ネットをみていると「転職したばかりだけど、住宅ローンの審査大丈夫かなぁ」という感じで不安になられている方をよくお見掛けします。そこで今回は、私の実体験も交えながら転職と住宅ローンの審査について書かせていただきます。
家を建てる際、一番気になることは住宅ローンの審査を通ることができるかどうかですよね・・・私も同じ気持ちでした・・・
ここ数年は、住宅ローンの審査において、職歴以上に大切な要素もあります。転職したばかりだからと諦めるのではなく、状況次第では住宅ローンの審査も問題ないケースがあるため、ぜひ、この記事を参考してしてください。
2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。
二世帯住宅での生活(生活歴10年)しながら、最もローコストで理想の二世帯住宅が、どういうものなのか研究。
実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。
一男一女の父親。
私が住宅ローンの審査をした時の状況
私が、家を建てたのが、35歳の時でちょうどその3年前に転職しました。転職してから家を建てるまでの期間は、約3年です。
私も住宅ローンの申請する前は、「転職して3年しか経っていないけど大丈夫かなぁ」という不安がありました。
その時の状況は、
- 年齢が35歳
- 転職して3年経過
- 年収は約470万円
でした。35年ローンを考えると35歳というのは、ギリギリのタイミングです。住宅ローン審査の心配はありましたが、ここを逃すと持ち家を諦めなければならない状況も考えられたため、行動に移しました。
⇒年収500万円以下で完全分離型 二世帯住宅を新築できた理由
住宅ローンの申請額と審査結果
ローンの申請額は、3700万円。私一人の収入で申請しました。年収的(470万円)には厳しい感じで、申請した銀行の中には減額という回答もありました。その中で1つの銀行からは満額回答があって、年収も当然大切ですが、会社の信用度を高く評価したようでした。「良い会社にお勤めですね」と銀行の方が言われていましたので。また親世帯と暮らすというのも少なからずプラスには働いたような感じでした。
住宅ローンの審査は会社の信用度が重要
私の勤めている会社は、100人ほどの中小企業ですが、毎年、利益を出していて、何十年と赤字決算はないです。企業調査の帝国データバンクで調べても優良企業と判断できる内容です。
私の同僚で転職して入社後6か月で住宅ローンの審査を通過した人もいるので、よっぽど転職したばかりでなければ、転職自体がマイナスにはならないのではと実感しています。
銀行としては当然現在の年収も重要ですがそれと同じくらい、その人の勤め先が、将来的に問題ないのか、収入は上がっていくのか、を重要視していると思います。
(当然、その人の信用情報は見るとして。)
結論としては、「転職して働いている期間が短い人でも勤め先の信用度が高ければ、問題なく住宅ローンの審査は通る。」ということです。(私の個人的見解ですが)
だから転職したばかりだからということで、諦めるのではなく、家を買うタイミングが訪れている人は、一度、トライしてみてはいかがでしょうか。
家を建てる際、一番気になることは住宅ローンの審査を通ることができるかどうかですよね・・・私も同じ気持ちでした・・・
これが審査結果通知書です。
郵送で届きましたが、その時はすごく喜んだのを今でも思い出します。
今後はもっと勤め先の将来性と信用が求められる
客観的に判断すると今後の住宅ローンの審査は厳しくなっていくのではないかと想定してます。理由は、不安定な世の中だからですね。
例えば、トヨタ自働車やトヨタ系の企業に勤めていたとします。現在、トヨタ自働車は世界トップレベルの自動車メーカーですが、20年後に同じ状況でいられるかどうかは分かりません。昔であればトヨタ自動車が傾くなんて考えることもできなかったですが、今後、電気自動車へ移行していった場合、天下のトヨタ自動車といえでもどうなるか分かりません。
ですからこれからの銀行の審査は
- 企業の安定性
- 企業の将来性
を重視したものになると想定されます。現在、新築価格も上昇傾向で新築するか迷われている方もいらっしゃるとは思いますが、そういう背景もあるので早めに話を進めるというのも一つの選択肢と感じました。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。