

住宅会社を選ぶ際に重要視したことは?

建築コストと完全分離型を重要視しました。

コスト的に厳しいということであれば、部分共有という選択肢もあったかもしれませんが、プライバシーの面から完全分離型にこだわりました。

大手ハウスメーカーで話も聞きましたが、完全分離型で4,000~6,000万円と

言われ、大手ハウスメーカーは断念しました。

⇒2,000万円で完全分離型 二世帯住宅を建てる方法

土地の広さは?

土地の広さは、50坪です。

2階建ての二世帯住宅を建てるのであれば、十分な広さです。

駐車場も頑張れば車を3台止めることができますし(1台は軽自動車)自転車も止めるスペースを確保できています。庭も十分な広さがあります。

3階建てであれば、40坪くらいの広さでも可能と思います。

⇒二世帯住宅を建てるために必要な土地の広さ

二世帯住宅の価格は?

家本体の価格は、22,050,000円です。それ以外に地盤改良費など諸経費が600万円ほどかかりました。

トータルで、28,050,000円でした。

(土地は別で)

⇒タマホームの完全分離型 二世帯住宅 価格

⇒ローコスト系 完全分離型 二世帯住宅のトータル費用

間取りで気を付けたことは?

完全分離型が前提条件で、各部屋の広さは気を遣いました。

あとは、生活音の対策も考えましたね。でも実際に暮らしてみて、もっと音対策をすればよかったと思っています。

タマホームのモデルルームで実際に音の確認をして、大丈夫と判断しましたが・・・

⇒二世帯住宅 間取りを詳しく解説

内扉にカギはある?

内扉というのは、親世帯と子世帯を繋ぐ扉のことですが、カギは取り付けていません。

正確に言うと、検討している時は、カギを取り付けようと考えており、タマホームにも依頼していました。

しかし、出来上がった家の内扉には、カギがありませんでした。タマホームにクレームは付けましたが、さすがに扉を替えることもできず、そのままカギなしの扉のままです。

実際に10年暮らしていますが、今となっては、カギがあってもなくても、どちらでも良かったですね。カギがないからと言って、特別、問題は起きていません。

⇒二世帯住宅の内扉

二世帯住宅の中古は考えた?

予算が厳しいこともあり、中古の二世帯住宅は考えました。

実際に見学にも行きましたが、正直、どれもいまいちでしたね。

二世帯住宅風の家という感じで、普通の家の二階にシャワールームがあるとかミニキッチンがあるというプライバシーの問題が発生しそうな物件ばかりでしたね。

完全分離型にこだわっていましたので、予算が厳しくても中古で妥協することはしませんでした。

今となっては、その判断が正解だったと感じています。

⇒二世帯住宅の中古住宅をオススメできない理由

駐車場は何台分?

駐車場は、3台分です。

それ以外に自転車も置けるスペースは確保できています。

子供が大きくなってくると自転車も大きくなるので、それなりにスペースは必要です。

「家造りで失敗した」と思う部分は?

失敗というわけではないですが、1階と2階の防音対策はもっとしっかりやっておけばよかったと思っています。

木造住宅は、音が思ったより響きます。

今も長男が、部屋で「太鼓の達人」をやっていますが、かなりうるさいです。

親世帯も分かっているので、何も言ってきませんが、二世帯住宅で暮らし始めた当初は、音について、色々と親世帯から言われましたね。

二重床や防音床の対応をしておけばよかったと後悔しています。

⇒二世帯住宅の生活音対策は超重要

親世帯と子世帯の費用負担は?

自己資金は、親世帯にいくらか出してもらいました。

月々の住宅ローンの返済は折半です。

住宅ローンが、約110,000円ですから55,000円ずつ支払っています。

固定資産税も折半ですね。

⇒完全分離型の二世帯住宅の固定資産税額

検討したハウスメーカーの数は?

ハウスメーカーは、たくさん回りました。具体的に検討したのは、3つ程ですが、話を聞いたハウスメーカーは、もっとたくさんあります。

印象的な出来事としては、一条工務店のモデルルームで営業の方と話しをしている時、その予算で二世帯住宅は無理ですよ、と言われたことですね。

誤解のないように書きますが、この営業さん、親切心で言ってくれたのだと思っています。家の予算の考え方もしっかり教えてくれたので。

⇒二世帯住宅のおすすめハウスメーカー21社を徹底比較

二世帯住宅について、奥さんの意見は?

やはり最初は渋っていました・・・当然ですよね。

ただ、完全分離型でプライバシーの確保をできる二世帯住宅を建てるということで納得してもらいました。

部分共有型や同居の二世帯住宅だったら無理でしたね。

⇒二世帯住宅に向くお嫁さんと向かないお嫁さん

家の名義は?

我が家は、土地を購入し、そこに家を建てたわけですが、名義はすべて私名義です。相続の問題もありますし、誰の名義にするのか、揉めるような人間関係だと、二世帯住宅で暮らすことは難しいと思います。

親世帯と子世帯の住民票は?

住民票は分けています。住民票は、一緒でも分かれていてもどちらでも特に問題ないですから、好きな方で良いです。

電気のアンペア数は?

電気は、1契約のみで60アンペアです。10年間、暮らしていてブレーカーが落ちたことは一度もないため、二世帯住宅の場合、60アンペアあれば十分です。

⇒完全分離型 二世帯住宅の電気代

水道の配管口径は?

水道口径は、20mmを1本引込んでいます。水圧が弱くなったり、水の出が悪くなったことはありません。

⇒完全分離型 二世帯住宅の水道代

奥さんの両親は何と言っていた?

特別、何も言っていませんでした。

親世帯と子世帯の交流は?

おじいちゃん、おばあちゃんと子供たちの交流というか、やり取りはありますが、嫁さんと親世帯のやり取りは、ほとんどないですね。

年2~3回、一緒に外食するかどうかのレベルです。

離れて暮らしているより、お互いに会っていないと思います。

ただ、別に揉めているわけではないですよ。

⇒二世帯住宅 親世帯と子世帯で一緒に食事をする頻度は年2~3回

嫁姑問題はある?

二世帯住宅で暮らし始めた当初は、お互いに言いたいことはあったようで、直接言わず、すべて私に言ってきました。そのまま伝えると揉めごとになってしまうので、私のところでうまく変換して伝えていました。

数年経ってからは、何もなくなりましたね。二世帯住宅での嫁姑問題は、最初の3年間をうまくのりきれるかどうかにかかっています。

⇒嫁姑問題を回避する方法

親世帯と子世帯で臭いは気にならない?

これ、時々、ネットで「親世帯の臭いが嫌い」と言う書込みを見かけますが、我が家の場合、特に問題ありません。犬を飼っていることもあり、犬の臭いが家中に漂っています。

子供たちの生活は? 

子供たちは、普通に暮らしています。お腹が空けば、親世帯の家に行って何か作ってもらい食べているようです。

あとは、たまにお小遣いも貰っているようですが、まぁ楽しそうですよ。

二世帯住宅では、子育て方針で子世帯と親世帯が揉めることがありますが、基本的に親世帯は子育てに口を挟んではダメだと考えています。

⇒二世帯住宅での生活は思いのほか面白い

二世帯住宅のデメリットは?

デメリットは、プライバシーの問題のみですね。

どういう二世帯住宅で暮らすのか、プライバシー対策をどの程度やるのか、二世帯のルールをどう決めるのか、それ次第でデメリットは、ほとんどなくなります。

家の造り方とルールが、重要ですね。

⇒二世帯住宅をオススメできない7つの理由

二世帯住宅のメリットは?

経済的な面と子育て面で助けられています。

経済的な面は、新築時の費用など。

子育て面は、夏休み中の子供の昼食であったり、幼稚園のお迎えなどですね。

考え方次第ですが、メリットは、結構あると思いますよ。

⇒二世帯住宅はルール次第でメリットがたくさんある

固定資産税は?

1年で220,000円です。

⇒完全分離型 二世帯住宅の固定資産税は220,000円/年間

NHKの受信料や町内会費は二世帯分?

一世帯分ですね。二世帯分を請求されたらちょっと嫌です。

⇒二世帯住宅のNHK受信料の考え方

ご近所で二世帯住宅は他にある?

近所に3軒、二世帯住宅があります。2軒は完全分離型で1軒は玄関のみ共有です。

ハウスメーカーは、積水と一条工務店、ミサワホームです。

我が家は、ローコストハウスメーカーのタマホームですが、見栄えはこの3社と比較しても見劣りしません。

10年前に戻れるとしたらもう一度、二世帯住宅を建てる?

まぁ建てるでしょうね。

二世帯での生活で、途中、大変なこともありましたが、トータルで考えると「悪いこと」より、「良いこと」の方が多かったです。

なぜ、二世帯住宅のブログを書こうと思ったのか?

二世帯住宅の暮らしは、思ったよりも難しくて、これから、二世帯住宅を検討されている方に向けて、役立つ情報を発信しようと思ったからですね。

「思ったより難しい」と書きましたが、しっかり対策の取られた二世帯住宅を建てることができれば、ほとんどの問題は解消できると実感しています。

だから、いかにうまく二世帯住宅を建てるか、その情報をお伝えしたいですね。

二世帯住宅の疑問 まとめ

二世帯住宅の疑問について、答えてみましたが、いかがでしょうか。

このブログでは、二世帯住宅のデメリットを把握して、失敗しない二世帯住宅の造り方を解説している記事が多いですが、うまく二世帯住宅を建てることができれば、二世帯のメリットを最大限引き出せます。

こうやって客観的に質問に答えてみて「二世帯住宅も悪くないなぁ」と実感しました。

二世帯住宅の検討は、ハードルがたくさんありますが、これから検討される方は、ぜひ理想の二世帯住宅を立てて下さい。

これから二世帯住宅を検討される方にオススメ記事を2つ紹介させていただきます。ぜひ、読んでみてください。