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二世帯住宅 × タマホーム

【二世帯住宅の内扉はカギありなし⁉】内扉なしという選択肢も

この記事を読んで分かること☝

  • 二世帯住宅の内扉と税制優遇について
  • 二世帯住宅の内扉にカギをつけるべきかどうか
  • 二世帯住宅の内扉をなくすことは可能

完全分離型の二世帯住宅を検討する際、誰もが悩む内扉の存在。我が家も二世帯住宅を建てた時、同じように内扉について、悩みました。

「プライバシーの観点から内扉にカギを付けたい」

「でも、カギを付けると言うと親世帯との関係が悪くならないか」

など。

ところで、そもそもこの親世帯と子世帯と繋ぐ内扉は、二世帯住宅に必ず必要なんでしょうか?

結論を言うと

「二世帯住宅の内扉は、あってもなくてもどちらでもよい」

ということになります。

この記事では、税金優遇と実生活の面から経験談を交え解説していきます。

■この記事を書いた人■

2012年にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を新築。

二世帯住宅での生活歴10年。(継続中)

実際にローコストハウスメーカーで二世帯住宅を建てた経験とその後の生活の経験を活かし、二世帯住宅の情報を発信中。

一男一女の父親。

二世帯住宅の税制優遇と内扉の関係

二世帯住宅には、建て方や登記次第で、相続税を最大80%軽減できるルールがあります。

例えば、親が持っている土地に二世帯住宅を建てる場合

  • 家の基本条件は完全分離型で各々の世帯で独立して生活ができる
  • 建物の登記が、世帯毎に分かれていない

この二つの条件が揃っていれば、内扉の有無に関わらず、相続税の優遇を受けることができます。(最大80%)

詳細は「税理士法人トゥモローズ」さんのホームページに詳しく書いてあります。

【小規模宅地の特例】同居親族と二世帯住宅をパターン別に徹底解説(建物構造・登記編) | 税理士法人トゥモローズ | 東京の相続税申告・相続専門の税理士法人

平成25年(2013年)の改正で、このルールになったようで、私が二世帯住宅を建てた2012年は、相続税の税制優遇を受けるのであれば、内扉が必要でした。

二世帯住宅の内扉 選択肢は3つ

二世帯住宅のルール変更に伴い、内扉の選択肢は3つです

・カギなしの内扉

・カギ付きの内扉

・内扉なし

カギなしの内扉

  • メリット:子供がある程度の大きさになったら自由に行き来できる。
  • デメリット:勝手に家に入られる可能性がある。プライバシーの問題

カギ付きの内扉

  • メリット:プライバシー対策ができている
  • デメリット:カギを開けるタイミングが難しい。ルールが複雑化。

内扉なし

  • メリット:完全に世帯が分かれるので、プライバシーの問題なし
  • デメリット:世帯間で行き来する必要がある際、手間。

実生活で二世帯を繋ぐ内扉は必要だったのか?

実用面で考えると、この内扉は結果的にあって良かったです。

子供たちが小さい頃、私たち夫婦が不在の時、親世帯の家でよくご飯を食べさせてもらっていました。

近くなので、玄関越しで行くようにしても良いとは思いますが、いかんせん小さい子供なので、鍵を開けっぱなしにしたり、そのまま外へ行ってしまっても困ります。

この内扉であれば、外部とつながるわけではないので、防犯面では安心です。

この内扉による二世帯のプライバシー問題もルールの決め方次第ですね。

我が家は、基本的にその内扉を利用して行き来するのは、子供たちと私くらいです。

親と嫁さんがその内扉で行き来することはほとんどないですね。

二世帯住宅の内扉

我が家の内扉

内扉は、「カギなしの内扉」か「内扉なし」のどちらかがオススメ

我が家は、「カギなしの内扉」でうまくやっていけていますが、プライバシーの心配があるならば、「内扉なし」をオススメします。

なぜ、「カギ付きの内扉」がオススメでないのか。

それは、「カギ付きの内扉」はトラブルの元だからです。

  • カギはどういうタイミングで開けるのか
  • 内扉を使わないのであれば、設置した意味がない
  • 利便性を考えれば、カギは開けっ放しの方がいいのではないか

など、様々な意見の出る元です。嫁姑問題は、こういう部分から発生するものですから、問題となるリスクは減らすべきです。

家を建てる人の考え方はあると思いますが、

子育てを含め、親世帯と子世帯でうまく生活していく

⇒「カギなしの内扉」

完全にプライバシーの対策をしたい

⇒「内扉なし」

という感じですね。

将来的に賃貸として利用したい方は、この内扉の選択は慎重にすべきです。賃貸として人に貸しだすには、内扉が不要ですからね。

ただ、実際に二世帯住宅で暮らしている私から一言言わせていただくと、賃貸として利用できる二世帯住宅は、縦割りの完全分離型 二世帯住宅のみと考えています。

上下横割りの完全分離型 二世帯住宅では、生活音の問題があり、かなりハードルが高くなります。

詳しくはこちらの記事にまとめました。

⇒二世帯住宅を賃貸利用できるのか検証

二世帯住宅 検討の中で、内扉は非常に難しい問題ですが、この記事を参考にしていただけると幸いです。

ぜひとも親世帯と子世帯でもめることのないよう話を進めていただければと思います。

二世帯住宅をご検討の方にオススメ記事を2つご紹介させていただきます。ぜひ、読んでみてください。

■オススメ記事①■
■オススメ記事②■