
完全分離型二世帯住宅を建てて、気が付けば13年が経ちました。
このブログでは二世帯住宅のメリットやデメリット、間取りや費用について数多く発信してきましたが、「実際に13年間暮らした今、どう思っているのか?」という率直な気持ちは、まだしっかり書いたことがありません。
ネットでは「二世帯住宅はやめた方がいい」「後悔する」という意見もよく見かけます。
確かに後悔したこともありますし、「こうすれば良かった」と思う部分もあります。
それでも、13年暮らした今、私の結論は変わりません。
「二世帯住宅を建てて良かった。」
今回は、完全分離型二世帯住宅で13年間暮らした私が、今だからこそ言える本音を書いてみようと思います。

👨🔧 この記事を書いた人
2012年にローコストハウスメーカーで完全分離型の二世帯住宅を新築。
生活歴13年のリアルな経験をもとに、家づくりのヒントや失敗談を発信しています。
「いかにして手の届く価格で新築住宅を検討するか」「ローコストで理想的な二世帯住宅とは」をテーマに日々研究。
価格・間取り・断熱・防音まで、実体験を交えながら徹底解説。
👨👩👧👦 一男一女の父(47歳)
🏠 二世帯住宅×ローコスト住宅の専門ブロガー
- 13年暮らした今でも「建てて良かった」と思っています
- 二世帯住宅を建てた理由は「親の将来」が一番大きかった
- 実際は「親の面倒を見る」より「親に助けられた」ことの方が多かった
- 13年間で後悔したこともあります
- 13年経って家族の立場は大きく変わりました
- これから二世帯住宅を建てる人へ伝えたいこと
- 13年暮らした今の結論
- 私が今から二世帯住宅を建てるなら、まずは資料請求から始めます
13年暮らした今でも「建てて良かった」と思っています
結論から言うと、私は二世帯住宅を建てたことを後悔していません。
もちろん、「ここは失敗だったな」と思う部分はあります。
しかし、それを含めても「建てなければ良かった」と思ったことは一度もありません。
今、13年前に戻れるとしても、おそらく私はもう一度二世帯住宅を選ぶと思います。
それくらい、この13年間で得られたものは大きかったと感じています。
二世帯住宅を建てた理由は「親の将来」が一番大きかった
13年前、私が二世帯住宅を建てようと思った一番の理由は、将来親の面倒を見ることでした。
「いつか親も高齢になる。」
「その時に近くで暮らしていた方がお互い安心だろう。」
そんな思いが一番強かったように思います。
もちろん住宅ローンや土地のこともありましたが、「親と近くで暮らす」という安心感が決断の後押しになりました。
しかし、実際に13年間暮らしてみると、建てる前に想像していたこととは少し違う現実がありました。
実際は「親の面倒を見る」より「親に助けられた」ことの方が多かった
今振り返ると、この13年間は私が親を支えたというよりも、親に助けてもらった場面の方が圧倒的に多かったです。
当時、長男は幼稚園児、長女はまだ1〜2歳でした。
私たち夫婦は共働きだったため、子育てと仕事を両立する毎日は本当に慌ただしかったのを覚えています。
そんな時、すぐ下の階に親が住んでいたことは本当に心強かったです。
子育てでは何度も助けてもらいました
例えば、子どもたちの夏休み。
共働き家庭にとって、長い夏休みは毎年大きな悩みです。
そんな時でも、祖父母が近くにいたおかげで安心して仕事へ行くことができました。
また、小学校で子どもが体調を崩したり、ケガをした時には、私たちの代わりに迎えへ行ってもらうこともありました。
仕事を途中で抜けられない日も少なくなかったので、本当に助けられました。
子どもたちも祖父母の家へ泊まりに行くことを楽しみにしていて、「今日はおばあちゃんの家で寝る!」と言っていたこともよく覚えています。
親世帯にとっても、孫と過ごす時間は楽しかったようで、お互いに良い時間だったと思います。
経済的にも支えられた時期がありました
今では子育て支援制度も充実してきましたが、13年前は今ほど手厚くありませんでした。
我が家は2歳違いの兄妹だったため、幼稚園の費用が同時にかかる時期がありました。
当時は私も30代半ばで、今ほど収入も高くありません。
住宅ローンを払いながら、幼稚園代や生活費を負担するのは正直かなり大変でした。
そんな時に親から少し援助してもらったことがあります。
また、急な出費が重なった時にも助けてもらったことがあり、その時は本当にありがたかったです。
今思えば、「親を支えるために建てた二世帯住宅」でしたが、実際には親に支えられていた時間の方が長かったように感じます。
親にとっても孫が近くにいる生活は良かったと思う
子どもたちが小さい頃は、祖父母と一緒に遊んだり、ご飯を食べたりする機会もたくさんありました。
今では子どもも成長し、社会人と高校生になったため、以前ほど親世帯へ行くことはありません。
少し寂しそうにしている母を見ることもあります。
それでも、孫が近くで成長していく姿を見られたことは、親にとっても大きな喜びだったと思います。
実際、孫がいることで生活に張りが生まれ、以前より元気になったように感じる場面もありました。
二世帯住宅は「親のため」「子どものため」と考えがちですが、実際には家族全員にとって良い影響があったと、13年経った今だからこそ感じています。
13年間で後悔したこともあります
もちろん、13年間暮らしてきて「ここは失敗だったな」と思うこともあります。
どんな家でも100点満点ということはありませんし、二世帯住宅だからこそ気を付けるべきポイントもありました。
ただ、私が後悔していることは、「二世帯住宅そのもの」ではありません。
後悔しているのは、建てる前にもう少し対策できたことです。
もし今からもう一度家を建てられるなら、間違いなく改善するポイントがあります。
一番の後悔は「2階の生活音」でした
我が家は上下分離型で、親世帯が1階、子世帯が2階で暮らしています。
完全分離型なので、玄関も水回りも別です。
それでも、実際に暮らしてみると想像以上に気になったのが「生活音」でした。
2階を歩く音、子どもが走る音、物を落とした音。
こうした音は、思っていた以上に1階へ伝わります。
実際、この音が原因で何度か親世帯と気まずくなったこともありました。
もちろん、お互いに悪気があるわけではありません。
普通に生活しているだけです。
しかし、生活音というのは完全になくすことができません。
「気を付けて」と言われても限界がありますし、「仕方ない」と我慢するのにも限界があります。
だからこそ、防音対策だけは建築中にもっとお金をかけるべきだったと今でも思っています。
二重床や遮音材、天井側の防音対策など、建築時なら比較的少ない費用で対応できます。
完成してからでは大掛かりなリフォームになってしまうため、防音だけは本当に後悔しています。
光熱費を分けなかったことも失敗でした
もう一つ、大きな失敗だったと思っているのが光熱費です。
我が家は生活スペースは完全に分かれていますが、電気・ガス・水道は契約を分けませんでした。
当時は「基本料金が1つで済むから、その方が安いだろう」と考えていました。
しかし、この考えは完全に間違いでした。
実際に暮らし始めると、「今月は水道代が高いね」「電気代が高いね」という話になります。
すると、「そっちが使い過ぎじゃない?」という話になってしまうことがあるんです。
実際にどちらが多く使ったのか分からない以上、お互いにモヤモヤが残ります。
節水を頑張っている側からすると、「頑張っているのに意味がない」と感じますし、逆に子育て世帯はどうしても使用量が増えます。
これは誰が悪いという話ではありません。
だからこそ、最初から契約を分けるべきでした。
今振り返っても、光熱費を一緒にしたことで得られたメリットよりも、精神的なストレスの方が大きかったと思います。
完全分離型で建てるなら、光熱費も完全に分けることをおすすめします。
人間関係は「揉めない仕組み」を作ることが大切
私は、「親と仲が良いから大丈夫」という考え方は少し危険だと思っています。
もちろん、我が家も建てる前は親子関係に大きな問題はありませんでした。
それでも、一緒の建物で暮らすと、小さなストレスが積み重なることがあります。
だから重要なのは、「仲が良いこと」ではなく、「揉める原因を最初から作らないこと」です。
生活音もそうですし、光熱費もそうです。
プライバシーを守れる間取りにして、お金の管理も曖昧にしない。
この仕組みを作るだけで、余計なトラブルはかなり減らせると思います。
13年経って家族の立場は大きく変わりました
家を建てた当時、私は35歳でした。
妻も30代半ばで、子どもたちはまだ幼く、毎日が子育て中心の生活でした。
親もまだ60代前半で、元気に仕事や趣味を楽しんでいました。
それから13年。
今では私は50歳が近くなり、妻も同じように年齢を重ねました。
子どもたちは社会人と高校生になり、自分たちの世界を持つようになりました。
そして親世帯も高齢となり、この13年間の間に父が他界しました。
現在は母が1階で一人暮らしをしています。
今は「助けてもらう側」から「支える側」へ
子どもが小さい頃は、親に助けてもらうことの方が圧倒的に多かったです。
しかし今は、その立場が少しずつ逆になってきました。
母を買い物へ連れて行ったり、重い荷物を運んだり、困っていることがあれば手伝ったり。
13年前には想像していませんでしたが、自然と役割が入れ替わってきたように感じます。
また、同じ建物に住んでいるからこそ、「今日は電気がついているな」「最近姿を見ていないな」といった小さな変化にも気付くことができます。
いわゆる生存確認というと少し大げさですが、高齢の親が一人暮らしをしていることを考えると、この安心感は想像以上に大きいです。
もし離れて暮らしていたら、もっと心配していたと思います。
そう考えると、二世帯住宅を建てた理由だった「将来親の面倒を見る」という目的は、13年経った今、少しずつ現実になり始めているのかもしれません。
これから二世帯住宅を建てる人へ伝えたいこと
13年間、完全分離型二世帯住宅で暮らしてきた私が、これから家を建てる方へ一番伝えたいことがあります。
それは、「資産価値」や「将来売れるかどうか」よりも、今から何十年もストレスなく暮らせる家を優先してほしいということです。
ネットでは、「二世帯住宅は売りにくい」「将来空き部屋になる」「資産価値が下がる」といった話をよく見かけます。
もちろん、それらも大切な考え方です。
しかし、実際に13年間暮らしてきた私からすると、それ以上に大切なのは、毎日の暮らしです。
毎日ストレスを感じながら生活する家では意味がありません。
だからこそ、二世帯住宅は「住みやすさ」を最優先に考えてほしいと思います。
完全分離型をおすすめする理由
私自身、13年間暮らしてきて「完全分離型にして良かった」と何度も感じています。
玄関も別、キッチンも別、お風呂も別。
お互いの生活リズムを気にせず暮らせることは、本当に大きなメリットでした。
もし私がもう一度二世帯住宅を建てるとしても、間違いなく完全分離型を選びます。
どうしても予算の都合がある場合でも、共有するのは玄関までが限界かなと思います。
生活空間まで共有してしまうと、お互いに気を遣う場面が増え、ストレスも大きくなりやすいと感じています。
防音対策だけは妥協しないでください
もし上下分離型の二世帯住宅を建てるなら、防音対策だけはぜひハウスメーカーへ相談してください。
我が家が一番後悔しているのは、生活音への対策不足です。
建築中であれば、二重床や遮音材、吊り天井など、さまざまな方法で対策できます。
建てた後に工事をするよりも、費用を抑えながら施工できるケースがほとんどです。
音の問題は、一度暮らし始めると簡単には解決できません。
だからこそ、「まだ大丈夫だろう」と考えず、建築前にしっかり対策することをおすすめします。
光熱費は最初から別契約がおすすめです
電気・ガス・水道についても、完全分離型なら最初から契約を分けることをおすすめします。
基本料金が多少高くなったとしても、その差額以上に、お互いが気を遣わず生活できるメリットの方が大きいと思います。
「どちらが多く使ったのか分からない」という状況を作らないことが大切です。
二世帯住宅は、余計なストレスを減らす工夫を積み重ねることで、長く快適に暮らせる家になります。
ハウスメーカー選びで意識してほしいこと
最後に、ハウスメーカー選びについてです。
私は、二世帯住宅を建てるなら次の3つを確認してほしいと思っています。
- 二世帯住宅の施工実績が豊富か
- 担当営業マンが二世帯住宅に詳しいか
- 予算に合った提案をしてくれるか
同じハウスメーカーでも、営業マンによって経験や知識には大きな差があります。
二世帯住宅は一般的な住宅よりも考えることが多いため、経験豊富な担当者に出会えるかどうかは非常に重要です。
また、最初から1社だけで決めるのではなく、複数社を比較することもおすすめします。
カタログを取り寄せたり、間取りや概算見積もりを比較したりすることで、自分たちに合った住宅会社が見えてきます。
私自身も、今建てるならまずは情報収集から始めると思います。
13年暮らした今の結論
13年前、私は将来のことを考えて二世帯住宅を建てました。
その間には、子どもの成長があり、父との別れがあり、母との暮らしも変わりました。
家族の立場は少しずつ変わりましたが、二世帯住宅があったからこそ支え合えた場面は数え切れません。
もちろん後悔したこともあります。
しかし、その後悔は二世帯住宅を建てたことではなく、「建てる前にもっと対策できたこと」です。
もしこの記事を読んでいる方が、これから二世帯住宅を建てようと考えているなら、ぜひ実際に暮らしている人の話をたくさん聞いてください。
間取りや価格だけでは分からないことが、本当にたくさんあります。
そして、家族みんなが気持ちよく暮らせる家を目指してください。
私はこれからも、この二世帯住宅で暮らし続けます。
今後は母との暮らしや、将来的に親世帯が空いた後のことなど、その時々のリアルな体験も、このブログやSNSで発信していこうと思っています。
これから二世帯住宅を検討している方にとって、私の13年間の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。
私が今から二世帯住宅を建てるなら、まずは資料請求から始めます
二世帯住宅は、一度建てたら簡単にやり直せません。
だからこそ、焦って1社だけで決めるのではなく、まずは複数のハウスメーカーを比較することが大切です。
特に二世帯住宅は、ハウスメーカーによって提案力や施工実績が大きく異なります。
また、同じハウスメーカーでも担当営業マンによって知識や経験に差があるため、最初の情報収集が家づくりの満足度を左右すると言っても過言ではありません。
私が今もう一度家づくりを始めるなら、いきなり住宅展示場へ行くのではなく、まずは複数社のカタログや間取りプランを比較するところからスタートします。
私もおすすめしているタウンライフ家づくりでは、複数のハウスメーカーへまとめて依頼できるだけでなく、会社によっては間取りプランや資金計画も無料で提案してもらえます
「完全分離型で建てたい」「防音を重視したい」「予算内で建てられる会社を知りたい」という方は、一度比較してみる価値はあると思います。
家づくりで後悔しないためにも、まずは情報収集から始めてみてください。
▼無料でカタログ・間取り・資金計画を比較する
タウンライフ注文住宅